【クイーン・エリザベス】名鉄観光コーディネーター 寄港地レポート
◆名鉄観光コーディネーター 寄港地レポート◆ 2024年4~5月 クイーン・エリザベスに乗船した名鉄観光コーディネーターより、各寄港地のおすすめなどをレポートします!
クイーン・エリザベス 「クルーズ」「豪華客船」と聞いてまず「クイーン・エリザベス」の名前を思い浮かべる人は少なくないでしょう。英国女王の名を冠した、世界一有名な客船としてその存在を知られています。
就航:2010年/総トン数:90,900t/全長:294m
最大幅: 32.25m/乗客定員:2,081人/巡航速度:21.7ノット
©CUNARD LINE
台湾/台北・基隆
今年は台湾・花蓮で大地震があったため花蓮は抜港となり、代わりに台北の玄関港の基隆でオーバーナイト(停泊)となりました。花蓮に寄港できなかったことは残念で、被災した方々にはお悔やみを申し上げますが、この寄港地変更により船旅ではあまり味合うことのない基隆の夜の街に出ることができました。
基隆は特に夜市が有名で黄色の提灯に囲まれた夜市グルメのはしごがおすすめです。夜市グルメは「魯肉飯(ルーローハン)」 や「肉団子のとろみスープ」「油飯(おこわ)」「カニ入りスープ」「泡泡氷(かき氷)」などが日本人好みの味で評判が良いです。
お土産には「李鵠餅店のパイナップルケーキ」がおすすめ。
パイナップルケーキはスーパーなどでも安く購入できますが、パイナップル餡の味や周りのクッキー生地の硬さ、サクサク感が全く違い、名店のものはサクサク感あって生地柔らか、モソモソしていません。
基隆からの観光は台北の龍光寺や故宮博物院も良いですが、九份や十分も面白いです。
十分でランタンに願いことを書いて飛ばす体験など楽しむことができ、九份は「千と千尋の神隠し」のモデルになっていて、都会とは違う風景が観られます。しかし、階段の多い場所なので、健脚な方向きの観光地です。
石垣島
新港客船ターミナルに着岸します。ターミナルと言っても建物(ビルなど)はありません。ここからユーグレナ離島ターミナルまでシャトルバスが運行しています。船会社によっては、このシャトルバスが有料の場合もありますが、キュナードは無料です。シャトルバス発着場所の離島ターミナルからはユーグレナモール、公設市場などお買い物エリアは徒歩圏内です。
綺麗なビーチに行くなら川平湾のビーチがおすすめ。
白い砂浜のなんとも言えない透明感のあるマリーンブルーの海、泳げなくても一見の価値があります。ここからグラスボートツアーも出ており、水着を着ずとも石垣島の美しい海を堪能できます。
公共の交通機関は比較的整っており、離島ターミナルから各観光地へ路線バスが出ています。
また、竹富島にもフェリーで簡単に行くことができます。牛車に乗ったり、レンタルサイクルを利用したり、ブーゲンビリアが咲く島を巡るのも楽しいですよ。
那覇
今回は泊ふ頭8番岸壁(那覇クルーズターミナル)に着岸しました。
港の近くにもスーパーのマックスバリューがあり、お菓子の土産物も販売しています。
港から国際通りに近い沖縄県庁前までシャトルバスが運行していました。観光なら「おきなわワールド」、「美ら海水族館」、「首里城」などが有名ですね。
那覇でお土産を探すならば、ちんすこう、紅芋タルト、海ぶどう、もずく酢など、国際通りや公設市場でのぶらぶらショッピングが楽しいですし、ゆいレールおもろまち駅直結の巨大な免税店もあります。免税店での買い物は、ヨーロッパ製品は港で受け取りになるので、購入時間の締め切りや受け取り時間が決められていますので、受付で確認してからお買い物をしましょう。日本周遊クルーズでは釜山や台湾に寄港しますが、ここ沖縄の免税店は大きく品揃えも豊富です。
沖縄名物ブルーシールのアイスクリームも地元ならではの味があって沢山あり、どれを選ぶか決めるのが大変です。そして、私はワッフルコーンがお気に入りです♪
別府
別府は何といっても地獄めぐりですね。クイーン・エリザベス寄港時は、港から別府駅東口近くまで無料シャトルバスが運行していましたが、バスの台数が少ないのか、入港してからしばらくの間は長蛇の列でしたので、時間には余裕をもって行動することをおすすめいたします。
地獄めぐりのエリアへは、いくつかバスのルートがあるようですが、私は西口から海地獄までを繋ぐ路線バスに乗って行きました。海地獄・坊主地獄・かまど地獄・鬼山地獄・白池地獄は徒歩圏内です。このルートの方が下り坂なので、上りより楽だと思います。それぞれ特徴的な地獄で、池は色がそれぞれ異なります。不思議ですね。白池地獄を見学した後、鉄輪観光所があるバス停まで歩き、そこから血の池地獄まで行くバスへ乗ります。本数が少ないので、計画的な見学が必要です。
血の池地獄では鉱泥を利用したオリジナルの軟膏が販売されており、しもやけ、やけどなどの効能が記載されておりますが、私の家族では湿疹に利用しています。難点は赤褐色で衣服につくと落ちにくいところと温泉の匂いが一日漂うことでしょうか(笑)でも家族には効いていてありがたいです!
血の池地獄の入口にある「極楽亭」というレストランで、大分名物のだんご汁を♪その他血の池バーガーセットなど気になるメニューが沢山♪
龍巻地獄でちょうど間欠泉を見ることができました。
目の前のバス停から別府駅までのバスに乗ると、ちょうど港の前を通ることが発覚。乗船のお客様も皆様ここで下りて船へ戻りました。
釜山
釜山でもグルメが楽しみですが、今回は名鉄観光オリジナル寄港地観光で甘川洞文化村と釜山タワーを訪れました。
甘川洞文化村は韓国のマチュピチュと呼ばれる起伏が激しい山のふもとにある文化村です。この村はかつて過疎化によって人がどんどん少なくなっていましたが、町興しで若者を呼ぶためにインスタ映えしそうなカラフルな街並みに変貌するとたちまちに人気スポットになりました。皆さんがご存知の星の王子様のストーリーにそって写真が取れるように壁画や像が施されています。
釜山タワーからは港周辺が一望できました。釜山国際旅客ターミナルに入港した場合は、タワーからご自身が乗船されてきた船がご覧いただけます。この日は突き抜けるような青空にタワーがそびえていました。
戻り際に国際市場近くのスーパーへ立ち寄りお土産探し。何も買わずとも商品の特徴を見ているだけで楽しいですよね。このパッケージ、ロバートの秋山さんに似ていませんか(笑)
佐世保
軍港らしく、関東で言うと横須賀に非常に雰囲気が似ていました。港周辺は広場があり、ショッピングモールがあります。この日はクイーン・エリザベスが初寄港ということで大々的にイベントを行っていました。
佐世保では港から松浦公園というところまで無料のシャトルバスが出ていました。松浦公園は佐世保の長~いショッピングアーケードの、港の反対側の端付近にある公園で、ここからショッピングアーケードを通り抜けて港へ戻っていくルートが主流です。
佐世保と言えば、佐世保バーガーですね。お昼過ぎに少し時間が空いたので、人気店のBigManへ行ってみました。バンズが柔らかく、ジューシー!
アーケードを抜けると、戦時中の防空壕をそのまま生かして作られた市場のとんねる横丁へ。ぱっと見は道路に面しているよくある商店街に見えます。海産物や青果が並び、地元の方々に親しまれています。
帰り際にカトリック三浦町教会へ。中には美しいステンドグラスもあり、厳かな雰囲気です。国道側から行くと入口までキツイ階段が続きますが、裏手からまわると少し楽かも?!
一日中天候に恵まれました。夕刻の港とクイーン・エリザベス
番外編
佐世保のもう1つのグルメはレモンステーキです!鉄板に乗った薄切り肉にレモンスライスが乗っています。行ったお店では、これをナイフとフォークで器用に絞るやり方を教えてくれました!とてもサッパリしておいしい♪そして残った肉汁に最後にご飯を投入し、からめて〆ます。
清水
ここのところの富士山人気で、数多くの客船が入港する清水。訪れたことがある方も多いのではないでしょうか。この日はあいにくの雨。富士山はいずこ・・・。
清水では、JR清水駅および静鉄清水駅への無料シャトルバスがありました。港には観光案内所でガイドブック等の用意もあります。
私の清水でのお気に入りは何といっても海鮮です!JR清水駅近くに、「清水魚市場 河岸の市」があり、清水へ行く度に訪れます。この日は地元テレビ局の撮影も入っていました。市場の中でも人気店を訪れ、大好きな生サクラエビの乗った海鮮丼をチョイス。ああ、いつ頂いてもおいしいです。
以上、少しではありますが、各寄港地のレポートでした。ご滞在の参考になれば幸いです。
船内生活の舞台裏 ~Behind the scenes~はこちら
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