オーシャニア ビスタスタッフ乗船記 ~ロサンゼルス発着 ショーケースクルーズ~
プレミアム客船「オーシャニア ビスタ」
ロサンゼルス発着 ショーケースクルーズ スタッフ乗船レポート
(2023年10月30日(月)~11月4日(土))
◆オーシャニア ビスタ乗船ブログ◆
2023年4月に就航したオーシャニア・クルーズの新造船オーシャニア・ビスタがヨーロッパクルーズを終えて北米に配船されたタイミングで世界中の旅行会社、メディアスタッフを対象としたショーケースクルーズが実施されましたのでその様子をレポートします。
オーシャニア ビスタ 2023年に就航した新造船は「ビスタ」(景色、展望の意味)と名付けられ「旅の新時代の幕開けを映し出す」という意味がこめられている。ゲスト3名にスタッフ2名が当たるパーソナライズ・サービスをはじめ、ダイニングや船上体験にもブランド初の試みを取り入れている。
建造:2023年 / 総トン数:67000トン / 全長:241メートル / 全幅:32メートル / 定員:1200名 / 乗組員:800名 / 運航速度:20ノット / 船籍:マーシャル諸島
©Oceania Cruise
2023年10月30日(月)
成田17:10発 ロサンゼルス10:50着 日本航空62便
ロサンゼルス到着後は無料シャトルバス(運転間隔は3分から5分)でLAX-itへ移動。この場所に行かなければタクシー、UBERに乗ることは出来ません。空港の拡大工事のため、4年ほど前から行われているようです。以前は到着ロビーの外からタクシーに乗車することが出来たのですが現在は不可能です。
タクシーで本日から2泊お世話になるFairmonto Century Plazaホテルへ。通常、チェックインは15:00からですが、12:30にチェックインすることが出来ました。
そのまま昼寝をすると完全に時差ボケになってしまいますので、徒歩10分ぐらい所にあるウエストフィールド・センチュリー・シティに行ってみました。ここはロサンゼルスのセレブが訪れる素敵なショッピングセンターでした。
夕食はベニスビーチで話題のレストランCHARCOALで米国ならではのステーキとシーフードを堪能しました。
夕食後、部屋に戻りましたらオーシャニア・クルーズからウエルカムケーキが部屋入れされていました。
2023年10月31日(火)
ホテル内のLumiere Brasserieレストランで朝食。このレストランはビュッフエ形式ではなく注文制でした。レストランおすすめのアボガドトーストが絶品でした。
本日はGoCity All-Inclusive One-Day Passを利用してロサンゼルスの視察へ。このパスはロサンゼルスの主な観光地や市内を周遊するホップオン、ホップオフバスの乗車券や人気の施設の入場料が無料になるパスです。
今回はハリウッド発着のポップオン、ポップオフバスでロサンゼルスの主な観光地をひと巡りしました。
18:30からホテルのボールルームでオーシャニア・ビスタのショーケースを祝してウエルカムレセプションが行われました。レセプション会場では世界中の旅行会社スタッフ、オシャニア・クルーズの担当者と楽しいひと時を過ごしました。
2023年11月1日(水)
本日はいよいよオーシャニア・ビスタに乗船。11:00にホテルを出発して専用車でロサンゼルス・サンペトロ港のワールドクルーズバースへ向かいます。
約1時間で到着し、2階のチャックインカウンターへ向かいました。プリチェックインも済ませていたので、パスポートの提示だけで受付は終了ですが、米国ESTAについては現物を見せるように言われました。
スマホに写メしたものを提示しましたが、実際の米国ESTAをコピーして持参した方が良いかもしれません。
チェックインカウンタ-から乗船口に向かう途中で遭遇したオーシャニア・ビスタの美しい船体に感動しました。
乗船口で多くの乗組員から乗船を歓迎する言葉をかけてもらいながら乗船、そのまま自分の船室へ向かいます。
今回の船室は10050室、カテゴリーとしてはペントハウススイートをご用意していただきました。2泊と短い日程ですが、オーシャニア・ビスタの素晴らしさを体験したいと思います。
オーシャニア・ビスタの船室は、一部の客室を除いて日本のお客様が好むバスタブは設置されていませんが大きな独立シャワーは快適でした。
それではオーシャニア・ビスタの船内をご案内します
船内にはザ・グランドダイニングと呼ばれるメインダイニング、ブッフエレストランのテラスカフェをはじめ、主に夕食時に利用できるスペシャリティレスレストランが4つあります。またスペシャリティレストランは予約が必要ですが追加代金は一切必要ありません。
それでは、それぞれのレストランについて説明いたします。
ザ・グランド・ダイニング・ルーム
朝、昼、夜にオープンしているメインダイニングルーム。フルコース、フルチョイスはもちろんのことプレミアム客船でありながら、ラグジュアリー船同様のフリーシーテイング制を導入していますので、お好きな時間にお好きな方とお食事を楽しむことが出来ます。昼、夕食時はアルコールを含むドリンクが提供されます。スパークリングワインをオーダーしましたが、当たり前のように持ってきてくれました。
テラスカフェ
朝、昼、夜にオープンしているブッフエレストラン。ブッフェの常識を覆すシステムで、料理をレストランスタッフが取り分けてくれます。
また、夜は寿司などの日本食のありますので洋食に飽きた時はうれしいサービスです。そしてステーキ、ロブスターなども目の前で焼いてくれます。ロブスターを注文したら、いくつ欲しいのと聞かれました。もちろん一つしか頼みませんでしたが、外国の方は何個食べるんでしょう。
もちろん昼、夜はアルコールを含むに飲み物が提供されます。
ポログリル(予約制)
夕食時にオープンしているステーキハウス。初日の夕食はこちらのレストランでいただきました。ステーキはもちろんロブスターなども大人気だそうです。
前菜としてオーダーしたカキのグリルやエスカルゴは大変おいしかったです。
トスカーナ(予約制)
夕食時にオープンするイタリアンレストラン。今回は食事をすることができませんでしたが、食事をした人によるとパスタ、前菜、ステーキなど、どれも本場のイタリアと遜色のない料理を食べることが出来たとのことです。
レッドジンジャー(予約制)
夕食時にオープンするアジアンテイストのレストラン。鉄板焼きをはじめアジア各地の料理を楽しむことが出来ます。日本酒や日本のビールも用意されているようです。
残念ながら今回は食事をすることが出来ませんでした。スペシャリティレストランの中で一番予約が取れにくいレストランと言われています。
アクアマーレキッチン(予約制)
ヘルシー志向で、体にやさしい食事を楽しむことが出来るレストランです。朝、昼のみオープン。
食事の際の飲み物はアルコール飲料は用意してないなど徹底的にヘルシーを貫いています。ランチで食べたツナバーガーは美味しかったです。
ウェイブスグリル
ハンバーガー、ホットドックをその場で作ってくれるレストランです。夜はピッツエリアとしてオープンします。今回は2泊だったため食べることが出来ませんでしたが、人気のグリルです。
エンバー(予約制)
オーシャニア・クルーズではビスタにしか設置されていないレストラン。アメリカンクラッシックな料理をお楽しみいただけます。
レストラン以外のアクティビテをご紹介します
ビスタラウンジ
毎晩、プロダクションショーや音楽などをお楽しみいただけます。
今回はプロダクショーを鑑賞しました。
アーティストロフト
アーティストたちが常駐して、油絵、スケッチ制作などのクラスも開催されます。
ホライズンラウンジ
14階にある居心地の良いラウンジ。出入港風景を眺めたり、生演奏を聴きながらワイン、スコッチウイスキー、シャンパンなどをお楽しみください。
カリナリーセンター
調理器具が揃ったキッチンで、最新の調理技術を学びながら、本格的な料理を学ぶことが出来ます。
バリスタ
本格的なコーヒーや簡単な前菜、クッキーなどが楽しめるコーヒーショップ。
ベーカリー
焼きたてのベーカリーをその場で提供してくれる人気のスポットです。
アクアリュームスパ
最新のトリートメント、フィットネスセンター、タラソテラピィプールやジャグジーを完備。プライベートスパテラス、サウナ、リラクゼーションルームなどもあります。
マティーニバー
マティーニを中心にアルコールを提供するバー。種類豊富なマティーニを楽しむことが出来ます。
スモーキングラウンジ
船内の室内で唯一喫煙できるラウンジ。室外にも一か所、プールサイドに喫煙エリアがあります。
コンシェルジュラウンジ
コンシェルジュクラス以上の宿泊者が利用できる専用ラウンジ。
エグゼクティブラウンジ
ペントハウス以上の宿泊者が利用できる専用ラウンジ。
ビスタの船室についてご紹介します
ビスタは一部の船室を除いてバスタブが無く、広々した独立シャワーブースとなります。
オーナーズスイート
230㎡~。ビスタで最も広い船室です。ゆったりとしたリビングルーム、キングサイズベッド、室内、室外にあるジャグジー、専用のバーなどが備え付けられています。
ビスタスイート
134~170㎡。人気の客室。キングサイズベッド、ゲスト用のセカンドバスルーム、ジャグジーが備え付けられています。
オーシャンスイート
90~110㎡。贅沢でスタイリッシュな客室。リビングルーム、ダイニングルーム、キングサイズベッド、開放的なプライベートバルコニー等が備え付けられています。
ペントハウススイート
40㎡。その快適さと美しさにおいて世界的な5つ星ホテルと比べても遜色がありません。ダイニングテーブル、シーティングエリア、ウオークインクロゼット、プライベートベランダを配置しています。使い勝手の良い独立ブースのシャワーが特徴です。
コンシェルジュクラスのベランダステートルーム
27㎡~。プライベートベランダ、豪華なシーティングエリア、快適な独立シャワーブースが備え付けられています。専属のコンシェルジュが付き、プライベートコンシェルジュラウンジも利用できます。
コンシェルジュクラスのベランダステートルーム・シングルルーム
貴重なコンシュルジュクラスベランダのシングル用客室。プライベートベランダ、豪華なシーティングエリア、快適な独立シャワーブースが備え付けられています。専属のコンシェルジュが付き、発売と同時に売り切れてしまします。
フレンチバルコニー
約22㎡。開け閉めが可能な窓が付いていますが、シーティングスペースがない外に出ることはできないタイプの客室。現在はビスタのみに設置されています。
その他の船内施設についてご紹介します
レセプション
ホテルのフォロント。24時間オープンしています。
ディスティネーションサービス
寄港地観光の予約、相談、下船時の港から空港、ホテルまでの送迎等の相談窓口となります。
ショップ
世界のブランド品からオーシャニア・クルーズのロゴグッズまで取り揃えています。ブランド品は免税価格で購入することが出来ます。
カジノ
ブラックジャック、ルーレット、ポーカー、スロットマシンなどがお楽しみいただけます。
プール
青空の下、海風に吹かれながらプールをお楽しみいただけます。
ビスタの大階段
5階の大階段ではオーシャニア・クルーズが誇る大階段。本物のエレガンスを体感してください。
セルフランドリー
各フロアーに無料のセルフランドリーと乾燥機が備え付けられています。
ビスタ ショーケース、トラベルパートナーズ パネルディスカッション
11/2 10:00からパネルディスカッションが行われました。オーシャニア・クルーズ最新情報のアップデート、今後のスケジュール等が伝えられました。
その他
オーシャニア・クルーズの船内には環境に配慮してペットボトルをおいていません。お水については部屋に備え付けられている水筒?に船内のウォーターサーバーからお水を注いで飲料しています。
水は客室にも毎日届けられます。
今回はお披露目クルーズでしたので、毎晩、オーシャニア・クルーズからプレゼントが部屋入れされていました。
一日目はリュック、二日目はワイヤレスヘッドホーンアダプター、プレートで、全てオーシャニア・ビスタのロゴ入りです。
11月2日(木) エンセナダ寄港
11月2日(木)今回唯一の寄港地メキシコのエンセナダに入港。米国に最も近いメキシコとして人気の寄港地です。今回はビスタの他にナビゲーター・オブ・ザ・シーズも入港していました。
港から中心地までは徒歩7,8分。お土産屋さんやレストラン、魚市場などが点在しています。メキシコ料理タコスとコロナビールでメキシコ気分を味わいたかったのですが、船内でランチを済ませてからの上陸でしたので今回は諦めました。
11月3日(金) ロサンゼルス入港
通常は船のポーターにターミナルまで荷物を運んでもらうのですが、今回は各自で持って下船。8:00に5階レセプション前に集合の後、下船しました。
港から空港までは船会社の方が用意してくれた車で向かい、所要時間は約40分でした。
事前に航空会社から連絡は入っていたのですが、出発時間が1時間30分遅れに。理由はカムチャッカ半島の火山が爆発して最短ルートを飛行することが出来ないため、日本からの到着便が遅れたことが原因のようです。
定刻は13:30発でしたが14:41分に出発。それにより1時間50分遅れで羽田空港に到着しました。
今回は2023年に就航したオーシャニア・ビスタが初めて北米に配船されたタイミングで実施されたお披露目クルーズでした。2泊3日では全てのレストランで食事を取ることもできませんでしたし、船内も全て見たとはいません。しかし、オーシャニア・クルーズが自信をもって世に送り出したビスタはプレミアム客船でありながらラグジュアリー客船の域に達していると感じました。
特に、
<simply more>
①寄港地観光に充当できるクレジット
②ランチとディナーに使えるアルコールを含むドリンクパッケージ
③2端末使えるWi-Fi)
により気軽にクルーズを楽しむことが出来るようになったのではないでしょうか。
今回の視察を通じてオーシャニア・クルーズの魅力を実感しましのでこの経験を商品造成や販売に結び付けていきたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。小泉 オーシャニア クルーズツアーはこちら
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クルーズマスター
小泉 芳弘
koizumi
約30年に亘り、商品企画から販売までクルーズ全般に携わる。2007年にはクルーズのプロの証と言える「クルーズ・マスター」に認定。クルーズ乗船歴は、世界最高峰の名船『ロイヤル・バイキング・サン』からカジュアル客船まで約300回を超える。
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