オールインクルーシブのラグジュアリー客船「バイキング・エデン」
2025年5月22日(木)横浜から5月25日(日)広島までバイキング・エデンに体験乗船してきました。
<スケジュール>
5/25(木)横浜新港ふ頭 16:00出港
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5/26(金)終日クルーズ
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5/27(土)釜山(韓国)12:00入港/19:00出港
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5/28(日)広島12:30入港・下船
<シップデータ>
客室は全てベランダ付、船内は洗練された北欧デザインでまとめられ、クルーズ代金には食事中のアルコールを含む飲み物、チップ、港湾費用、Wi-Fiが等が含まれるオールインクルーシブ制を導入
就航:2017年/総トン数:48,000t/全長:227m
最大幅:29m/乗客定員:930名/巡航速度:20ノット
乗船前
【乗船客専用のウェブサイト「バイキング・ジャーニー」を登録します】
ダイニングや寄港地観光の事前予約のほか、船内の情報を確認することができます。
登録のためのユーザーマニュアルを船会社が作成していますので、事前に登録されることをおすすめします。
自宅から事前にスーツケースを送付する際や当日、乗船港で荷物を預ける時に必要なタッグです。これもバイキング・ジャーニーから印刷することができます。
オンラインチェックインをバイキング・ジャーニーから行うと、乗船券(乗船用のバーコード)が表示されます。
レストラン、寄港地観光、スパの予約をします。
※乗船後はバイキング・ジャーニーのマイアカウントから予約の確認、キャンセル、船からのお知らせ、オンボードクレジットなどを見ることができます。
乗船手続き
今回は横浜新港ふ頭(通称ハンマーヘッド)から乗船しました。
手持ちの荷物を自分の船室まで運んでもらいたい時はここで預けます。必ずバイキング・ジャーニーより印刷した荷物タッグを付けてください(万が一忘れたり、印刷していない場合でもここで作成してくれます)。
チェックイン
今回は事前にオンラインチェックインを済ませていたので、パスポートの提示と船内の支払いに利用するクレジットカードの登録のみで乗船手続きは完了しました。引き換えにクルーズカードを受取り、パスポートは返却されますので各自で保管します。クルーズカードには緊急時に集合するAssembly stationも記載されています。
乗船
いよいよ乗船です。最近の客船では珍しくウエルカムドリンク(シャンペーン、ソフトドリンク)とおしぼりのサービスがありました。
乗船後はそのまま2階のザ・スター・シアターへ。ここで避難訓練の映像を見ると訓練が終了したことになります。効率的なシステムだと感じました。
船室
今回の船室はデラックス・ベランダ(DV2/約25㎡)です。
バイキング・エデンは全ての船室はバルコニー付で25㎡以上の広さを誇るラグジュアリー客船です。それでは船室を紹介します。
独立型の広いシャワーブース
ゆったりとしたリビングスペース
バスローブ、スリッパが置かれていた広いクローゼット
スタイリッシュな洗面台
セーフティボックス
引き上げると鏡台と小物入れになるテーブル
冷蔵庫 デラックス・ベランダにはアルコールは入っていませんが、ソフトドリンク、スナックは毎日、補充してくれます。
コーヒー、紅茶を船室で楽しむことが出来ます。
湯沸かしポットが設置されています。
船室で使用する用のミネラルウォーターが毎日補充されます。
イヤホンセットは船会社主催の寄港地観光や船内見学会の時に利用します。寄港地観光を重視しているバイキング・クルーズならでは。充電機能も備え付けられています。
ブラウン製のドライヤーでした。
靴ベラ、ブラシ、ランドリー申込み用紙等が引き出しに入っていましたが正直、見つけにくかったです。
ペットボトルのミネラルウォーターが2本毎日補充されます。
双眼鏡も設置されています。さすがラグジュアリー客船です。
洗面台にはボディローション、ボディウォッシュ、シャンプー、コンディショナーと充実しています。
・歯ブラシもありましたが歯磨き粉が無いタイプのものでした(笑)
また海外のホテルや客船には備えられていない髭剃りもありました。
コンセントはC,Aタイプで日本、米国、欧州全てに対応しています。USBもありました。
パブリックスペース
ゲストサービス
ホテルのフロントにあたる重要な場所。テーブルが3つありお客様と着席で1対1の対応をしてくれます。
ザ・スター・シアター
多彩なエンターティメントショーが毎晩上演されるシアターです。乗船日は船長をはじめシニアオフィサーの紹介、歓迎の乾杯とバンドの生演奏を楽しみました。
ザ・エクスプローラズ・ラウンジ
2階建てのパノラマラウンジで船内一見晴らしの良い場所。北欧風の家具や調度品も見どころの一つです。広島の入港前には美しい瀬戸内海の景色をここから堪能しました。
メイン・プール/インフィニティ・プール
天井開閉型の温水プールやインフィニティ・プールやジャグジーも併設されています。
ザ・リビングルーム・バー
スカンジナビアデザインの家具やノルウェーの伝統的なキルトなどを施したモダンなバーです。コーヒーやスイーツ、軽食などを楽しむことが出来ます。
バイキング・ヘリテージ
バイキング・クルーズの歴史にまつわるものが常設展示されています。
ショップ
宝飾品、免税品、バイキングのロゴグッズを取り揃えています。お香、扇子など中国的なお土産も豊富です。
セルフランドリー
船内にはセルフランドリーがあります。洗濯機の他に乾燥機、アイロンが併設されています。(無料)
ザ・ノルディック・スパ/サウナ
北欧スタイルのスパでは、ボディートリートメントなどのスパメニュー(有料)のほか、ノルウェースタイルのサウナ、プール、フィットネスセンターをお楽しみいただけます。(無料)
レストラン
ザ・レストラン(フリーシーティング/朝、昼、夜)
スカンジアビアスタイルのメイン・ダイニング。郷土料理や地元の食材を使った料理に定評があります。朝食や昼食には日本食や中国のお粥、点心なども楽しむことが出来ます。
朝食
和定食、中国粥、点心
昼食
とんかつ、エビのイカ巻
夕食
和洋折衷メニュー?
マンフレディーズ(無料・予約制/夜)
地元で愛されるトラットリアをイメージしたイタリアンレストランです。
ザ・シェフズ・テーブル(無料・予約制/夜)
オリジナルのコース料理とソムリエ厳選のヴィンテージワインのペアリングが楽しめるレストラン。今回はバイキング・エデンが誇る中華料理を楽しみました。
ワールド・カフェ
多種多様な世界の美食を提供するカジュアルなブッフェレストラン。洋食に加えて和食、中華料理も豊富です。
本日の昼食はスペシャルブッフェとしてノルウェージャンブッフェが開催されていました。
ウィンターガーデン
モダンで穏やかな空間で生演奏と共にエレガントなティータイムを楽しめます。紅茶は数種類からチョイスが可能です。
マンセンズ
創立者の母親にちなんで名つけられたレストラン。ノルウェーの伝統的な料理をメインにしたデリで名物のワッフルはおすすめの一品です。早朝、ランチ前、夜食など時間を決めてオープンしています。ワッフルをはじめ全てのデリはハーフサイズでオーダーすることもできます。
プール・グリル
カジュアルなスタイルのグリル・ダイニング。ハンバーガーやサラダ、日替わりの麺類や焼き鳥などを楽しむことが出来ます。
ルームサービス
24時間無料でルームサービスをお楽しみいただけます(アルコールは有料)。今回は夜のショータイムの後、ルームサービスでカレーをオーダーしました。
※朝食とそれ以外の時間にオーダーできるルームサービスメニューです。
その他
バイキング・クルーズは昼食、夕食時にはソフトドリンクを含むアルコール(一部銘柄を除く)を含むドリンクが提供されます。また、各種ホットティーやスペシャリティ・コーヒーを船内のレストランやバーで無料提供しています。
さらに、お食事時以外にバーでもアルコールなどをお楽しみいただけるシルバー・スピリッツ・ビバレージ・パッケージもあります。
料金は27米ドル/日本円約3,888円(お一人様/一泊)
船内にはセルフランドリーが設置されていますが、クリーニングをご希望のお客様には有料のクリーニングサービスもあります。オーダー表に記入いただき船会社指定の袋に入れハウスキーパーに受け取りの連絡をするかベッドの上に置いてください。
ザ・ノルディック・スパのメニューが船室に置かれています。サウナやプールは無料ですがマッサージ(ボディ、フェイス、フット、ハンド、ヘア)は有料となります。
今回はボディマッサージ30%OFFのチラシが入っていました。
下船
今回のクルーズは広島で下船となりますが、入港時間が12:30のため午前中は日本が「多島美」として世界に誇る海域、瀬戸内海を航行します。7階のエクスプローララウンジで船のミュージシャンによる音楽に耳を傾けながら美しい広島への入港のひとときを楽しみました。
※船内日本人コーディネーターのソノコさんとバイキング・クルーズ泉さんと瀬戸内海を航行中にワンショット
広島で日本の税関、入国検査が行われました。税関検査については申告書の提出が必要ですが、前日の夜に申告書と日本語の記入見本がお部屋に届けられました。
わずか3泊でしたが、バイキング・エデンに初乗船した感想を一言で表現するならば、まさにラグジュアリークラスにふさわしい客船であるということです。盛りだくさんのイベントや大がかりなショーはありませんが、自分のペースでゆったりとクルーズライフを楽しみたい方にはぴったりの客船です。また、シングルキャンペーンの期間中ですからお一人で参加している方、特に女性のお客様を多く見かけました。女性がお一人でも楽しむことが出来るまさに「大人の客船」だと感じました。18歳未満の乗船はお断り、カジノも設置されていないことに納得です。
日本のお客様が危惧されていた中国船籍、中国人の乗組員についても全く影響はありませんでした。中国人の乗組員の接客はホスピタリティに溢れていますし、ほとんどの乗組員がある程度の日本語を理解していますので、まさに日本人にも乗船しやすい外国船の一つではないでしょうか。食事についても素材を活かした美味しい料理の数々に満足しました。また、日本人シェフも乗船していますので日本食の提供もありますし、何と言っても本場中国料理の美味しさには目を見張りました。
2025年も秋から日本発着クルーズを再開しますのでこの機会にラグジュアリー客船「バイキング・エデン」にご乗船ください。大人のクルーズをお探しの方には必ず満足していただける客船であると確信しました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。小泉 バイキング・エデン ツアー一覧はこちら
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クルーズマスター
小泉 芳弘
koizumi
約30年に亘り、商品企画から販売までクルーズ全般に携わる。2007年にはクルーズのプロの証と言える「クルーズ・マスター」に認定。クルーズ乗船歴は、世界最高峰の名船『ロイヤル・バイキング・サン』からカジュアル客船まで約300回を超える。
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