新造船「飛鳥Ⅲ」に乗船してきました!
【飛鳥Ⅲ 乗船レポート】新造船「飛鳥Ⅲ」に乗船してきました!
(2025年7月11日)
日本船「飛鳥Ⅲ」
34年振りの新造船「飛鳥Ⅲ」。2025年7月にいよいよデビューとなります。今までの飛鳥Ⅱのサービスはそのままに、お一人おひとりにパーソナライズされたクルーズライフをお楽しみいただけます。日本船ならではの「日本文化の魅力」を最大限に活かした船内とスタイリッシュでありながら快適に過ごせる客室など、今までとはまた異なる飛鳥クルーズの魅力をご体験下さい。
◆新造船「飛鳥Ⅲ」に乗船してきました!◆
郵船クルーズとして34年ぶりの新造船「飛鳥Ⅲ」が7/20より就航を始めましたが、7/12(土)~7/14(月)にかけて横浜~博多まで乗船してきましたので、船内の様子を少しだけご案内致します。
受付
横浜大さん橋での受付はカテゴリー順でのご案内となります。
今回は専用アプリがまだ出来上がっていないこともあり、飛鳥Ⅱと同じように簡易の乗船券を見せて乗船証と引き換えでした。今後、専用アプリが出来上がった場合は、乗船証はなくなるのかもしれません。
デッキ5
今回は、このデッキ5から乗船しました。
デッキ5は、メインダイニングの「フォーシーズン・ダイニングルーム」や「レセプション(フロント)」があり、「飛鳥Ⅲ」の顔とも言うべきフロアーです。
船内は飛鳥Ⅱとは全く異なった雰囲気で、もはや最新の外国船と言っても過言ではありません。
現在、飛鳥では事前にクレジットカード登録が出来るようになっていますが、事前に登録をされなかった方はレセプションにて登録が出来ます。
ちなみに、事前登録は「MY ASUKA PLANS」からクルーズ開始。10日前~2日前まで可能です。事前登録をしておけば、ほぼレセプションに伺う用事はないかもしれません。
今回は、横浜~博多までの無寄港クルーズでしたので、寄港地観光がありませんでしたが、レセプションの横には寄港地観光デスク「トラベラーズサロン」がありました。
その他、この5デッキにはバーやブティック、そしてお世話になりたくはないですが、珍しく診療室も同じ階にありました。
そして、おそらく一番利用される可能性が高いメインダイニング「フォーシーズン・ダイニングルーム」もこの5デッキです。ここは、朝、昼、夜とお食事が楽しめます。どの時間帯も予約は必要なく、ウォークインが可能です。
アラカルトメニューでは、前菜のほか、主菜(メイン)の中にはおかずからご飯まで様々な種類のお料理がありますので、お腹の具合にあわせて好きなものをいくつでも注文できます。メニューは紙ではなくタブレットで参照します。
今回は、朝、昼、夜と1回ずつ「フォーシーズン・ダイニグルーム」で食事ができましたので、ちょっとご紹介します。
朝
どちらもアラカルトで選んでいます。
昼
これ以外にもっとたくさんのお料理が用意されていました。
夜
様々な選択肢があり、迷います。
デッキ6
デッキ6は、ショップやカフェ、レストランのほか、カジノやシアターなど遊べる施設もあります。
リュミエールシアターでは、プロジェクションマッピングとダンサーとのコラボレーションショーが見られます。
1日2回の公演がありましたが、他船のクルーズで見られるショーとは一味違い、終日航海日では1回目が15:00という珍しいスケジューリングでした。ただその分、夜の時間を有効に使えたので、これも有りかなと思いました。
※ショーの時間はご参加されるクルーズにより異なりますので、船上にてご確認下さい。
カジノのエリアは比較的大きかったですが、日本船なのでお金をかけるカジノではありません。
日本でカジノが出来るようになった際には、ここでも本格的なカジノが楽しめるようになるのかもしれませんが、今のところはゲームのようなカジノとなります。
一番楽しかったゲームが実はこれでした!
こちらはカジノではなく、スプリットカウンター横にあるゲーム台です。(2台あります)
この時はインストラクションが英語のみとなっていましたので、正直遊び方がよくわかりませんでしたが、要するにカーリングのようなゲームで、2名でも楽しめましたし、複数人での団体戦でも楽しめました。
ゲームの種類もいくつかありました。こちらは空いていれば無料で利用出来ますので、お子様からご年配の方まで楽しめ、本当におススメです!
その他、マリナーズクラブやギャラリーカフェがこの6階にはあります。
マリナーズクラブは音楽を聴きながらお酒が飲めるということもあり、2日ともに満席の状態で入ることが出来ないほど、人気の場所でした。
アルマーレ(イタリアン)
そして、今回の「飛鳥Ⅲ」の最大の特長とも言うべき、6つのレストランのうちの3つ(ノブレス、海彦、アルマーレ)がこの6階にありました。
2泊3日でしたので、このうちの「アルマーレ(イタリアン)」しか体験できませんでしたが、本当に素晴らしいレストランでした。食材はどれも新鮮で、焼き方を聞いてくださるのはもちろんですが、お料理の量が少ない場合は事前にその旨教えていただけましたので、他のお料理も追加で頼むことが出来ました。
全てのお料理をいただくのに3時間ほどかかりましたが、スタッフの方の心遣いも良かったですし、味もとても素晴らしものでした。ここは追加代金として11,000円かかりますが、納得の出来るレストランではないでしょうか。
デッキ7
7階は客室がほとんどとなりますが、中央部分には客船では大変珍しい「フラワーショップ」や、その隣には「飛鳥Ⅲ」のオリジナルグッズショップ、そしてブックス&カフェがありました。
このブックス&カフェの一部には無料で飲むことが出来るセルフのカウンターが設置されていて、コーヒーの他、ペットボトルの飲料水もあり、大変便利なところでした。
唯一残念だったのは、「飛鳥Ⅲ」のオリジナルグッズを購入したかったのですが、オリジナルグッズは船内では購入できず、WEBサイトより購入するとのことでした。どんなものが販売されているかは船内にサンプルがありましたので、確認できました。
デッキ11
11階は一部客室がありますが、ほとんどがパブリックスペースとなっています。レストランやラウンジ、イベントのスタジオ、プールなどがありますので、利用される頻度の高い階になるのではないでしょうか。
ビスタラウンジでは日中は本格的なコーヒーなどを無料でお召し上がりいただくことが出来ます。船首にあり大変見晴らしの良いラウンジですので、のんびり過ごしたい方にはおススメの場所です。
今回、この階にある「スタジオ」で行われるイベントで「低空エアリアルヨガ」という無料のクラスがありましたので、参加してみました。人数が限られていますので、乗船後すぐに客室内にあるタブレットから予約が必要です。
客室内にあるタブレットは、この他にもレストランの営業時間や、その日のイベントを確認することが出来ます。
飛鳥Ⅱにあるような紙のご案内はありませんので、このタブレットで確認するか、客室内のテレビ、あとはパブリックスペースにあるデジタルサイネージで確認をする必要があります。
「低空エアリアルヨガ」は定員8名というこじんまりしたクラスで、初心者でも十分楽しめました。
また、この階にはビュッフェレストランの「エムスガーデン」と、ディナー時のみオープンとなりますが、6つのレストランのうちの一つ「パペンブルグ」もあります。
日本船では大変珍しく、エムスガーデンは深夜の26:00(2:00am)までオープンしていますので、ゆっくりお過ごしいただくことが出来ます。
またこのエムスガーデンには唯一、無料で飲むことが出来るアルコール類があります。セルフサービスとなりますが、ビールのサーバーや樽に入ったハウスワインが用意されています。エムスガーデンは、朝、昼、晩、お夜食とお楽しみいただけます。
デッキ12
12階には日本船の特長とも言うべき「グランドスパ」があります。飛鳥Ⅲのグランドスパはなんと船首という一番見晴らしのよいところに設置されていて、この客船を造った海外の方が「こんないい場所にお風呂を作るなんてクレイジーだ」と言ったそうですが、日の出も夕暮れ時も海の上に居ながら、しかも「露天風呂」からのんびりと海を眺めることが出来るのはまさに日本船「飛鳥」の醍醐味ではないでしょうか。
また客室内のテレビより混雑状況も確認できますので、行く前にご覧いただいても良いかもしれません。
その他、この階には「サロン&スパ」、「ウェルネスクラブ」、ゴルフ好きには嬉しい「ザ・リンクス」や「アスカフィールド」があります。
「ザ・リンクス」は小さいですが、バーチャルのシュミレーションゴルフが楽しめ、空いていれば無料で利用可能です。
同じく、食べ過ぎた体を引き締めるには重要な「ウェルネスクラブ」にはたくさんの器具が揃っています。
そして、「アスカフィールド」は網で囲われたコートになっていて、テニスやキャッチボールなどで自由に遊べるように、ラケットやグローブなどが箱の中に備え付けられていますので、空いていれば無料で利用出来ます。
デッキ13
前方のエレベーターでしか行くことが出来ない、デッキ13ではデッキゲームイベントが行われます。
また、デッキゲームが行われてない場合も備え付けの器具をご自身で取り出して遊ぶことも可能です。
客室
「飛鳥Ⅲ」の客室は全てバルコニー付となっていますが、今回は「アスカバルコニーA」という客室に宿泊しました。
12階にグランドスパもありますが、飛鳥の特長である「バスタブ」も全てのお部屋についています。
ベッドは全て「ハリウッドツイン」タイプとなりますので、ベッドとベッドの間にナイトテーブルを入れるツイン仕様には変更できません。ベッドサイドにはそれぞれナイトテーブルがあり、そこにはコンセントも備わっています。
また、冷蔵庫に入っているドリンクは無料で飲むことが出来ます。
その他様々なタイプの客室がありますが、「ミッドシップスイート」というお部屋タイプは、一部を除き47都道府県を代表した置物やドリンク、お菓子などが用意されています。
今回は「沖縄県」をテーマにしているお部屋を見ることが出来ました。沖縄にちなんだお菓子などはもちろん食べても大丈夫です。
ただし…、当たり前ですが、シーサーのような置物は持って帰ることは出来ませんので、ご注意ください。
セルフランドリー
各客室階には「セルフランドリー(無料)」も設置されています。もちろん洗剤類は一式用意されていますので、とても便利です。
「飛鳥Ⅲ」は「飛鳥Ⅱ」とは全く異なるコンセプトのもと運航されていますので、サービスの定着までに少し時間がかかるかもしれません。ただ、お食事の素材はどれも良く、本当に美味しくいただけました。
日本を代表する客船として、今後更なるサービスの向上に期待しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 八幡飛鳥Ⅲで航く クルーズツアーはこちら
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クルーズコンサルタント
八幡
yahata
クルーズ業界に入って今年で21年目。日本船から外国船まで幅広く手がけてきました。クルーズの良さは「何もしない贅沢」が味わえること。船の上でボーっと何もせずにお酒を飲みながら海を眺めるのがこの上ない楽しみ。 クルーズの本当の良さは”乗ってみなくちゃわからない!” 是非一度お試しあれ。
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