キュナード・ライン14年振りの新造船「クイーン・アン」にいち早く乗船してきました!
スケジュール
8/27(火) | サウサンプトンホテル泊 |
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8/28(水) | サウサンプトン港へ。チェックイン、乗船。 18:00出港 |
8/29(木) | ロッテルダム 15:00入港 *船はロッテルダムに停泊 |
8/30(金) | 23:000出港 |
8/31(土) | 終日クルーズ |
9/1(日) | サウサンプトン入港 |
クイーン・アンキュナード14年振りの新造船が2024年5月に誕生。
就航:2024年/総トン数:113,000トン/全長:322m
最大幅: 35.6m/乗客定員:2,996名/乗組員数:1,225名/巡航速度:22ノット
©CUNARD LINE
8月24日
クイーン・アンの体験乗船でロンドンに向かいます。今回はカタール航空を利用してドーハ経由でロンドンまでの7時間10分の長旅です。成田22:30発の予定でしたが、15分早まって22:15に出発。これから長い空の旅が始まります。
カタールのドーハには30分早く到着。空港とは思えない綺麗な空間で、人気のテディベアを写真におさめて次のロンドン行きを待ちます。 待ち時間はなんと5時間です(涙)
8月25日
ドーハを8時15分に出発した飛行機はロンドンへ定刻より30分早く到着。今回到着したロンドンの空港はガトウイックでしたので市内までは2時間を要しました。
長旅と時差もありますので、今日はゆっくり休んで明日から精力的に動きたいとます。
8月26日
ホテルで美味しい朝食を済ませ、今日は8年ぶりにロンドン市内を観光します。
最初に王室ゆかりの建物が集まるエリアを探訪するため政治の中心地、国家議事堂、ウエストミンスター教会、ビックベン
首相官邸、トラファルガー広場へ抜けるザマルを経由して、バッキンガム宮殿へ。衛兵の交代は見れませんでしたが、馬に乗って引き上げていく衛兵さんに遭遇しました。
ロンドンでの見どころの一つ、大英博物館ではロゼッタストーン、ライオン狩りのレリーフ、エジプト彫刻、サットンフーの出土品など代表的な展示物を見学しました。
大英博物館のあとは、華麗なる歴史の影に悲劇が宿るロンドン搭へ。ロンドンのシンボル、タワーブリッジも訪れました。
8月27日
今日はロンドンからサウサンプトンへの移動日。途中、世界遺産 巨大文明の謎、ストーンヘンジに立ち寄りサウサンプトンへ向かいました。
サウサンプトンのホテルに到着。
ここからは何度も出港していますが、ホテルへ泊まって乗船するのは初めてです。
海に面した素敵なホテルにチェックインすると、明日から始まるクイーン・アンのクルーズに期待が膨らみます。
8月28日
ホテルから大型バスに乗車してキュナードUKオフィスへ。
この建物にはキュナードのほかにカーニバルグループの船会社が入っており、多くのオフィススタッフが勤務しています。
オフィス見学後、サウサンプトンのオーシャンターミナルへ。
1階に設置されたスーツケースドロップで宿泊するフロアー毎に荷物を預けます。
無事に荷物が客室に届きますよう念じながら、エスカレーターで2階のチェックインカウンターへ。ここでパスポートと乗船チケットを提出します。
マイキュナードで事前に登録をしているので、わずか3分でチェックインは終了。
キュナードでは数年前からクルーズカードをチェックインカウンターではなく、客室の入り口ドアーの状差で受け取るようになっています。
13:30まで部屋の準備が出来ないようなので、2階のゴールデンライオンでランチ。キュナードビールと名物のフィッシュ&チップを食べました。
荷物が届く前に避難訓練へ。最近のクルーズでは、クルーズカードに記載されているステーションに行ってクルーズカードをタッチする事と、船内のテレビで安全に関するビデオを観るだけで訓練は終了です。今回はEステーションでした。
14:00に客室に入ることができましたが、しばらくするとオーシャンターミナルで預けたスーツケースが届きました。ロンドンのホテルでは荷物をスーツケースに入れたままにしていましたので、4日間もスーツケースの中で眠っていた荷物をクルーゼットに解放してあげました。 今回の客室は人気の海側バルコニー付き客室です。
客室にはキュナードならではのスパークリングワインボトルのサービスとお手紙が入っていました。
電源は日本式のプラグがそのまま利用できますし、コーヒーメーカー、湯沸かしポットも備え付けられていました。
キュナードのサービス基準としてバスロブ、スリッパも用意されています(まだ新しいバスロブのためふわふわで着心地は最高でした)。
客室の設備で一番驚いたことはシャワールームのです。キュナードでもっとも評判が悪かった固定式のシャワーヘッドが可動式になっていたり、仕切りがビニールのカーテンではなくガラス張りになっていました。クイーン・エリザベスのシャワールームも順次、改装されているようです。
夕食はブリタニアレストランでクイーン・アン自慢のフルコースディナーを前菜からデザートまで美味しくいただきました。
本日は就寝前にイギリスとオランダの時差調整のために時計の針を1時間進めなければなりません。これを忘れると明日のスケジュールが全て狂ってしまいますので、重要な調整です(英国とオランダには1時間の時差があります)。
今日は乗船手続きなど朝から忙しい1日でしたからぐっすり眠れそうです。おやすみなさい!
8月29日
午前中は船の日本人スタッフと船内見学。 基本的な作りや名称はクイーン・エリザベス、クイーン・ビクトリアと変わりありませんが、各パブリックスペースの広さや配置の仕方、調度品などが若干異なります。全体的にいま流行りのモダン風の造りになっていますが、一番気になったのが、キュナード自慢のクインズルームのダンスフロアが狭くなっていた事です。
この広さでは社交ダンス愛好者が乗船した時は物足りないのではと感じました。 また、他の船でも取り入れている健康志向のウェルネスカフェが設置されています。
スペシャリティ(有料)レストランはサミュエルズ ステーキハウス&グリル、味和(和食)、トラモント(地中海料理)、アランヤ(インド料理)の4カ所となります。通常、客船でブッフェと呼ばれているエリアはたくさんの料理が所狭しと並んでいますが、クイーン・アンの最大の特長は料理に指をさせば船のスタッフが取り分けてくれるスタイルです。
優雅な気持ちで食事を楽しむことが出来ました。
(※写真はステーキハウス&グリル)
プールサイドのグリルスタンドもメニューが充実しています。
パビリオンのプールは屋根が開閉式の全天候型で、最終日は終日クルーズで天気も良かったので屋根がオープンされました。大型スクリーンではイギリス人が大好きなプレミアム・リーグ(フットボール)の生中継があり大興奮のプールエリアでした。
また1階にドローイングルームと呼ばれる部屋があり、書き物や読書を楽しむことが出来ます。コンセントもあり、パソコンの利用も可能ですから船内でお仕事や会議も出来るかもしれません。
また、キュナードらしいイベントとしてアーチャリーを楽しむことが出来ます(無料)。
夕方からははシャトルバスでロッテルダムの中心地に行き、街歩きやショッピングを楽しみました。 乗船前にターミナル近くのフードコートで生ビールを飲んで船に戻りました。(この日はロッテルダム停泊です)
8月30日
朝食はルームサービスを頼みましたが、料理はオーダー時間の07:00ピッタリに届きました。卵の焼き加減も最高で、フルーツも新鮮でした。
ロッテルダム最初の観光地はオランダ最大級、19基の風車が残る世界遺産キンデルダイク。川のほとりに立つ風車の風景はまさにオランダでした。
現在も可動している頼もしい風車です。
その後、政治の中心地、デン・ハーグとデルフトに移動。デン・ハーグの最大の見どころはマウリッツハイツ美術館に展示されているフェルメールの「真珠の首飾りの少女」。この作品を観るために多くの観光客がこの街を訪れます。
車を15分程度走らせてデルフトへ。
焼き物の街デルフトではロイヤルデルフト陶器の工場見学と作品を楽しみました(見るだけでしたが購入はできませんでした)。
昼食はデルフトの旧市街で地元ならではの絶品ランチを堪能しました。
帰りの車の中でガイドさんから聞いた話では、ロッテルダムは第二次世界大戦の際にドイツ軍の爆撃で街が破壊されてしまい、ほとんどの建物はその後に建造されたので現代風の建物ばかりだそうです。
8月31日
朝は、キュナードの客船ではクイーン・アンのみに備けられているウエルネスカフェで朝食。
名前の通りヘルシーな朝食の後はカフェ・カリンシアで2度目の朝食を。ここでは朝昼晩と無料で軽食を食べることが出来ますが、あくまでもドリンクをオーダーする事が前提です。有料ですが美味しいコーヒーや紅茶と軽食をお楽しみください。
そしてキュナードの客船には無料のセルフランドリー(乾燥機、アイロン付き)が設置されています。無料の洗剤もありますが、日本のお客様は洗剤にこだわりがあるためかご自宅からお持ちになる方が多いようです。
夜はキュナード初の日本風創作料理の「<AJIWA>レストラン」 を体験。日本人が監修しているだけあって本格的な和食を堪能する事ができました。
最後にスタッフが抹茶をたててくれたことにはびっくりしました。(料理を盛り付ける食器にはびっくりしました。さすが外国船です・・・)
最終日の夜はブライト・ライト・ソサエティを鑑賞。これもキュナードライン初めての試みで、お客様参加型の画期的で臨場感のあるショーでした。予約は必要ですが無料です。
また今回は特別に操舵室にご招待をいただきキュナード・ライン史上初の女性キャプテンのインガー・クレイン・トーハウガさんにお会いしてお話を伺うことが出来ました。
素敵なキャプテンでした!
9月1日
クルーズで一番寂しい下船の日をむかえてしまいました。
下船に際してスーツケースを船会社側に運んでもらう場合は、前日夜の23:00までにドアーの外にスーツケースを置いてください。ですから1泊分の荷物を運ぶ小さなスーツケースも必要ですね。
今回は港までお迎えの車の時間の関係で8:50下船のオレンジ4番のタッグを受け取りました(タッグは自動的に客室に配られますが、ご自身の下船時間に合わせて変更が可能です。フロントで変更依頼をしてください)。
集合場所のゴールデンライオンパブに集合している、と下船のコールがありましたが、ほとんど待つこともないスムーズな下船でした。
ターミナル1階のスーツケース置き場からピックアップしてロンドン、ヒースロー空港へ向かいます。
※タッグがはずれている事が時々あります。その場合はタッグがついていないスーツケースがまとめて並んでいます。
途中、エリザベス女王が好んで滞在したウィンザー城を外から観光しました。
出発の3時間30分前に空港に到着しましたが、すでにチェックイン手続きが始まっていました。今回もドーハで乗り継ぎで日本へ戻ります。
14年振りに誕生したキュナードの新女王「クーイン・アン」ですが、船内はキュナードの伝統にモダンを融合させた、現代風で素敵な雰囲気の客船でした。他の3船と比較してスペシャリティレストランが増えたことや健康志向の食事や施設が誕生したことが特徴でした。 今後、格式と伝統を誇るキュナード・ラインに新女王クイーン・アンが新しい歴史を築いてくれることを確信してサウサンプトン港を後にしました。
以上、クイーン・アン 研修クルーズでした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。小泉 キュナード2025年出発のクルーズツアーはこちら
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クルーズマスター
小泉 芳弘
koizumi
約30年に亘り、商品企画から販売までクルーズ全般に携わる。2007年にはクルーズのプロの証と言える「クルーズ・マスター」に認定。クルーズ乗船歴は、世界最高峰の名船『ロイヤル・バイキング・サン』からカジュアル客船まで約300回を超える。
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