【スタッフ乗船レポート】クイーン・エリザベス 2025年4月16日 横浜~釜山 5泊6日《後編》
クイーン・エリザベス 「クルーズ」「豪華客船」と聞いてまず「クイーン・エリザベス」の名前を思い浮かべる人は少なくないでしょう。英国女王の名を冠した、世界一有名な客船としてその存在を知られています。
就航:2010年/総トン数:90,900t/全長:294m
最大幅: 32.25m/乗客定員:2,081人/巡航速度:21.7ノット
©CUNARD LINE
3日目(4月18日) 広島寄港 船会社主催ツアーに参加
朝はデッキ2(B階段)にあるカフェ・カリンシアで朝食。カフェ・カリンシアは無料で軽食の提供があり、飲み物は有料となっています。朝は焼き立てベーカリーを食べることができます。
甘いパンばかりでしたので、クロワッサンにしました。有名だと聞いたのでホットココアもオーダーしました。ホットココアはポットで提供され、一人では十分すぎる量で、こちらも甘くておいしいです。しかし更に甘くしたい場合は、マシュマロとチョコレートフレークも添えてあります。
ちなみに焼き立てベーカリーとありましたが、クロワッサンは冷たかったです。笑
ここでのホットココアは有料ですが、ルームサービスでは無料で頼むことができます。
カフェ・カリンシアでは、船内で唯一illyコーヒーの提供がある場所です。ランチタイムには、別の軽食メニューがあります。
ちなみに、どのレストランも朝食開始時間が7時頃で少し遅い印象です。午前早く下船できる場合は、少しバタバタになるのかなと感じました。
さて、今日は広島の寄港です。船会社主催のツアーに参加してみます。
日本語のツアーは設定が少ない印象でした。日本人の乗客で日本の寄港地であれば、個人で観光する方が多いのが理由だと思います。参加したツアーは30名の参加者でした。
マイキュナードで事前に寄港地ツアーの予約をしていたので、乗船した日にツアーチケットが封筒で部屋に届きました。ツアー前日にお部屋に来る船内新聞で、ツアー当日の集合場所をチェックしておきます。
下船する際は日本国内であってもパスポート原本を持参するように案内があります。
わたしが参加するツアーは「宮島と広島(平和記念資料館)」のコースだったので、クイーンズ・ルームに集合。
集合時間の20分前に着きましたが、すでに受け付けに並んで手続きが始まっていました。
受け付けでチケットを渡すと、日本人スタッフの方が来て説明をしてくださいました。
さて、下船です。先ほどの受付を済ませ、クイーンズ・ルームで待っていると、ツアー参加者用の下船アナウンスが入ります。それに従って下船口に進み、クルーズIDカードを読み取り機にかざし下船完了です。
下船すると、バスツアーの標識があるのでそれに従って進みます。
さっそくバスに乗車し出発です。広島の原爆ドームと平和の記念碑をみて、平和記念資料館を1時間見学、そのあと宮島にフェリーで行き厳島神社を拝観(入場チケット込)、宮島では1時間半ほど自由時間を過ごし帰船でした。満喫コースだったので忙しい一日となりました。
ランチは含まれていないコースだったので、駅前のお店で名物のアナゴめしと生ガキを食しました。 アナゴめしに生卵をかけるのは初体験で、生ガキも美味しくいただけました!
時間になりましたので乗船し、一旦お部屋に戻ります。乗船する時もクルーズIDカードのスキャンが必要です。日本人の場合は、パスポート原本の提示はありませんでした。 とうとう広島を出航の時が来ました。
出航前には演奏隊が演奏をして見送ってくれます。出航すると演奏が終わるのですが、港にきていた人達はバイバイと手を振って見送ってくださいました。これは毎回感動もので涙が出そうになります。
そして感動に浸りながら、バルコニーからの夕日。
バルコニー客室ですと、プライベートな空間なので、感動でウルっとしても誰にも見られないので安心ですね。
今日はツアーに参加し、たくさん歩いたのであとはゆっくりしたいと思います。
クルーズ船内ではたくさんイベントがありますが、イベントに参加しなくても自分のペースでくつろげるのが最大のポイントです。
今夜はカジュアルに、デッキ2(A階段)にあるゴールデン・ライオンで夕飯にしてみたいと思います。
ゴールデン・ライオンは、イギリスのパブをイメージしているバーです。無料と有料の軽食の提供があり、ドリンクは有料です。無料の軽食が目当てであってもドリンクもオーダーするのがスマートです。
フィッシュ&チップスは温かくおいしかったのですが、やはりお酒が飲みたくなります。
ゴールデン・ライオンだけで飲めるというキュナードラインのオリジナルクラフビールの3種飲み比べをオーダー。これは8ドルほどだったので、とってもお得に楽しめました。
(飲み比べをオーダーすることができるのはゴールデン・ライオンのみ)
飲み物と食べ物と楽しんでいると、演奏が始まります。
船内新聞をチェックしいませんでしたが、ゴールデン・ライオンでニューオリンズジャズの演奏が始まったようです。先ほどから人が集まってきているなぁと思っていましたが、計画していなかった分ラッキーであります。 しかも目の前で楽しむことができました。
4日目(4月19日) クルージング 船内を満喫
本日は2回目の終日クルーズの日です。この日は食べてばかりの日です。
朝食はデッキ9(A/B階段)のパビリオン・プール付近にあるパビリオン・ウェルネスカフェにしました。
2024年新造船クイーン・アンから導入した身体に優しい食材を使った健康志向の食事を提供するカフェです。提供食事は無料で頼めます。セルフサービスですが、レモン水も無料で飲むことができました。
私は手前の枝豆のポーチドエッグを頼みました。味はしっかりしており、美味しかったです。
食後、パビリオン・プールで泳いでみました。朝8:00頃は貸し切り状態です。プールサイドにはお水もあります。
パビリオン・プールは浅いエリアと深いエリアがあり、深いエリアでも157cm身長の私の首下あたりの水位でした。ここでは昼頃になると、子供たちが楽しく遊んでいました。
体感的にはプールはさほど冷たくなかった印象です。ジャグジーは温水なので、ジャグジー後にプールに入ると冷たく感じます。クイーン・エリザベスには大浴場はありませんが、温かいお湯につかりたい場合はジャグジーもお勧めです。
同じデッキの後方にあるリド・プールは水位が高く2mほどだそうですので、泳ぎに自信がある方は、リド・プールをお試しください。
9:00頃になってくると食事を終えた乗客がプールエリエリアのお散歩を始めました。
貸し切り状態でのプールは早朝がお勧めです。
プールで遊んで疲れ、先ほどの朝食が少し物足りなかったので、リド・レストランで再度の朝食を。
和食があったので納豆定食にしてみました。日本発着だけでの提供です。海外発着は刺身やスシが定番メニューであるそうです。
実は一昨日の終日航海の日に「船内場所探しの冒険」というイベントに参加しました。
船内のどこかにある場所の写真がリストになっておりそれがどこにあるかを探すゲームです。場所だけでなく、その場所に自分がいる証拠の写真も必要です。そして48時間以内に探さないといけなく、本日夕方17:00に答え合わせとなります。
一昨日と昨日でほとんど見つけることが出来ましたが、なかなか見つからない場所もあり、難しい!
やはり見つからない場所があるので、いったん諦め、PORT SHOPでクマのぬいぐるみを購入。
クマのぬいぐるみはいくつも種類があり、キュナードラインのロゴにするか、クイーン・エリザベスのロゴにするかずっと悩んでいました。ショップ内で日本人の乗客の方と少し会話して「こういうのは目が合った子を選ぶと良いよ」とアドバイスをもらい、たくさんのクマたちの中からクイーン・エリザベスのロゴが入った紺のセーターを着たクマに決めました。
船内の乗客同士で気軽にお話しができるのもクルーズ客船ならではの楽しい出来事です。
さて、またもや食事です。 本日のランチは、待ちに待った有料レストラン「ステーキ・ハウス・アット・ザ・ベランダ」です。
予約制のレストランなので、念のためマイキュナードで事前に予約をしました。マイキュナードから予約をすると乗船後の予約よりも10%ほどお値打ちだそうです。マイキュナードでの事前予約のランチは31.5米ドル、乗船後の予約で35米ドルのカバーチャージでした。
すでにカバーチャージを支払っているので、メニュー表から好きなものを選択することができます。(メイン以外は、いくつでもオーダーが可能)
追加で有料のものをオーダーすることも可能です。事前にクラウチャウダーがお勧めと聞いていたので、頼んでみました。具沢山でクラムチャウダーだけでお腹いっぱいになりました。その他も優雅に美味しくいただけました。
レストランは予約なしでも可能ですが、予約されている方が優先なので、待つ可能性が十分にあります。 夜はとくに雰囲気があり、お祝いの時などに使われるお客様も多いようです。
食後に、デッキ1になるボヤージ・セールス・オフィスに足を運んでみました。
残念ながら予約制だそうで、オフィスは見ることは出来ませんでした。こちらは次回のクルーズを予約できる場所で、予約するとオンボード・クレジット(船内で使えるお小遣い)がつくなどかなりお得な特典があります。クイーン・エリザベスを率いるキュナードラインは、しばらくの間日本に来ることはありませんが、世界各地で運航しているので、フライ&クルーズでは日本発着とは一味違ったクルーズを楽しめるはずです。
次にクイーンズ・ルームで行われているクラシックコンサートへ。船内ではいたるところで生演奏を近くで聞くことができます。贅沢な一時です。
素敵な音色に浸っていたら、演奏も終わり15:00のアフタヌーンティーの時間に。
終日航海の日のアフタヌーンティーは混むと聞いていたので早めに着席していることになりラッキーです。 15:00になる少し前にお給仕さんたちが列を作り、配膳スタートです。
アフタヌーンティーで出てくるオリジナルレシピの名物スコーンは、ジャムとバターをたっぷりと付けて食べるのがお勧めだそうです。
ダンスホールで乗客の方たちの社交ダンスが始まりました。
ランチを食べたばかりなので、アフタヌーンティーでの軽食は控えめになってしまいましたが、雰囲気を楽しむことができ大満足です。
リド・レストランやルームサービス、カフェ・カリンシアでも同じスコーンと同じ時間帯に食べることが出来ますが、クイーンズ・ルームでのアフタヌーンティーは雰囲気も相まって更においしく感じます。
アフタヌーンティー後は、夕方17:00頃に答え合わせがあるので「船内場所探しの冒険」の場所を根気よく探し、何とか見つけてから部屋に戻りました。もうへとへとです。 今夜はガラ・イブニングがあるので、17:30からの正装の支度をします。
「船内場所探しの冒険」の答え合わせの前に、デッキ10・船首にあるバーラウンジ「コモドア・クラブ」へ。 改装に伴い、絨毯が一新されポップな雰囲気になったとのことですが、まだまだ落ち着いた雰囲気があります。 ここでは、7人のコモドアー(提督)にちなんだマティーニを楽しむことができます。
こちらでもピアノの演奏があり、進んでいく航路を眺めながら優雅なひと時を楽しむことができました。
港に入港する際や狭い航路を通るときには迫力があるのではないでしょうか。
「船内場所探しの冒険」の答え合わせのために、デッキ9(B階段)のガーデン・ラウンジへ。
リド・レストランからパビリオン・プールに行く途中にあるラウンジです。
天井がガラス張りになっており、明るい雰囲気です。こちらも改装に伴いソファーが新しくなりました。
「船内場所探しの冒険」の答え合わせは、全問正解でした。
さて、今夜はマスカレード・ガラ・イブニングです。マスカレードは仮面舞踏会の意味で、顔に仮面をつけて楽しみましょうというテーマナイトです。
わたしは仮面を付けませんでしたが、船内のショップでも20ドル程で販売があるようです。テーマに沿った装いをするとガラ・イブニングも更に楽しめること間違いなしです。もちろん、義務ではないので付けなくても良いのです。
本日は、大きいテーブルでのお食事です。
メイン・ダイニングでの夕食をオープン・ダイニングにしていると、毎晩別のテーブルでお食事ができるのが良いところです。例えば2名で来ている方は、2名のテーブルにしてみたり、相席にしてみたりとその日の気分にあわせたチョイスが可能です。個人的には今回アサインされたオープン・ダイニングが気に入りました。
日中ずっと食べていたので、前菜は頼みませんでした。食べるものや量を自分で調整できるのも良いところです。
本日はマスカレードということで、食後にクイーンズ・ルームをのぞいてみます。
皆さん華やかな装いで社交ダンスを楽しんでおられました。途中、社交ダンスのインストラクターがペアで躍るイベントもありました。
この日だけでなく、クイーンズ・ルームは毎晩社交ダンスのダンスホールとなっており、見ているだけで楽しめます。
先ほどのクイーンズ・ルームでオーダーしたお酒を持ってロイヤル・コート・シアターへ向かいます。本日も「ハリウット・ナイト」という、歌って踊るショーがあります。知っている洋楽もあり、とても満足のいくショーとなりました。
ショーも終わり、お部屋に戻ろうとグランドロビーを通ると少し人だかりが。何かと近づくとイースター(復活祭)の飾りがありました。
5日目(4月20日) 長崎寄港(松が枝国際ターミナル) 自由散策
朝、6:00 長崎港。今日も日の出に間に合わなかったので、またパジャマのままお部屋のベランダから長崎港が近づいてくるのを見ていました。長崎は日本で最も島が多いところです。入港前なのに、陸が近くてワクワクします。6:30頃に着岸しました。
今日は、ブリタニア・レストランで朝食を食べてみます。窓際のテーブルに案内してくれました。
メニューになかったのですが、口頭でチキンのBENTO(和食)があるとのことだったのでオーダー。
オーダーしてから配膳されるまでに20分以上かかったので、船が寄港し下船予定がある日は、リド・レストランでビュッフェ食事の方が焦らずに食べることができるのでお勧めです。
食後にお部屋に戻る途中、クイーンズ・ルームを通りかかると、礼拝が行われていました。船内新聞をみると、プロテスタントの礼拝とカトリックのミサがそれぞれ行われていました。
これ以外にもクルーズ中、船内では「クリスチャンの集い」、「おひとり様の集い」、「退役の集い」等が行われていました。
本日は長崎で下船し、自由行動にしました。
7:00頃に下船可能なアナウンスがありました。この日の下船口は2か所(デッキA、デッキ1)。その日の乗下船口は朝の放送で流れます。
長崎港は長崎市内に位置し市街地と観光エリアに近い港です。
観光の下調べをあまりしてこなかったのですが、温泉に入りたいなぁ、新幹線で行けば嬉野温泉は行けるかな?と思いながら下船。松が枝国際ターミナルの第2ターミナルを通ります。
第2ターミナルはCIQ専門ターミナルで入出国審査が可能です。帰船する際に再度通過します。
長崎市内の地図が欲しかったのでターミナルビルの方に行ってみると、クルーズ乗客の為に観光案内のデスクが出ていました。案内の方に相談し、嬉野温泉は無理とのことで、最近できた市内の温泉施設と近場で観光ができる箇所を教えていただきました。親切な対応にとても感動しました。
ターミナルからバスで約10分の場所にある昨年できた市内の温泉施設に来ました。朝早かったからか館内は空いており、ゆったり入浴することができ大満足です。
そのあと、徒歩で日本二十六聖人殉教地へ。小高い丘にある殉教地から長崎にある歴史を垣間見ることができます。
お腹がすいてきたので、まだ11時ですがお昼ご飯を食べようと思います。やはり徒歩でJR長崎駅に向かいます。長崎駅には大きいショッピング施設がいくつか併設されています。
食後は駅併設のお土産屋さんで大量にお土産を購入。お土産を買う時は楽しくてたくさん買いがちですが、重くかさばるので持ち帰るのが大変です。特にクルーズ旅行の時はもともとの荷物も多いので、寄港地で購入した際は購入したお土産屋さんで自宅への配送をお願いするととても楽です。また、日本国内の寄港地でお酒を購入すると船内には持ち込むことができないことがあるので、購入したお酒は自宅へ直接お送りすることをお勧めします。
さて、次は路面電車に乗って出島に行きます。
出島は1636年に築造され218年間にわたり日本で唯一西欧に開かれた場所として役割を果たしてきました。施設内では当時の出島での生活などを観覧することが出来ます。
次は徒歩で新地中華街に向かいます。横浜、神戸と並ぶ日本三大中華街です。
中華街の入り口付近で「ちりんちりんアイス」を発見しました。長崎の街角で見かけることができる「ちりんちりんアイス」は昭和から地元の人たちに愛され続けている夏の風物詩だそうです。
中華街はコンパクトながらも食べ歩きも楽しめました。
最終帰船時間は16:30。出国手続きもあるのでブラブラしながら早めに船に向かいます。
市内からターミナルが近いので、ターミナルに近づくと船が近づいてきます。
長崎では下船しない場合も12:00~16:00の間にターミナルで出国審査を受ける必要があります。出国審査を受けた後は長崎で外出することはできません。
長崎で下船する場合もやはり12:00~16:00の間に出国手続きをします。下船しない方は下船する方と被らないように時間ギリギリではなく余裕をもって12:00に出国手続きを済ませるとスムーズです。
明日の釜山で下船するので、荷造りのため早めに部屋に戻りました。
お部屋からクイーン・エリザベスに戻る乗客の列が見えます。バルコニー付きは本当に素晴らしく、特に今回 の左舷はあたりでした。
長崎でも音楽隊(学生さん)が見送りの演奏をしてくれました。
長崎は船の造船所があります。
さて、部屋に戻り荷造りをしていましたが、船内でランドリーを見ていないと思いランドリー室を探します。
各客室フロアに2つずつありますが、個人的に見つけづらかったです。
クイーン・エリザベスのランドリーは無料で使えますが、24時間営業ではない(営業時間は7:30~21:00)ので順番待ちをしていることも多いようです。
今夜はリド・レストラン内にあるテーマレストランで食事です。
テーマレストランは夕食18:00~21:00でアジア料理の「バンブー」、イタリア料理の「ラ・ピアッツア」、インド料理の「コリアンダー」を日によって楽しむことができる有料レストランです。カバーチャージは1名につき35ドルで、事前予約をお勧めします。
今日のテーマは、コリアンダー(インド料理)。
カレーがとってもおいしかったです。ピンクのソースは予想外のヨーグルト味でこれも美味しかったです。
クルーズ最後の夜に大勢の方とテーブルを囲んで美味しくて不思議な異国の味を堪能し、楽しいひと時となりました。
食後は、再びロイヤル・コート・シアターでナイトショーです。今夜は、夫婦で空中アクロバットを繰り広げる「デュオ・カンテサンス」のショーです。息を飲むパフォーマンスは拍手喝采でした!
お部屋に戻る途中、日本人スタッフの方とすれ違いました。船の揺れに関しての話になり、普段は車酔いをするが今のところ船酔いはないとお話ししたところ、長崎から釜山の航路は揺れるので船酔いが心配であれば酔い止めをお勧めするとアドバイスを下さいました。親切な案内に感動してしまいました。
お部屋に戻ると船内新聞。イースターなのでいつもと違う卵型のチョコです。
さて、明日はいよいよ下船日です。
6日目(4月21日) 釜山港(国際旅客ターミナル バース1)下船~釜山から日本へ帰国~
本日は下船日。朝9:30には下船を完了している必要があります。
昨夜は日本人スタッフの方のアドバイスに従い、酔い止めの薬を飲んで床に就きました。やはり今までの航路よりも船が揺れたので、アドバイスをしていただいて本当に良かったです。
朝6:00過ぎ、やはり今日も6:00前の日の出は見られずに目覚め、もう釜山がすぐそこに近づいています。
入港時間が7:00だったので、急いで全体を見渡せそうなデッキ10へ行きます。
同じ時間帯に撮影しているのに方面で空の様子が異なります。朝の時間帯はデッキ9・10エリアも人が少なく貸し切り状態です。そして無事、入港です。
朝食は再びパビリオン・ウェルネスカフェへ。前回美味しかったので、それ以外をオーダーしてみました。
飲み物はリド・レストランのドリンクバーから持ってきます。
そうこうしているうちに下船の時間が近づいてきました。
乗船中はマイボヤージで船内会計を見ることが出来ますが、下船してしまうと船内WIFIが使えなくなる関係でマイボヤージを見ることができません。万が一のために、下船日に明細が自分の手元に届いていることと請求内容に相違がないか必ず確認するようにしましょう。
下船後に船内会計の明細を取り寄せる場合時間がかかりますし、請求の不備を訂正してもらうのも更に時間を要しますのでご注意ください。
さて、下船の時間になりました。
グランドロビーにあるクイーン・エリザベスの絵の進行方向がクイーン・エリザベス本船の進行方向になっています。
無事下船です。後ろ髪惹かれる思いでしたが、下船時にバタバタしてしまい、最後のクイーン・エリザベスの写真を撮ることができませんでした。今度は家族と乗船したい思うほどとても楽しい時間を過ごすことができました。
下船、入国審査と荷物チェックを済ませ釜山の国際旅客ターミナルに到着です。
ターミナルには両替機(外貨からウォンのみ)があります。この両替機は、日本語対応で駅や観光地にもありました。ターミナルの駐車場にBNK(釜山銀行)の出張両替車(外貨⇔ウォンの両方)が来ていました。
ターミナルの駐車場には現地のタクシー運転手がいましたが、タクシー乗り場がないので、タクシーが足りない場合は近くの釜山駅のタクシー乗り場でタクシーを捕まえることが出来ます。釜山駅にはタクシー以外にも地下鉄、バス、高速鉄道もあります。
釜山では、金海国際空港を16:00発の飛行機で帰国予定なので、限られた滞在となります。
釜山にはクルーズ船が入港できる港が2つあります。
今回クイーンズエリザベスが入港した港は、釜山駅近くに位置し定期フェリーの乗り入れもある「国際旅客ターミナル」、もうひとつは影島というエリアにある「釜山国際クルーズターミナル」です。
海から「国際旅客ターミナル」へ向かう途中で橋があり、橋の下を通れない大型船や、「国際旅客ターミナル」の着岸に空きがない場合などに「釜山国際クルーズターミナル」(影島)に着岸することが多いそうです。
ということで、影島にある「釜山国際クルーズターミナル」へ。
本日、釜山国際クルーズターミナルに入港しているクルーズ客船はありませんでした。
ターミナルの近くには海洋博物館と海洋大学があります。
釜山国際クルーズターミナルへのアクセスは車のみとのことでした。路線バスもあるようですが、ローカル向けなので観光客にはハードルが高いそうです。
このターミナルには、タクシー乗り場があるので、観光の際はタクシーか船会社で設定があればシャトルバスの利用がお勧めです。
この日の釜山は天気が良かったのですが、黄砂の影響か空気が霞んでいるように感じました。
韓国は車社会のため、通勤ラッシュなどにハマるとなかなか車が動かず時間がかかるのがネックです。
次は、最近有名な観光地の甘川文化村へ向かいます。
甘川文化村は韓国のマチュピチュと言われているそうで、いわゆる映えることで有名な観光地です。
朝鮮戦争の北朝鮮からの避難民がこのエリアに移り住み、簡素な家を建てたそうです。その後スラム街と化してしまっていたところ、2009年に集落の景観が芸術家たちの目に留まり街おこしプロジェクトが実施されました。
それが大成功し、今は海外のお客様がたくさん来る名所となっているそうです。
入り口付近は、原宿を彷彿とさせます。トイレも両替機(ターミナルにあったものと同一)もあり、安心です。
エリア内はアートがたくさん。某アイドルの壁画や、星の王子さまのオブジェがあり、そこで写真を撮るために並んでいる若者が多くいました。
村の中は急な階段なので、無理に裏道に入らないことをお勧めします。食べ歩きもできるお店やカフェもありますが、坂道も意外にきついので歩くのに自信がある方は是非訪れてみてはいかがでしょうか。
さて、お腹がすいてきたのでランチです。
ロッテホテル釜山のすぐ近く、サムギョプサルが食べられるマッチャンドゥル・ワンソグムグイ西面店へ。
お店の人がお肉を全部焼いてくれます。とても美味しくいただきました。
時間が迫って来たので空港へ向かいます。
下船した「国際旅客ターミナル」から金海国際空港まで車で約40分。渋滞があると約60分かかります。
地下鉄の場合、釜山駅から空港駅まで約50分ですが、2回乗り換えがあります。
無事、空港につきました!
大韓航空で日本に帰ります。
事前にメールできていたオンラインチェックインができなかったので、空港でチェックインを済ませます。セルフチェックインですが、空港スタッフが手伝ってくれてこちらも無事完了しました。
受託手荷物も預け、出国審査もスムーズに終わりました。空港スタッフはみなさん韓国人ですが、日本語も通じました。
定刻通りに離陸し、定刻前に日本に着陸到着しました。
今回は5泊6日と短い旅となりましたが、初めてのクイーン・エリザベスで濃厚なクルーズ旅行を存分に味わうことが出来ました。また、クルーズ旅行の身軽に寄港地で観光でき、船内も楽しめる醍醐味を再確認できました。
クイーン・エリザベスの日本発着の終了が惜しまれますが、海外発着でまた違う表情のクイーン・エリザベスに会いに行きたいです。
ありがとうございました。
前編と後編に分けてお送りしています。
前編はこちらから
最後までご覧いただき、ありがとうございました。今井 クイーン・エリザベスのクルーズツアーはこちら
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