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ウエステルダム

2019.9.6

ウエステルダム「日本一周とロシア15日間クルーズ」船旅トピックス

弊社のクルーズツアーにご参加いただきましたK.O様にクルーズブログ・体験記を書いていただきました。

クルーズおすすめポイント

ウエステルダム「日本一周とロシア15日間クルーズ」船旅トピックス

外観

日程表

2019年(平成31年)4月14日(日)から4月30日(日)までの15日間

4月14日(日):横浜出港

15日(月):清水

16日(火):大阪

17日(水):高知

18日(木):終日クルーズ

19日(金):境港

20日(土):金沢

21日(日):終日クルーズ

22日(月):ウラジオストック

23日(火):終日クルーズ

24日(水):小樽

25日(木):函館

26日(金):青森

27日(土):終日クルーズ

28日(日):横浜帰港

■トピックス

15日間もクルーズ船に乗っていると色々なことがあり、寄港地では小さなハプニングもあったりして、まず旅行中は退屈するようなことはありませんでした。 15日間のクルーズを終え横浜に帰港した時は「あ~あ、もう終わっちゃったか~」 と云う感じでした。「もっと乗っていてもよかったね」 というのが家内との一致した感想でした。もしも台風に遭っていたら「もう船には二度と乗らない!」だったのかもしれませんが・・・
寄港地ではオプショナルツアーに参加した人、自分で見たい所を歩き回った人など、それぞれに観光の環境も異なり思い出も人それぞれだったので、このブログでは話題を船内のトピックスについてのみとしました。

出発
船室バルコニーからの情景・感慨・感動
船内生活でのトピック
船内サービス
キャビンの様子
船内の施設やサービス
おわりに

◆船室バルコニーからの情景・感慨・感動

雄大な富士山!富士は日本一の山~♪

ウエステルダムクルーズ船は駿河湾に入り清水港へと向かっています。天気は富士日和。雲がたなびき、まだ雪を頂く富士山が裾を長く引いてその雄大さには圧倒されてしまいます。いつもは山梨側から見る富士山なので、駿河湾の青い海に浮かんだような美しい富士山は初めて見る景色です。世界遺産になっただけある日本が誇る山なのだなあと感動してしまいます。
おりしも小さな船が2隻やってきて、絵のような景色になりました。この小船が帆掛け船ならまさしく広重の絵なのに!

 

大きな富士山と懸命に走る白い小船

ウエステルダムクルーズ船は清水港を出て駿河湾を一路太平洋に向かって走っています。行先は大阪です。白い小船が本船と競うがごとく走って来ました。白い雪を頂く雄大な富士山に比べて白い小船の何と小さいことか。でも懸命に走っていました。

 

白い航跡の先には富士山が!

ウエステルダム駿河湾は深いため海の青い色も濃く、むしろ紺色に近いのです。太平洋に出るために船は大きく舵を切り、紺色の海に弧を描いている白い航跡の先には長く裾を引く富士山が見えました。よい航海を!と云ってくれているようでした。

 

大阪、天保山の大観覧車の夜景

ウエステルダム大阪出港20:00。クルーズ船は少しづつ岸壁から離れ、間の海面が広がって行きます。バルコニーに出ているとバスローブを羽織るほどに寒いのに、赤い上着に白いパンツのコスチューム姿の女性ブラスバンドは、寒さにもめげることなくお別れの曲を演奏してくれています。船はどんどん岸壁から離れ、ようやくその全景が視界に入るようになった天保山の大観覧車の下に見えていたブラスバンド隊も小さくなってしまいました。

 

オレンジ色に空を染めていた各地の日の出

ウエステルダム4月17日(水)に高知港を出たクルーズ船は関門海峡を目指して4月18日(木)早朝に豊後水道を通過しました。遠くの四国の島影の向こうに昇る朝日は辺りをオレンジ色に染めていました。

 

ウエステルダム4月22日(月)1時間の時差でウラジオストックでは現地時間5:45。ウラジオストック港の東から昇って来る朝日で、ウラジオストックご自慢の大きな吊り橋がオレンジ色の空に黒いシルエットになってとても綺麗でした。左手前のロシア海軍の艦艇もシルエットになっていました。この吊り橋は御自慢の橋で、ソロトイ・モストという名(道路の名?)が付いています。

 

ウエステルダム4月28日(日)早朝4:54、半月ぶりに帰って来た東京湾の千葉房総半島の向こうに昇る朝日もオレンジ色に空を染めて、無事にお帰り!と云ってくれているようでした。豊後水道でも、ウラジオストックでも逢いましたね!朝日さん!

 

ウエステルダム影絵のような千葉工業地帯半月ぶりで帰って来た東京湾、早朝5:00頃千葉工業地帯の沖合を通りました。
日の出間近かで一面オレンジ色となった空に、工場や煙を吐いている煙突などがシルエットとなって並び、まるで影絵芝居の背景を見ているようでした。

 

寄港地では色々と珍しいクルーズ客船に出会いました

 

ウエステルダム清水で出会った「スター・レジェンド」ラグジュアリー・クラスのクルーズ客船、総トン数: 9,961トン、乗客数: 212人、1万トンにも満たないけれど、何と上級の客船なのです。

 

ウエステルダム高知で出会った「セレブリティ・ミレニアム」プレミアム・クラスのクルーズ客船、 総トン数: 91,000 トン、乗客数: 2,158人、中級の客船、程よく現代風の良い船です。
2017年4月22日~4月30日日本一周と釜山9日間クルーズに初めて乗船、クルーズ船旅の面白さを開眼してくれたクルーズ船で、病みつきのきっかけを作ってくれた船です。船体の塗装は以前は紺色と白色の太い横ストライプでスマートでしたが、今回はクイーン・エリザベスのような紺色一色の船体となっていました。
私は以前のような紺色・白色のストライプ塗り分けの方が好きなのですが・・・

 

ウエステルダム境港で出会った「アザマラ・クエスト」ラグジュアリー・クラスのクルーズ客船、総トン数: 30,277 トン、乗客数:690人、3万トンの小さなクルーズ船ですが、でも上級の客船なのです。

 

ウエステルダム青森で出会った「シルバー・ミューズ」ラグジュアリー・クラスのクルーズ客船、総トン数:40,700 トン、乗客数: 600人、全室スイート仕様の上級のラグジュアリー客船、2017年4月就航の出来立てほやほやの客船です。新婚さんのような船です。

 

ウエステルダム横浜で出会った「クイーン・エリザベス」ラグジュアリー・クラスのクルーズ客船、総トン数:90,900 トン、乗客数: 2,081人、特上級の客船。さすがに貫禄がありますね。

 

 

水先案内人(パイロット)の搭乗

一定規模以上の船舶が港湾に出入りする際には水先案内人を搭乗させることが義務付けられていて、国際的にも制度化されています。日本でも国家資格を持った水先案内人が搭乗し、船長への助言と、場合によっては船長に代わって操船と乗組員の指揮を執り、タグボートを使って着岸離岸の業務を行います。水先案内人が搭乗すると船長もその指揮下に入るのです。
横浜港に半月ぶりに帰って来たウエステルダムも例外ではなく、ベイブリッジを潜り横浜港域に入る前にタグボートが本船に近づき接舷して水先案内人を乗船させ、帰って行きました。その一部始終を撮ってみました。殆どの場合、船が入港する早朝に行われるためこの光景を目にする人は少ないでしょう。また、船が港に出入りする際には必ず行われなければならないことも知る人は少ないかもしれません。

 

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タグボートは本来は他の船を引張る「曳船」ですが、最近の大きな船にはサイドスラスターという横向きの推進器(スクリュー)が幾つも付いていて、自力で接岸・離岸が出来るのでタグボートは船を引張るよりも水先案内人(パイロット)を乗せて大きな船に接舷して乗船させ、また業務を終えた水先案内人を迎えに行く「パイロットボート」としての役割が多くなりました。 頻繁にはクルーズ客船が来ないような寄港地の港などでは、タグボートが業務を終えたパイロットを乗せて離れて行く時に、「終わりましたよ!よい航海を!」と汽笛を一声鳴らすと、大きなクルーズ客船の方もそれに応えて「ありがとう!」と云うように、「ボー」っと野太い汽笛を一声慣らしてご挨拶を返す時は、洋の東西を問わず海の男の友情を感じます。

 

お見送りのよさこい踊りのおねえさんたちは素敵でした

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高知新港を17:00に出港。埠頭には多くの人達が見送りに来ていましたが、中でもひと際華やかに目立っていたのは、よさこい踊りの6人のおねえさんたちでした。赤と薄桃色のお揃いの衣装に菅笠をかぶり手に手に鳴子を持ち唄い鳴らしながらのお見送りで、ある者は鳴子をメガホンのように口の両側に当て、ある者は鳴子持つ手を大きく広げ、皆船を見上げるように口々に「さよ~なら~また来てね~~!」と叫んでいました。段々船が岸から離れて行き、おねえさんたちも小さくなって行きました。船でしか味わえない胸にジ~ンと来る素敵な別れのシーンでした。

 

◆船内生活でのトピック

毎日、日本語の船内新聞が届くのです

ウエステルダム毎日「WHEN & WHERE」と題したやや厚手のA3版用紙三つ折りの日本語船内新聞が届きます。乗船しているクルーズ会社の日本人コーディネーターが翻訳し作成しています。赤い表紙には日付と寄港地、今晩のドレスコード、今日の天気、入港・帰船時間や注意事項などが書いてあり、開くと中には時間を追っての船内での催し物やイベントなどの紹介記事や各レストランの開業時間やショップの情報などが細かく掲載されているので、朝見てその日の行動計画を立てるのに便利でした。せっかくのイベントを見落としたのもありましたが・・・

 

4月20日の私の誕生日の朝、船長から届いたバースデーカードに感激!

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表側には、Happy Birthday Stateroom 5147 Mr.◇◇◇◇とあり、中を開けるとくるくると巻かれた綺麗な青いリボンの写真背景にHappy Birthdayと洒落たロゴの文字と、船長のサイン(印刷)とFROM THE CAPTAIN AND CREW. (船長と乗組員達より)とのメッセージがありました。何とも嬉しく感激でした。

 

部屋付きのスタッフ(クルー)が毎日作ってくれた可愛いタオル人形

 

部屋付きのスタッフ(クルー)が毎日作ってくれた可愛いタオル人形(タオル・パペット)は、壊さずに全部持って帰りたい位でした。

 

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ぶら下がるチンパンジー(思わず唸った最高傑作!)あまりの見事さに、英文で驚きと感謝の意をメモしてベッドの上に置きました。

 

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毎日置いてあった二つの可愛いチョコレートは食べずに持って帰りました

ウエステルダム毎日ベッドメイクが終わり綺麗に整えられたベッドの上に3cm角のチョコレートが二つ並べて置いてありました。チョコレートは日替わりで紺色の船会社のマーク入りの白い包み紙だったり、白い船会社のマーク入りの紺色の包み紙だったりしました。チョコレートは殆ど食べず船室の冷蔵庫に保管し持って帰りました。でも孫のお土産にしようと思って いる内に無くなってしまいました!孫には内緒です。
写真のチョコレートはお土産に持って帰って来たものを家で撮影したものです。

 

乗客の人たちは殆どが西欧人のシニア(高齢者)たちでした

下船前日に行われた日本語による下船時の注意事項説明会で、乗客の内訳の説明が ありました。乗客総数は1,834人。乗客の国籍は多種で33ヶ国に上るとのことでした。国別ではオーストラリア人が一番多く535人、次いでアメリカ人=524人、そしてカナダ人=264人、日本人=156人、イギリス人=142人、ドイツ人=47人、オランダ人=30人、ニュージーランド人=28人、フランス人、イスラエル人、ブラジル人・・・・・と続き、圧倒的に欧米人が多く、どのクルーズでもいつも沢山居る中国人が珍しく10数人とのことでした。

 

乗客の殆どはシニアの夫婦者で、多くの人が集まるビュッフェでも時折1~2人の子供を見掛けた程度で、若いパパ・ママや子供たちの姿は殆ど見かけませんでした。西欧諸国でも、バカンスシーズンでもない時期に15日間の休暇が取れるのは現役世代ではやはり無理なのでしょう。おまけに、彼ら乗客たちは日本の横浜発着の15日間クルーズに乗船するわけなので、日本までの飛行機による往復日数が加算されると20日間近い休暇になるのですから・・・

 

西欧人シニアたちのさりげないマナーの良さには敬服することが多かったのです。また彼らは日本人と話を したいらしく、ビュッフェなどで隣り合わせの席になるとしきりに話し掛けて来ます。こちらが英語の単語羅列(それでも英会話のつもり)のような返事をすると、一生懸命理解しようとしてくれる、例外なく気持ちの良い人たちばかりでした。この多くの西欧人のシニアたちが、船内の静かで穏やかな雰囲気を作っていたのでしょう。まさに「ヨーロッパの大人の船」と名付けたいような船でした。

 

厨房見学会が催されました

船内新聞で厨房見学会があることを知り早速参加しました。見学できるのは3Fのメインダイニングの厨房でした。集まった人達は殆ど西欧人ばかり、当然説明は英語のみ。私達が聞くと凄く早口に聞こえ身に付けている英語力ではチンプンカンプン。その場の雰囲気で想像を巡らすばかりでした。見学出来た厨房(の一部?)はそれほど広くはありませんでした。壁・天井・シンク・戸棚・棚などは全てステンレス(板張り)でシンプル、ピカピカでとても清潔な感じでした。

 

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作る料理の写真と簡単なレシピが大きな掲示板に沢山掲載してあり、厨房のスタッフが見やすい所に掲示してありました。ステーキの肉はそれぞれの焼き方に合った厚みのラップを掛けた実物サンプルが展示してありました。見学会終了後にアンケートを書かされましたがよく分からず、隣の人(西欧人)のを盗み見しながら書きました。もし隣の西欧人が「つまらなかったよ」と書いていたら、私もその通りに書いてしまっていたのです!

 

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4月27日はオランダ国王の誕生日(キングスデー)です

ウエステルダムビュッフェのガラスケースの中のケーキにはオランダ国旗が立てられていました。国旗が立っているのと立っていないのがありますが理由は不明です。船内ではオランダを象徴する色、オレンジ色で祝うオランダ伝統のお祭りがあったようでしたが、そのようなイベントがあるのに全然気付かず行きそびれてしまいました。残念!

 

関門橋通過の瞬間沢山の乗客たちから歓声が上がりました

ウエステルダム4月18日(木)は高知を出て次の寄港地の境港に行くまでの終日クルーズの日です。船は巾たった700mの関門海峡を通って日本海に出ます。その際に本州と九州の連絡橋である吊り橋の関門橋を潜ります。船側では常時はクルー(スタッフ)しか出入り出来ない船首にある4Fの広いデッキを、海峡通過見物の乗客のために開放してくれま した。4Fデッキの上の船首に面した5,6,7F客室階のバルコニーのように見える回廊デッキも見物の乗客たちで鈴なりでした。 関門橋は段々近くなり乗客たちはカメラやスマホなどを構えてその瞬間を待ちます。

 

11:05!船は関門橋を潜りました! その時を今か今かと待っていた乗客たちからは一斉に大きな歓声が揚がりました! 段々遠ざかって行く関門橋を名残惜しそうに振り返りながらカメラやスマホを掲げる乗客たちは中々立ち去ろうとしませんでした。

 

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◆キャビンの様子

キャビン(船室・客室)を紹介します

私たちの船室は後方のエレベーターが4台あるエレベーターホールのすぐ近くで至便な右舷側のバルコニー付の海側(オーシャンビュー)船室で広さは約20㎡のツインベッドの部屋でした。

 

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特筆すべきはバスタブ付き(一般的に外国船ではこのクラスの船室はシャワーブースのみ)であったこと!便器は外国船であるため洗浄便器ではありませんが・・・
インテリアは余計な装飾の無いシンプルなデザインですがシックな心地よい部屋でした。
バルコニー(ベランダ)は特に広々とはしていませんが、デッキチェアとテーブルが1脚づつあり十分に寛げる空間でした。寄港地などではここから見た情景に感慨深いものが沢山ありましたが、遂にここでルームサービスの朝食を食べるチャンスを逃してしまいました。乗る前から楽しみにしていたのに、9Fビュッフェのオープンデッキでの朝食があまりにも快適であったために・・・

 

◆船内の様子

長い客室階の廊下には中世期の海洋絵画が沢山掛かっていました

客室階の長い直線廊下はクルーズ船の両側にあり長さはおよそ150m。私たちの部屋はレストランが集中している船尾に近い後方だったので食事に行くのは楽でしたが、メインステージ(シアター)やフィットネスやカジノ等のエンターテイメイントコーナーは殆どが船首側の前の方にあったので通うのはよい運動になりました。この長い廊下の壁には沢山の中世ヨーロッパの帆船や帆船の集う港の風景などの海洋絵画(油彩)が掛けられていて、見て歩くのが楽しみでした。

 

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ウエステルダムクルーズ最後の夜には、翌日横浜大桟橋の客船ターミナルまで搬送のため、お知らせに従い夜12時までに各室から出された沢山のスーツケースがこの廊下に並びました。

 

1階から3階まで3層吹き抜けのアトリュウム周りはゆったりした空間でした

ウエステルダム1階にはフロントや寄港地観光デスクがあり、吹き抜け真下の中央ロビーには洒落たカーペットの上に肘掛椅子やテーブルが置かれ静かな寛ぎの空間になっています。2階は中央の大きな円形の吹き抜け開口に沿ってカーブした階段があり、開口部周りにはピナクルグリルと、開口部を挟んだ反対側にはピナクルバーがあります。3階中央の円形開口部周りには落ち着いた雰囲気のオーシャンバーがありピアノ演奏を聴きながらワインやカクテルを楽しめるようになっています。

 

ウエステルダムアトリュウムの中央円形吹き抜け部には、3階天井から照明入りのシンプルなデザインの大きい輪のモニュメントが互い違いに斜めになって3個下がっていました。けばけばしさが全くない地味なシャンデリアでした。もう少し華やかでもいいのにと思いました。

 

この船のパブリックスペースには、各所に落ち着いて音楽のライブを楽しめるコーナーがあるためか、常時全館に流れているような不必要なBGMがありません。船内は静かでロビーやラウンジで読書をしたり、物思いにふけったりするのには最適な空間でした。 勿論必要な場合の船内放送はあります。

 

屋内プールと屋外のシービュー ・プールやジャグジー

9Fのリドデッキには開閉式のガラス屋根のある屋内のリド・プールと、船尾にある屋外のシービュー ・プールがあります。屋内プールには4か所、屋外プールには2か所にジャグジーが付いています。屋外プールでもジャグジーにはお湯が湯気を立てながらボコボコと沸いていました。私たちが北へ向かうクルーズで乗船した時はまだ寒い頃だったので、屋内プールでも泳いでいる人はごくまれにしかいませんでしたし、ジャグジーでさえガラガラでした。屋外プールに入っている人の姿は遂に見掛けませんでした。

 

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9Fシービュー・プール周りはとても居心地の良いオープンデッキでした

ここは、プールサイドデッキであると同時に9Fビュッフェのオープンデッキでもあります。朝の混んだビュッフェ室内で食べ物を載せた皿を持ちながら空席を探し回るより、オープンデッキの席で心地よい潮風に吹かれ朝日を浴びながら食べる方が何倍も快適でした。クルーズ中は雨の日が1日あっただけで、ずっと天候に恵まれ快適な朝食でした。
空になった食器や容器は黙っていても回って歩いているスタッフ(ウエイター、ウエイトレス)が持って行ってくれます。これは屋内のプールサイドでも同じで、デッキチェアで寝そべっていて飲んだ飲み物のコップや食べたアイスクリームの皿も見回っているスタッフが黙っていても持って行ってくれるし新しいのを持って来てもくれました。
飲食の費用は全部当初支払う旅行代金に含まれているので、いちいちボーディングカードを提示する必要もないのです。クルーズしているとお酒やエスプレッソのようなもの以外の飲み食いはラクチンです。席の傍には素敵な壁画があったりして・・・

 

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夕食支度中の9Fリド・マーケット(ビュッフェ)でオヤツでした

ほぼ24時間営業のビュッフェでは、時間帯でメニューの一部は変わり種類は限定されま すがいつも何かを食べられます。このビュッフェでも夕方にはディナータイムとなるので、3時過ぎに何かを食べに行くとテーブルにはもう夕食のためのナイフ・フォークなどが並べられています。折角並べたナイフ・フォークを動かしたり汚したりしないように行儀よくオヤツを食べるのです。

 

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時差で時計を進め、また戻しました

ウラジオストックへ寄港する日の午前2時に、船内の時計は一斉に1時間進められ、翌朝私たちの時計も1時間進めました。帰りは同様に小樽へ行く前日の終日クルーズの午前2時に1時間元に戻しました。なぜ午前2時なのかは分かりません。

 

ウラジオストックで「マトリョーシカ」のキーホルダーを爆買いしました

ウエステルダムウラジオストックのオプショナルツアーから埠頭へ戻りバスから降りたら、テント張りの土産物屋が数軒あり、その内の1軒に「マトリョーシカ」のキーホルダーを売っていたので、趣味でやっているウクレレのクラブの仲間たちへのお土産に20個を爆買い!英語通じずロシア語分からずで手真似や日本語も交え値段の交渉をし、結局日本円で2,500円で買いました。何と1個125円でした!しかも良く出来ていてチャチではないのです!

 

船内で目に留まったたものです

ウエステルダムエッチング工芸品のようなエレベーターのドア。何階のエレベーターかは忘れました。

 

ウエステルダムエレベーターのケージ(乗る箱)の中。周り中が黄金色に光り輝いています。秀吉の「黄金の茶室」のようです。前方、中央、後方の何処のエレベーターだったのか・・・

 

ウエステルダムエレベーターホールにあるベンチ。各階のエレベーターホールには両端に少年が座って寝ているようなベンチがありベンチの脚は羊の頭です。クッション以外は全部陶器製のようです。各階のどこのエレベーターホールにもあるのかどうかは確かめてみませんでした。何しろエレベーターホールは全船に30ヵ所近くあるのですから、とても・・・
彩色は色々と違うようでした。

 

ウエステルダムさりげなく置いてある裸婦立像。船内の各所にさりげなくこのような裸婦像が置いてありました。ディスプレイのようなものも各所にありました。

 

 

◆おわりに

 

はじめての15日間という長い船旅でしたが、オプショナルツアーはウラジオストックだけで、後は各寄港地とも徒歩や路面電車・路線バス利用で自分たちの脚で歩きました。15日間の歩行総数は、何と124,268歩!!一日平均 8,285歩も歩いたのです。

9日目ウラジオストック観光から帰船したら風邪気味で、いつもクルーズの度に家庭医に処方してもらい持って来る抗生剤と風邪薬を飲んで、ディナーも休み部屋で寝ていたが、翌日は運よく終日クルーズの日だったので一日中十分に休養出来て、次の日の小樽観光では元気に歩けました。

船は殆ど揺れず、日本海の終日クルーズの日は、静かな湖面のような海を辷るように音もなく走っていました。

ダイヤモンド・プリンセスなどに比べると、船内のインテリアはシックでどちらかと云うとヨーロッパ的な(アメリカっぽくなく)地味な船であり、客層の年代もあってか落ち着いた静かな雰囲気の船で、まさに「大人の船」でした。

メインステージ(シアター)で演じられるものも、アメリカのラスベガス的な目まぐるしいショー等は殆どなく、音楽のライブやミュージカルを静かに聴き観るという感じでした。

何処へ行っても英語ばかりの世界でしたが、日本語デスクにはクルーズ会社から派遣された2名の日本人コーディネーターの方が時間常駐していたのでとても心強かったのです。女性コーディネーターと男性コーディネーターにはとても親切に色々と親身に教えて頂き、お陰様で不安なく楽しく思い出に残る長い船旅が出来ました。

 

 

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クルーズコンサルタント

佐々木
sasaki

子連れで体験したクルーズでその素晴らしさに魅了され、クルーズ業界に。早23年の歳月が流れ、目下の夢はかわいい孫を連れての“三世代クルーズ”。 一度は体験していただきたい風景は、サントリーニ島とタヒチ、ボラボラ島の出入港シーン。 船上で何もしない贅沢を是非ご体験ください。

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