ベストシーズン! 南極大陸本島へ上陸
ワールド・エクスプローラーで航く
大自然と野生動物を見学 南極探検クルーズ 16日間
に乗船してきました
<シップデータ>
クオーク社が満を持して世に送り出した客船は、長年の経験と英知から生み出された機動力と耐久能力にに優れ、同時に華麗な側面を併せ持つ世界最高級の探検船です。全客室の72%がバルコニー付きで、南極に就航しているどの客船よりも広い25㎡以上の客室。また、ゴム長靴や防寒具を収納できるロッカーが備わったマッドルームも完備していますので、快適な南極クルーズをお楽しみいただけます。下船口も2か所で、短時間に素早く下船できます。世界最高級レベルの探検客船で大自然と野生動物の楽園・南極を満喫いただけます。
就航:2019年/総トン数:9,000t/全長:126m/全幅:19m
乗客定員:176名/巡行速度:16ノット
成田空港からエミレーツ航空を利用し、ドバイ経由でブエノスアイレスへ
長いフライトを終えブエノスアイレスに夜到着し、翌日は早速ブエノスアイレス半日市内観光オプショナルツアーへ。「世界で最も綺麗な本屋」「コロン劇場」「大聖堂」「カミニート」などを観光します。カミニートではアルゼンチンタンゴのデモンステレーションに参加しました!
夜は、夕食付きタンゴショーのオプショナルツアーへ。500gぐらいの大きなステーキディナーを楽しみ、お隣のショーラウンジでシャンパンを飲みながら、本場タンゴを観賞します。さすが、キレッキレです!
ブエノスアイレスからアルゼンチン航空でアルゼンチン最南の港町、ウシュアイアへ
ここでホテルに一泊します。
夕食にはこの地で有名なカニを求めて、開店1時間半前から並び、セントージャ(ミナミタラバガニ)を食しました。お店は漁師が営む「エル ビエホ マリーノ」、ランチタイムで空になっていた水槽も夕食開店前にはたくさんのカニが入っていました。それでもお客さんが一回転する頃には売り切れているほどの人気ぶりです。
翌日のウシュアイア散策では観光案内所でスタンプ押印したり、囚人グッズ、ペンギングッズなどのショッピングをしたりして楽しみました。この街は囚人が鉄道や道路を築いてできた街なので囚人のモチーフにしたものが多くあります。
そして港の駐車場に集合でいよいよ乗船です。
今回の船はクォーク・エクスペディション社のワールド・エクスプローラーです。乗船後、客室に行くと、ベッドの上に防寒のためのパルカが置かれています。試着してサイズを確認、もし合わなくてもご安心ください。サイズ変更は3階のマッドルームで可能です。
お部屋はバルコニー付きとバルコニーなしのお部屋がありますが、おすすめはバルコニーなしのインフィニティースイートです。まず、部屋がバルコニー分広く、全面ガラスで上部が開くようになっているのでバルコニーと同じように外の空気に触れて、写真も窓ガラス越しでなく撮れます。アメニティーは洗面台にハンドソープとボディークリーム、シャワーブースにシャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、全てロクシタンでした。
充電に欠かせない電源コンセントも充実、110V-Aタイプ(日本)、240VーCタイプ、USBがあります。とても機能的で快適な船です。
ドレイク海峡通過
海流が強く、船旅では魔の時間と言われるドレイク海峡通過中は長靴のサイズ合わせ、上陸についての注意事項やゾディアックボートに乗る際の説明、外来植物持ち込みしないための持ち物のクリーニングなど、また海洋生物についての講義も行われます。ジムも完備で、運動不足にはならずに過ごせます。
思いのほかドレイク海峡はとても穏やかに航行し、ここからは貴重な南極体験をご紹介。
アイチョ諸島のバリエントス島にボーナス上陸できました。ここはだいぶ雪が溶け、泥んこまみれになったペンギン達で賑わいを見せています。2月上旬はだいぶ大きくなった雛達が親を追いかけご飯をもらう様子が見られるとのことです。この追いかけっこも海に出るための体力づくり。時には親より大きくなった子もお腹をすかせて泣いています。ここではジェンツーペンギンとアゴヒゲペンギンが営巣していました。
エンタープライズ島クルージングとダンコ島上陸
エンタープライズ島クルージングとダンコ島上陸では晴天に恵まれました。ウェルヘルミナ湾に難破船が残っています。これは1915年に座礁した捕鯨船で、船に積まれた数千ガロンの鯨油が火災を起こしました。
午後からはダンコ島上陸とクルージング。ここにはジェンツーペンギンの営巣地があり、島の斜面を上がっていくとゲーラーシェ海峡が一望できます。クルージングでは、クジラやアザラシを探します。それとオンザロック用の氷も透明で異物が入っていないものを探し、氷はバーへ持って行き、アイスピックで砕いてもらいます。氷に入っている数千年前の空気が弾ける音にロマンを感じます。
ネコハーバー上陸とパラダイス湾のクルージング
ネコハーバーは南極大陸で上陸ができる場所で、ジェンツーペンギンが営巣しています。
パラダイス湾は最も美しいという名の通り、景観が素晴らしく、アルゼンチンのブラウン基地があります。帰船後、ポーラープランジが実施され、90名以上の参加者が痛いくらい冷たい南極海へ飛び込みました。
ルメール海峡、ピーターマン島上陸、プレノー湾クルージング
ルメール海峡は早朝の予定でしたが、濃霧と氷河が多いことから夕方に変更されました。南極クルーズではコンディションを見て上陸箇所やクルージング箇所を決定しますので、ギリギリまでその日の行程が確定しないスリルもあります。ピーターマン島は、アデリーペンギンとジェンツーペンギンの営巣地があり、プレノー湾は氷山の墓場と呼ばれています。この周辺は浅瀬になっていてウエッデル海からの大型氷山が座礁しているのが見学できます。これらの氷山がさまざまな形となり、青白い彫刻ギャラリーのようです。帰船後、船はルメール海峡を航行、集合写真の撮影が行われました。黄色のパルカに身を包んだ乗客達が船首に集まりカメラに微笑みます。
ポータルポイント上陸とグラハムパッセージ
ポータルポイントにはペンギンの営巣地がないので、ここでは雪面に膝をついたり、寝そべったりできます。360度カメラを利用して、おもしろ動画にチャレンジ♪
グラハムパッセージでは、氷河の崩落やクジラに遭遇。最後の南極探検クルージング、ゾディアックボートでのホットチョコレートのサービスは冷えた身体に沁みました。南極に乾杯!
南極の様々な探検を無事に終え、再びドレイク海峡の航海へ
クォーク・エクスペディションでは船会社撮影の写真を共有してくれます。乗客全員対象で、よく撮れた写真をパソコンにアップしてデータを共有するというもの。帰国後もこの共有データで南極を楽しむことができます。
帰りもたくさんの講義があります。イベントの中では南極オークションも楽しみの一つです。海図や船首に付けられていた南極旗などなどが競りにかけられ、価格は3000ドルを超えることもあります。帰路は少し荒れたドレイク海峡を越え、ウシュアイアへ戻りました。
本船は私たちの下船を見送った後、夕方には新しい乗客を迎える準備で忙しい1日になります。そして私たちは、ブエノスアイレス、ドバイ経由の長いフライトで無事に帰国の途につきました。
南極は毎回、大自然の雄大さと危険と隣り合わせのペンギンの子育てを間近で見る素晴らしい体験をさせてくれます。しかし、2025年の南極は、今までで一番暖かく感じ、地球の温暖化が懸念されます。皆様、どうぞお早目にこの壮大なエリアをご体感ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。松原 2026年の南極ツアーはこちら
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