最先端のラグジュアリー客船「エクスプローラⅠ」
MSCグループから新たに誕生した最先端のラグジュアリー客船「エクスプローラⅠ」に乗船してきました
MSCグループが長年温めてきた「経験豊かな旅行者に対してOCEAN OF MIND(海とのつながり)を届けるための旅の提供」がブランドミッションとして掲げられた最高級ラグジュアリー客船「エクスプローラ・ジャーニー」。クルーズとは呼ばずジャーニーと表記するところにコンセプトが感じられます。
船内ではお食事、ほとんどのスペシャリティレストラン、アルコールを含む飲み物、チップ、港湾税などを含めたオールインクルーシブのサービスを提供。Wi-Fiは利用端末数を含めて無制限です。
スタイリッシュな船内には4か所のプール、全面ガラス張りのラウンジ、海を見ながらのアウトドアフィットネス、船室のテラス(バルコニーではなくテラス)にあるデイベットなど海を最大限に感じられるように配慮された客船をレポートします。
<シップデータ>
就航:2023年/総トン数:63,900トン/全長:248m/全幅:32m
乗客定員922名/乗組員数:735名/船籍:マルタ
スイート(客室)
【今回宿泊したスイート】
オーシャングランドテラススイート
28㎡の室内と11㎡のテラスを備えた広々したスイート。全室のテラスにはデイベッドもあり、ルームサービスや読書、昼寝など色々な過ごし方ををテラスで楽しむことが出来ます。
部屋にはウェルカムシャンパンがセッテイングされていました。また、ミニバーにはソフトドリンクとビールが用意されており、希望すればワイン、バーボン、ウィスキー、ジンなどをボトルで持ってきてくれるようです。
そして、MSCクルーズグループは環境保全に努めており船内ではペットボトルが廃止、船内や寄港地で使える水筒(これはお土産として持ち帰り可)とお水のボトルが船室に置かれております。お水は一日2回持ってきてくれます。
チェックイン
通常は大テーブルでのチェックインですが、エクスプローラ・ジャーニーは船会社の係員と1対1でチェックイン手続きを行います。特別感満載のチェックインです。
船室の設備
電源はクルーズカードを差し込みます。さすがにヨーロッパ仕様のためベッドはダブルが多いのですが、一部ツインの客室もありますので予約の際にご確認ください。バスルームはシャワーオンリーの客室がほとんどですが、シャワールームはかなり広く腰掛けることもできました。シャワーは可動式と上部に大型のフォレストシャワー(これはすごく気持ちが良かった)がありバスタブが無くてもゆっくりバスタイムを過ごすことが出来ました。驚いたのは洗面所が床暖房になっていて床が冷たいまま洗顔や歯磨きをすることなく助かりました。
電源はアメリカ、ヨーロッパ式に対応していますので、日本のものをそのまま使用できます。また、充電器が無くてもスマホを置くだけで自動的に充電をしてくれる便利な機能もありました。(スマホによってはご利用いただけません。)
ドライヤーがダイソン製でこれは女性陣から高評価を得ていました(残念ながら自分には必要ありませんが、、、)。客室には本格的なコーヒーメーカーもありましたが、使い方がわからず一度も使用しませんでした。
IN-SUITE DINING(ルームサービス)が24時間可能で食べ物、アルコールを含む飲み物は全て無料です。バスロブ、スリッパ、セーフティボックスはもちろんですが、双眼鏡も客室に置いてありました(残念ながら今回は一度も使用しませんでした)。
客室では映画も楽しむことが出来ますが、字幕は英語とヨーロッパの主要な言語のみの表記でした。
船内施設
レセプション
通常の客船とは異なり全て着席、対面での対応となります。寄港地観光(この客船ではジャーニーと呼びますが)デスクも同様に1対1の対面式です。
エクスプローラ・ラウンジ
270度のパノラマが展開するラウンジ。毎日16:00には、アフタヌーンティーをご用意します。また寄港地に関するレクチャーや夜はジャズ&ピアノバーとして楽しむことが出来ます。
ロビーバー
ロビーフロアに位置するエクスプローラⅠのメインバー。乗船時にはピアノの自動演奏、夕方のカクテルタイムにはピアニストによる本格的な演奏をお楽しみいただけます。
モルトウィスキーバー
世界的に有名なウィスキー産地を網羅した本格的なウィスキーバー。高級シガーバーも併設されていますが、ここでは葉巻のみを楽しむことが出来ます。
ショッピング
The Journeyと呼ばれるショッピングエリアには化粧品、服飾品などヨーロッパを中心としたブランドが取り揃っています。特筆すべきは世界初の洋上ブティック初となるロレックスの専門店やカルチェ、ピアジュ、パネライなどのブランド品ションピングを楽しむことが出来ます(円安のいまは見るだけでしたが・・・)。
クレマカフェ
今回一番お世話になったカフェ。朝のカプチーノ、夜のエスプレッソなど本格的なコーヒーとサンドイッチ、キッシュをはじめとする軽食を美味しくいただきました。
シェフズキッチン
定員12席の料理教室で今回はラビオリに挑戦しました。初めての体験でしたがフランス人シェフの協力のもと何とか形にすることが出来ました。味も自分が思っていたより美味しかったです。
The Spa
ここのサウナとハイドロセラピプールには何度もお世話になりました。シャーベット状の冷水を供給するアイスフォールなど最先端の設備を備えた本格的なスパです。
フィットネス
最先端のマシーンが並ぶ本格的なフィットネスセンター。インドアとアウトドアがあり海風を感じながら、目の前に迫る海に向かって身体を動かすアウトドアは解放感に溢れています。
残念ながら今回は寒い日が続いたのでインドアのみ体験しました。
カジノ
小さいながらカジノがありますが、プレーしている人はまばらでした。
ランドリー
無料の洗濯機と乾燥機があります。洗剤も用意されていますが、気になる方は日本からお持ちされることをお勧めします。
コンサバトリープール&バー
天井が開閉する全天候型のプールで、夜は映画館としても利用されます。おすすめはプールの脇の窓沿いに広がる温水インフィニティ・ジャグジープール。露天風呂のような感覚を味わえます。
アウターンプール&バー、ラウンジ
船尾にあるプールバー。インフィニティプールでは、航跡を間近に見ることが出来ます。また、昼食時には隣接するスペシャリティダイニング、サクラが提供する弁当BOXを楽しむことが出来ます。
アトールプール&バー
船尾上方にあるプール、バー。水上に突き出すようにプールを取り囲むディベットはおすすめポイントです。
ヘリオスプール&バー
船内唯一、大人専用の落ち着いたプール&バーです。
ダイニング
メッドヨットクラブ
自由席のレストランでヨーロッパ、北アフリカなどの地中海料理のレストラン。今回は最後の夕食で体験しましたが、味も見た目も素晴らしいレストランでした。昼、夜オープン。
フィル ルージュ
おしゃれなフレンチレストランですが、自由席制を採用しています。ディナーも利用しましたが、少し改まった雰囲気の中でのアラカルトメニューの朝食もおすすめです。
サクラ
和食を中心とするアジア料理を取り入れたスペシャリティダイニング。寿司をはじめ、焼き鳥、餃子まで洋食が続いた後にはうれしいメニューの数々。隣接したプールサイドでも楽しめる弁当ボックスランチなど和食が充実しています。無料ですが要予約
マーブル&Co.グリル
ビーフやシーフードを楽しめるステーキハウス。US、欧風のビーフだけではなく和牛も用意されています。無料、要予約、ディナーのみ営業。
エンポリウムマーケットプレース
ブッフスタイルのオープンキチン。ブッフエといっても自分で取るのではなく全てスタッフがサーブしてくれます。ロブスター、ステーキなどはオーダーするとその場で調理してくれるのでブッフエであることを忘れてしまいます。
ランチやディナーでは常設の寿司コーナーがあり新鮮なお寿司や刺身を楽しめます。朝、昼、夜に営業
アンソロジー
船内で唯一の有料レストラン。ミシュランの星を獲得した有名レストランのゲストシェフが数か月置きに交代しながら特別なメニューを監修しています。メニューはシグネチャーを含むお任せコース。落ち着いた雰囲気のなかで美味しい料理をいただきました。
料金はおひとり様190ユーロ、ワイン・ペアリングの追加は75ユーロですが、それに見合う内容でした。
まとめ
2024年4月12日~4月18日 ロサンゼルスからバンクーバーまでエクスプローラⅠに乗船しました。MSCクルーズの最高級ブランドであること以外はあまり情報がない中での乗船でしたが、ラグジュアリ客船を超越した究極のラグジュアリー客船ではないかと感じました。その理由はたくさんあるのですが、一番はスタッフの素晴らしさです。どこで会っても笑顔で挨拶をしてくれますし、お願いしたことを嫌な顔をせずやってくれます。また、困った素振りをしていると必ずと言っていいほど声を掛けてくれます。
食事に関しても食材を生かした方法で料理を提供しているのでどの料理も美味しくいただくことが出来ました。日本では知名度が高い客船会社ではありませんが、2024年にはエクスプローラⅡ、その後はほぼ一年ごとに新造船を就航させ、2028年までには6隻体制となります。
現在の客船会社の多くは米国資本となっていますが、ヨーロッパの雰囲気を味わうことが出来るスタイリッシュな豪華客船「エクスプローラ・ジャーニー」に一度ご乗船ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。小泉 エクスプローラI ツアー一覧はこちら
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クルーズマスター
小泉 芳弘
koizumi
約30年に亘り、商品企画から販売までクルーズ全般に携わる。2007年にはクルーズのプロの証と言える「クルーズ・マスター」に認定。クルーズ乗船歴は、世界最高峰の名船『ロイヤル・バイキング・サン』からカジュアル客船まで約300回を超える。
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