【スタッフ乗船レポート】クイーン・エリザベス 2025年4月16日 横浜~釜山 5泊6日《前編》
クイーン・エリザベス 「クルーズ」「豪華客船」と聞いてまず「クイーン・エリザベス」の名前を思い浮かべる人は少なくないでしょう。英国女王の名を冠した、世界一有名な客船としてその存在を知られています。
就航:2010年/総トン数:90,900t/全長:294m
最大幅: 32.25m/乗客定員:2,081人/巡航速度:21.7ノット
©CUNARD LINE
◆クイーン・エリザベス◆
2025年4月16日 横浜~釜山 5泊6日今回、初めてのクイーン・エリザベスに乗船いたしました。
途中の釜山で下船したので、計5泊6日のクイーン・エリザベスでの乗船レポートです。
ガラ・イブニングが2回あることもあり久しぶりの荷造りは思いのほか時間がかかりました。
クイーン・エリザベス 広島港にて
1日目(4月16日) 横浜港(大黒ふ頭)からクイーン・エリザベスに乗船
大黒ふ頭へ入る日本発着クルーズの場合は、ほとんどの船会社がシャトルバスを設定しています。今回も横浜の山下公園からシャトルバスが出ていましたが、私はタクシーを使って大黒ふ頭まで行きました。原則として、乗船客しか大黒ふ頭には入れません。
わたしの乗船券のチェックイン時間は15:00とありましたが、チェックインの30分ほど早めにつきました。ターミナル内に入ると、すぐスーツケースを預け整理券をもらい手続きの待合場所へ。
正直分かりづらかったですが、日本人スタッフの案内もあったので一安心でした。
ターミナル内の待合所には椅子が並べられており、来た順番に座りました。整理番号の順番になると日本人スタッフに誘導されます。今回のクルーズの乗客は、約2,000名が乗船できるクイーン・エリザベスで日本人約500名、その他が外国人でした。良い塩梅の国際色で、船内でも外国の雰囲気を楽しめることが出来ました。
さてチェックインの順番がくると、日本国籍レーンとそれ以外のレーンに分かれます。
その後、乗船券とパスポートを手元に持ってすぐチェックインです。事前にマイキュナード(キュナードライン専用事前登録ウェブサイト)のオンラインチェックイン(乗船の21日間から可能)で顔写真撮影を済ませていましたが、写りが悪かったようで日本人スタッフにより再度顔写真撮影がされました。ウェブチェックインはクレジットカードの登録だけでも完了するので、写真はチェックイン当日でも問題ないようです。
ターミナルでのチェックインが済み、ターミナル内のセキュリティーを通りいざ乗船。乗船前はいつもドキドキします。
乗船するときに使うタラップの前で、スタッフが再度乗船券を確認します。その後船内の入り口で乗船券のバーコードをかざします。
ようやく船内。グランドロビー。三層吹き抜けの豪華客船。落ち着いた木目調の船内は上品な雰囲気です。
船内に入り次第、各自指定されている避難訓練場所(Assembly Station)へ行きます。これは乗船中に何かあった場合のための避難訓練の一環です。乗船券に記載されている指定された避難訓練場所へ行き、スタッフに乗船券のバーコードを読み取ってもらい、お部屋で避難訓練のビデオを観て避難訓練は終了です。何かあった場合はこの避難訓練場所に集まるので、覚えておく必要があります。
今回の私の避難訓練場所は「D」でした。船内のスタッフにDがどこか聞き、向かいます。
ちなみに乗船すぐ、ホテルのフロントにあたるパーサーズオフィスはすでに長蛇の列。日本発着の今回のクルーズは、日本人スタッフもいたので乗船後不安なことがあれば聞くことができました。
避難訓練場所に行かないと、避難訓練を受けていないことになります。乗船日に避難訓練場所に行かなかった方には翌日、避難訓練に関してのお手紙がお部屋に届いていたそうで、やはり指定の場所に行くように指示があったとのことでした。国際海事法により出航前までに避難訓練の必要がありますので、ご注意ください。
それではさっそくお部屋に参ります。わたしが宿泊したのは海側バルコニー後方。客室ドア横の部屋番号プレートに、お手紙があり、この封筒の中にクルーズIDカードが入っていました。クルーズIDカードが客室の鍵、船内での支払い、乗船証明書になります。
客室にたどり着くと、ちょうど客室担当(ルームシチュアート)のお兄さんがいました。お部屋の使い方(鍵の開け方)、アメニティ、テレビの観方(避難訓練のビデオをみなくてはいけない等)、避難用の装備の場所、金庫、客室内の洗面所やバルコニーへ行くときの段差の注意等細かくレクチャーしてくれました。どうやら素敵なルームシチュアートにあたったのようです。英語が分からない場合でも、お部屋に日本語で説明があるので安心です。
客室は思いの他、広々です。落ち着いた紺が上品で、テレビも大きく、全身鏡もあります。そして、ウェルカムシャンパンがお出迎え!!飲み物の持ち込みは乗船時750mlのシャンパンかワインと制限はされていますが、お菓子の持ち込みの制限はないので、おつまみを持ち込みウェルカムシャンパンで一杯。乗船早々最高です。
お部屋には船内地図、船内新聞、マイボヤージの案内等が日本語で用意がありました。船内地図は船内のイベントで場所が分からない時に大活躍です。他の客室に宿泊した方は、小さく折りたためる英語版の船内地図を持っていたので、客室によって渡されるものが違うようです。
乗船中に使うウェブサイト「マイボヤージ」は、レストランの予約や船内で買った有料ドリンク、お土産などの会計を確認することが出来るとても便利なサイトです。わたしも船内で有料ドリンクをオーダーしたあと、毎回チェックをしていました。
客室にあるドリンクは、ウェルカムシャンパン以外全て有料です。冷蔵庫の中身はもちろん、冷蔵庫上においてあるワインや鏡台にあるボトルウォーターも有料ですのでご注意ください。飲んだ場合はミニバーと書いてある複写式のオーダー用紙に記入が必要です。電気ケトルは無料で使え、ティーバックやインスタントコーヒーも無料です。
電気ケトルで水を沸かすときの水はどうしたら良いかご質問いただきます。クイーン・エリザベスは最近大規模な改装をしました。その改装した内に給水機を新設置(2か所)しました。客室の水道水に抵抗がある方はマイボトルをご持参の上、給水機の水を汲んでお使いください。
客室の収納は入り口付近にクローゼット(備え付けハンガーあり)が3つと、ベッドの両サイドに3段引出し、鏡台にも引出し2つと収納が十分にあります。クローゼットには、金庫とライフジャケット、有料ランドリーのオーダー用紙がありました。
クイーン・エリザベスは無料でセルフランドリーが利用できます。それとは別に有料のクリーニングサービスがあります。希望の場合はランドリー袋に入れ複写式のオーダー用紙に記入し、ルームシチュアートに渡します。
洗面所は個人的には広く感じましたが、やはりシャワールームは狭いです。ハンディシャワーではなく、固定のシャワーヘッドです。ただ、水量、水圧、温度は期待以上でした。
シャンプーとシャワージェルはありましたが、コンディショナーはなかったので、普段コンディショナーを使われている方はコンディショナーをお持ちになることをお勧めします。他、ハンドソープやボディーローションはありました。
良くいただく質問ですが、外国船ですのでやはりトイレは温水洗浄便座ではありません。
洗面所にはハブラシもありました。ただ、以前までなかったアメニティだそうで、他の客室の方には入っていない方もいたそうです。
アメニティといえば、クイーン・エリザベスは客室にバスローブもあります。バスローブは基本、入り口のクローゼットにかけてあります。大規模改装のついでにバスローブのリニューアルもしたそうで、以前はタオル生地でしたが、ベロア生地になったとのことです。室内スリッパも同様にベロア生地になったそうで、肌触りが格段違うとのことです。
最後にテレビについてです。テレビをつけると言語の選択ができます。言語を選択すると、避難訓練のビデオが自動的に流れます。このビデオを観ないと、テレビを見ることがきません。避難訓練のビデオを観たらあとは普通にテレビを見ることができます。
日本語表記は今回の大規模改装により導入されたそうで、テレビのメイン画面など一部日本語がありました。また、吹き替えや字幕の設定がある映画も一部用意があります。
リモコンは非常にシンプルです。
テレビでは、現在の航路、寄港地の天気、船内会計の明細等がみることができます。また、「トゥデイズ クイーン・エリザベス」(今日のクイーン・エリザベス)という番組は毎朝更新される番組で、日本航路の場合は船内の日本人スタッフによる船内のおすすめの過ごし方が紹介されていました。毎日見てその日の過ごし方の参考にされてはいかがでしょうか。
テレビ番組では衛星放送のNHK WORLDが見ることが出来ました。寄港中は見ることができませんでしたが、出航しクルージング中にしっかり見ることが出来ました。
ちなみに充電のコンセントは各国に対応しています。
鏡台、洗面所にはコンセント。ベッドの片サイドにはUSB(写真なし)。
さて、客室を十分にチェックできたので、夕食のためメイン・ダイニングのブリタニア・レストランに向かいます。
クイーン・エリザベスは、事前の船会社専用ウェブサイト「マイキュナード」で夕食の時間(1回目17:30~/2回目19:45~/オープン・ダイニング)のリクエストや寄港地観光の予約、有料パッケージの購入などができます。通常であれば、ダイニング・カードが客室に来ており、客室で確定した夕食時間を確認することができますが、残念ながらわたしの客室にはダイニング・カードはありませんでした。
「マイキュナード」で自分がオープン・ダイニング(時間が決まっておらず自由にレストランに行く)ということは分かっていたので、乗船後に船内の船上ウェブサイト「マイボヤージ」で念のため夕食時間の予約をしました。
夕食時間が1回目の方は17:30スタートですが、オープン・ダイニングを選択した場合、一番早いスタート時間は18:00からです。わたしは18:15スタートで予約を取ってみました。
もちろんオープン・ダイニングで予約を取らないでレストランに直接向かうことも可能です。オープン・ダイニングはデッキ2(C階段)のブリタニア・レストランが食事会場です。
レストラン入り口、向かって右が予約の列、左が予約のない列でした。時間によっては予約がなくてもスムーズにテーブルへ案内してもらえます。この日も予約なしの列の方が並んでいませんでした。
通常は、客室に配られるダイニング・カードをレストラン受付に持っていきますが、なくてもキャビン番号が分かれば大丈夫とのことでした。
夕食の時間が1回目/2回目の方はデッキ3(C階段)の同じくブリタニア・レストランがレストラン会場となります。ブリタニア・レストランはデッキ2とデッキ3の後方(C階段)にあり、デッキ2がオープン・ダイニング専用、デッキ3が時間指定専用というシステムです。
2名テーブルで予約をしたので、2名テーブルで案内していただけました。お隣の席とは近いですが、意外にも2名テーブル設定が多い印象でした。
ミネラルウォーターは有料です(4.60米ドル)。こちらからお願いしませんでしたが、お水をコップに入れてくれました。(ミネラルウォーターではない)
先にソムリエが飲み物のオーダーを取りに来て、その後、お給仕さんが食べ物のオーダーを取りに来ます。
前菜、スープ、メイン、デザート各種からそれぞれ頼んでも良いですし、頼まなくても大丈夫です。
先ほど自分の部屋でウェルカムシャンパンを飲んだので、今後は生ビール(6.50米ドル)をオーダーしました。生ビールは「ゴールデン・ライオン」(デッキ3・パブ)にあるため10分ほど時間がかかるとのことでした。
担当のソムリエさんは笑顔の素敵な方で、昨日は天気が良くて寄港地の清水から富士山がとても綺麗に見えたと教えてくれました。船内スタッフと会話を楽しむのもクルーズの旅の醍醐味ですね。
食事もスムーズに配膳してもらえ、温かくおいしくいただけました。
2日目(4月17日) 終日クルージング 船内を満喫
今朝の日の出は5:25と船内新聞に書いてありましたが、昨日夜更かしをしてしまったので6時に起きるのがやっとでした。こちらは朝6時の日の出が出きった太平洋に浮かぶ太陽の写真です。動画も取りましたが、なんとも清々しい一日の始まりです。普段、日の出を見ることはないので、これもクルーズならではの非日常の瞬間です。
今朝は、昨夜オーダーしたルームサービスの朝食です。ルームサービスは無料(有料もあり)ですが、部屋に配膳してくれるスタッフにはチップ(1~2ドル)をお心づけとして渡すのがマナーです。(ルームシチュアートとは違い、ルームサービスは毎回同じスタッフとは限りません)
朝食用のルームサービスのオーダー用紙は毎日夕方に翌日の船内新聞とセットで客室に用意されています。
こちらが昨日客室ベッドにあった一式です。左にある「お部屋での朝食」が朝食のルームサービスのオーダー用紙です。希望内容と必須事項を記入し、25:00までに自分の客室の外側のドアノブにかけておく必要があります。
そして、今夜はガラ・イブニング(ブラック&ホワイト)とのことでお知らせが入っていますね。
ルームサービスは24時間利用可能です。朝食以外のメニュー表は、鏡台の引出しにはいっていました。基本は無料ですが、有料メニューもあります。
本日は終日航海日です。船内施設やイベントを楽しもうと思います。
まず、日本語乗船説明会が午前早くにロイヤル・コート・シアターでありました。
内容は、
・クルーズIDカードについて ・デイリープログラム(船内新聞)について ・マイボヤージについて
・インターネットについて ・レストランについて ・客室について
各項目の船内での過ごし方やルールなどの説明がありました。日本発着クルーズでは、このような説明会の実施がありますが、海外発着に関しては残念ながら実施がないようです。
ちなみにこのロイヤル・コート・シアターは、デッキ1,2,3の3層吹き抜けで、デッキ3にはボックス席があります。ナイトショーの時は、ボックス席が有料席(1名25ドル)となり、ウェルカムドリンクとチョコレートの提供があるそうです。15番のボックス席はクイーン・エリザベスが座った席として有名です。(予約はパーサーズオフィスにて)
落下防止用のパーテンションがあり見やすい席というわけではなさそうですが、クイーン・エリザベスに乗船した記念としてボックス席で鑑賞されるのも素敵だと思います。
次のイベントまで時間ができてしまったので、船内探索をします。
デッキ2とデッキ3螺旋階段でつながっている図書館です。本が多く、やはり木目調で落ち着いた雰囲気でお洒落な空間です。デッキ2には受付があり常に図書館司書がいました。受付は不要で本を閲覧することは可能ですし、借りるときも特にとくに何かする必要はないとのことでした。日本発着の場合は、日本語の本が100冊以上。
本は航路により入れ替えらるので、海外発着になると日本語の本はほぼなくなるそうです。受付近くには主な国の言葉の新聞があり、自由にもらうことができます。日本航路は日本語の用意もありました。
図書館にはパソコンもありましたが、日本語の対応はしていないとのことです。
次はキュナードラインのロゴ入りのお土産や日用品等が売っている「PORT SHOP」です。
日によって出ているものが異なったり、セールになっていたりと毎日立ち寄っても楽しめます。
日本航路でしたので、こちらにも日本人スタッフがいました。わたしもクイーン・エリザベスのロゴ入りテディベアやマグネットを購入しました。
ショップやカジノは、日本寄港中クローズしています。
船内で購入した有料のものは、マイボヤージで船内アカウントとして確認することが出来ます。
ほぼ同時に計上されるので、都度確認することをお勧めします。
10ドルの計上は、PORT SHOPでマグネットを買いました。17.83ドルは昨日のメイン・ダイニングで、カクテルと生ビールを頼みました。メイン・ダイニングでオーダーしましたが、実際お酒を提供してくれたのは、ゴールデン・ライオンというバーだったようなので、ゴールデン・ライオンの名前で計上されています。
お部屋のテレビでも船内会計の確認をすることができます。
次は、改装によりできた給水所です。船内に2か所(デッキ2中央右舷、デッキ9中央左舷)に設置されています。マイボトルを持っていくととても便利です。
さて、「ようこそキュナードへ」というイベントがクイーンズ・ルームで行われます。
これは船内施設の紹介で、各施設がブースを作りお勧めの案内やパンフレット等をお渡しするイベントでした。日本語通訳もあったので各施設を知ることができました。抽選会もあり、3名程景品が当たっていました。
私はここで船内にあるスパ施設「マレール・スパ&サロン」の料金表を入手しました。マイキュナードで事前購入時の値段を見ていましたが、価格設定が異なり円安もあったため断念しました。
イベントで使ったクイーンズ・ルームはダンスホールです。洋上で最大のダンスホールと言われており、高い天井と豪華なシャンデリアが特徴です。ここでは、日中はイベントやアフタヌーンティーが実施され、夜は社交ダンスの場となります。今回のクルーズ中も社交ダンスを楽しむ乗客がたくさんおり、非日常の未知の世界を感じました。
もうそろそろお昼なので、お腹を空かせるために船内のジムに向かいます。
マレールに委託してある施設、「マレール・フィットネス」と「マレール・スパ&サロン」。デッキ9前方(A階段)のエレベーター付近に「マレール・スパ&サロン」の受付があります。そこを通り船首に「マレール・フットネス」、つまりジムがあります。初めて行くときは、ここは入って良い場所なのか躊躇する雰囲気でした。
マレール・スパの受付に更衣室内のロッカーの鍵をもらおうとしましたが、「いま受付に鍵がないから、空いているロッカールームを使って良いよ。」と言われました。鍵がなくてどうやってロッカー使うのかと思って、更衣室にいくと、鍵がついたままの空のロッカーがありました。前に使った方がそのままだったのでしょう。
ロッカーでジム用の靴とスポーツウェアに着替えました。ただ、お部屋からそのまま来ている方もいましたし、
一部スポーツウェアでない方もいました。
更衣室にはロッカー、シャワー室(2か所)、洗面台ロッカー裏にサウナ(小さい)、タオルの用意がありました。
船首なのでとても開放的です。有料ですが、ヨガ教室やピラティス教室もあります。トレーニングマシンや用具もそろっています。分かりづらいですが、入り口付近に消毒用のスプレーと紙ナプキンが置いてあるので、通常のジムのように使い終わったら消毒をしましょう。
お水とコップも置いてあるので、飲料を忘れても安心です。
マレール・スパからパビリオン・プールに出る途中に卓球台があり、卓球を楽しむ方たちを頻繁に見かけました。
お腹がすいてきたので、マレール・スパと同じデッキ9にあるリド・レストランでランチをします。
気軽に入ることが出来るビュッフェ形式のレストランは、座席も自由に空いている席に座ります。幅広い種類の料理がありますが、今日はアジア料理がテーマだそうです。
リド・レストランではドリンクバーも豊富です。ソフトドリンク、お水、コーヒー、紅茶等の無料の提供です。
リド・レストランでは控え目に食事をとり、同じデッキ9後方(C階段)にあるリド・グリルで軽食のハンバーガーを食べました。とてもボリューミーでした。お天気の良い日にプールサイドでバーガーとフライドポテトをつまみにビールを飲んだら最高です。
リド・レストランでのドリンクバーもドリンクの種類が豊富ですが、キュナードラインは、お酒にも力を入れています。ドリンクメニュー表を開くと、キュナードオリジナルのジンやビール、ワインがあります。お酒が飲める方は、滞在中の楽しみも増えますね。
この日はプールに入りませんでしたが、ジャグジープ―ルは37度程度、プールは27度の案内がありました。プールには監視員はいません。ジャグジーは温かいので、大人が浸かってリラックスしているのをよく見かけました。タオルやブランケットもプールサイドにあるので、安心です。
今回の改装ではプールのデッキチェア、ソファーも変わり、車椅子の方でもプールにはいれる配慮を設置したとのことです。
この後は、クルーズ中に立ちよって体験することが出来なかった施設の見学です。
■メディカルセンター(医務室):デッキA(A階段)
船内で何かあった場合に、医務室があります。デッキAは一番下の階。営業時間があるので船内新聞でご確認ください。営業時間以外等での緊急対応もしています。医務室での診察料は海外での受診と同じ扱いなので、海外旅行保険の加入をお勧めしています。
日本発着の場合は、通訳士がいますが、海外発着の場合は通訳がいないため、基本ご自身での対応となります。
■ミッドシップバー;デッキ3(B階段)
オシャレな雰囲気です。船内のバーは基本同じメニューの提供と聞いていました。実際のところメニュー内容はほぼ同じですが、状況により異なります。
■フォトギャラリー&スタジオ;デッキ3(C階段)
船内でプロのカメラマンに撮影してもらった写真をご自身で選択できるところです。ガラ・イブニングの日など記念になりそうな場所で写真撮影のスタッフがおり、お願いすると撮影してもらえます。
■ブックショップ:デッキ3(B階段)
キュナード特製のお酒がお土産として購入できるショップです。
■時計台:デッキ2
■カジノ:デッキ2(A階段)
イギリスの有名なビックベンを作ったデント社の時計です。こちらでの写真撮影は記念になること間違いなし。
時計台を囲うようにあるのはカジノです。カジノよりもお洒落をして社交ダンスをしましょうという意図があるのでしょうか、カジノは小規模です。スロット、ブラックジャックなどが楽しめます。
■アートギャラリー:デッキ3(B階段)
こちらも、小規模です。ちなみに昨年2024年1月に就航した新造船クイーン・アンは、アートの船としてデビューしました。クイーンリザベスを含めキュナードラインの4船の中でアートギャラリーの規模が大きいのがクイーン・アンだそうです。
■リド・レストランでのピザ:デッキ9
先ほどのリド・レストランの一角にピザを提供するエリアがあります。現在のキャプテンがイタリア人で、美味しいピザが食べたいとのことでピザに力を入れており、船内スタッフも食べにくるほど好評です。
基本的なピザは通常作られて置いてありますが、オーダー用紙に自分で記入するシステムで、オリジナルのピザもオーダーすることが出来ます。ただとても人気なので、オーダーが混み合ってしまい、時には長時間待つこともあるそうです。
オリジナルでオーダーすると円盤サイズの大きいピザが出来上がって食べきれない場合もるので、特にこだわりが無い場合は、すでにできているスライスピザを試してみてはいかがでしょうか。
■スポーツ・デッキ:デッキ11(A階段)
パドルテニス、打ちっぱなしゴルフ等のスポーツが楽しめるエリアです。船内イベントや大会などがあります。
船内新聞で確認し、参加してみましょう。
■ザ・ゾーン(子供向け施設):デッキ10(B階段)
2~17歳が遊ぶことができる施設です。利用する場合はキッズクラブに登録が必要です。マイキュナードから事前登録ができます。乗船後に登録する場合は、乗船日に開催される登録会に参加する必要があり、船内新聞で案内があります。
実際、今回のクルーズでは外国のお子さま連れファミリーを多く見かけました。
■グリルクラス エリア:デッキ11(B階段)
クイーンズグリル、プリンセス・グリルのスイート客室にお泊りのグリルクラスの乗客が入れる専用エリアです。ここには専用ラウンジ、専用レストランがあります。
今回は特別に、専用ラウンジとクイーンズグリル専用レストラン、専用デッキを見せて頂きました。
●ラウンジ
階段の向かい側に専用ラウンジがあります。 ラウンジではコーヒーと紅茶、夕食前の カナッペを無料で楽しむことができますが、 バーは有料です。ラウンジには、専用のコーディネーターがおり、日本発着の場合は日本人が対応しているとのことしでした。上品で落ち着いた雰囲気です。
●クイーンズグリル レストラン
座席の予約は不要で好きな時間に行くことができます。2名席が多い印象です。
メニューはブリタニア・レストランと異なります。メニューにないものも食材があればオーダーすることも
出来るそうです。また、夕食はルームサービスでもオーダーできるとのことでした。
●専用デッキエリア
プールはありませんが、デッキチェアーが多くあり広々とした空間です。
今回の改装で、クイーン・エリザベスのスイート客室の家具が変わったそうです。豪華客船のクイーン・エリザベスに乗るのであれば、豪華な客室と豪華なサービスを体験したいですね。
さて、船内見学が終わったので次は夕食です。
本日もメイン・ダイニングのブリタニア・レストランですが、今回は6名の大所帯です。
2名テーブルが多い印象なので大人数でのテーブルの場合は、早めにリクエストを入れるのがお勧めです。
今夜はガラ・イブニングでテーマディナーの「ブラック&ホワイト」、17:30頃になると船内では黒や白の服装の乗客を見かけます。外国の方も日本の方も装いが素敵でうっとりします。
ガラ・イブニングのイベントは他の船会社でもフォーマルナイトなどの名称でありますが、ドレスコードというしっかりした雰囲気はキュナードライン独特といっても良いかもしれません。
もちろん、ドレスコードが不要な方は、リド・レストラン等でカジュアルに過ごすこともできます。
キュナードラインオリジナルワイン(有料)をオーダー。今日は、食後のコーヒー(あるいは紅茶)のお供に一口菓子もついてきました。
食事は2時間ほどかかり、22:00からロイヤル・コート・シアターでナイトショーがあるため、急いで会場へ。
ショーは2回制で、今回は終日航海の日にナイトショーの設定がありました。
キュナードラインのナイトショーは、ミュージカルではなく言葉が分からなくても楽しめる歌とダンスのショーです。今夜は「BE OUR GUEST」、有名な演目です。とっても楽しかったです!
人気のショーで立ち席になることもあるとのことでしたが、今夜は座れない方はいなくわたしも良い席で鑑賞することができました。
鑑賞後は、デッキ10(A階段)にあるヨット・クラブ・デッキで行われている「サイレント・ディスコ」に行ってみました。それぞれがヘッドフォンを渡されヘッドフォンから流れる3曲の中から好きな曲を選び踊るという斬新なものです。ヘッドフォンをしないでダンスフロアを見ると、無音で踊っているように見えシュールです。3曲しか音楽がないので、たまに他のかたとシンクロするときがあり、その瞬間がみんな同じ曲で踊っている!という楽しさにもなります。
前半はここまで。後半をお楽しみに。
前編と後編に分けてお送りします。
後編は現在準備中です。お楽しみに!
前編をご覧いただき、ありがとうございました。今井 クイーン・エリザベスのクルーズツアーはこちら
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