2016年12月9日にイギリス・サウサンプトンの港から出航するキュナード・ラインが誇る豪華客船「クイーン・ヴィクトリア(Queen Victoria)」の乗船研修に参加しました。
キュナードは1840年設立より英国王室との縁の深さから保有する客船に女王の名を冠することが許された世界で唯一のクルーズ会社です。豪華客船と聞いて、日本の方がイメージするのは、映画タイタニックのモデルとなった「クイーン・エリザベス(Queen Elizabeth)」ですが、今回乗船しているのは、その姉妹船である、クイーン・ヴィクトリアです。イギリスでは、クイーン・エリザベスと同様に知名度も高く人気がある客船です。クイーン・ヴィクトリアのほうが造船された時代背景から、船体に使用されている木材などが上質であるため、より重厚感があるというファンの声も多いそうです。
今回乗船したのは、サウサンプトンを出港し、ベルギーのセーブルージュに寄港、その後終日航海日を経て、サウサンプトンに帰港するショートクルーズです。その様子を数回に分けてお伝えいたします。
2016/12/9 12:00
イギリス サウサンプトン オーシャンターミナルより乗船
オーシャンターミナルの外でタグをつけた荷物を預けます。タグは事前に日本で用意しておきます。オーシャンターミナルの入口近くで「健康質問票(Public Health Questionnaire)」をもらい必要事項を記入し、整理券を受け取ります。整理券はアルファベットのグループごとになっており、自分のグループの順番になれば、カウンターにて受付となります。
STEP1
バゲッジドロップオフ(BAGGAGE DROP OF AREA)で荷物を預けます。
STEP2
タグは船会社より郵送されたものか、キュナードのサイトから自分で印刷したものを使用します。
STEP3
乗船手続きに必要なもの
①パスポート ②クレジットカード ③健康質問票 ④ eチケット(キュナードHPより印刷)
STEP4
整理券の順番はパネルでの表示と館内放送で告知されます。
STEP5
キュナードのカウンターにて受付。
STEP6
クルーズカード発行
受付時に氏名の記載されたクルーズカードを受け取ります。このカードにクレジットカードが登録されており、船内での精算はすべてこのカードで行います。クレジット機能のほかに、ルームキーと乗下船時は、身分証明書の役割をはたします。
今回のクルーズではパスポートを船側に預けるので、パスポートの引換証(水色の紙)を受け取りました。パスポートを預けるか預けないかは、寄港地やコースなどで変わってきます。(出入国検査が必要な場合は、乗客に代わって船側が出入国検査をするために預けます。)また、整理番号は保安検査まで必要です。(クレジットカードは本人名義である必要があり、旧姓では取り扱えない場合がありますので、注意が必要です。)
STEP7
保安検査を通過し乗船
受付時に氏名の記載されたクルーズカードを受け取ります。このカードにクレジットカードが登録されており、船内での精算はすべてこのカードで行います。クレジット機能のほかに、ルームキーと乗下船時は、身分証明書の役割をはたします。
2016/12/9 12:50
クイーン・ヴィクトリア乗船
グランド・ロビー Grand lobby(Deck3)
手続きをすませて、いよいよ船内へ。「WELCOME ABOARD」のマットを踏みしめて、デッキ3から船内へと入っていきます。まず目に飛び込んでくるのが、豪華なグランド・ロビーです。クリスマスの装飾で飾られたアールデコ調の豪華で広々とした空間です。キャビンへと続く廊下を進み、客室へ。
パーサーズオフィス Parsers Office(Deck1)
スペシャリティレストランの予約や、預けたパスポートの引き取り、船内でのトラブル、両替、紛失物のお問い合わせなど、船内のあらゆるご質問・ご要望などにお応えてくれます。日本人ホステスさんを呼んでもらうことができます。
ツアーオフィス Tour Office(Deck1)
ショア・エクスカーションの受付やプライベート観光の手配、下船時のリムジン、ホテルのご予約など旅行全般の手配を受け付けてくれます。
2016/12/9 13:00
海側バルコニー客室
宿泊は、海側バルコニーで、今回の客室は船体右側船首方向に位置します。クイーン・ヴィクトリアのクラスは3つに分かれており、それぞれの客室タイプによって専用レストランが決まっています。海側バルコニーの客室は、ブリタニア・レストランのクラスに該当し、メインダイニングはブリタニア・レストランです。
※2017年よりブリタニア・クラブが増設され、クラスは4つとなります。
室内は、ブラウン・ベージュの落ち着いた色味のなかにネイビーのクッションやカーテンなどがアクセントとなりシックな雰囲気てとても落ち着きます。シッティングスペースにライティングデスクもありますが、狭くは感じませんでした。テーブルには、ウェルカムドリンクのハーフボトルのスパークリングワインが置かれています。
ライティングデスクにはコンセントがあり、220V:英国式3ピン(Iタイプ)、115V:米国式2ピン(A&Bタイプ)が付いています。
バスルームはシャワーのみで、アメニティーは、ペンハリガン(PENHALIGON’S)のシャンプー・コンディショナー・ボディーローション・シャワージェルと、シャワーキャップ、石鹸、コットン、綿棒があります。バスローブ、スリッパが必要な場合はお部屋担当のキャビンスチュワードに依頼します。
クローゼットが2つに分かれているので、各自の荷物の整理がしやすくなっています。
2016/12/9 14:00
リド・レストラン Lido Restaurant(Deck9)にてビュッフェランチ
ビュッフェスタイルのランチで、サラダやフルーツ、ピザ、サンドイッチや暖かいお料理の数々、中華風の麺や、カレーなどのエスニックな料理も並んでいました。
乗船日のランチはリド・レストランのみの営業なので、時間帯によっては大変混雑しています。
2016/12/9 15:00
日本人ホステスによる乗船説明と避難訓練
キュナードラインの客船には通年で日本人ホステスが乗船しており、日本語でのサービスを行っています。船内新聞も日本語版があり、当日のドレスコードや船内プログラムの詳細を知ることができます。乗船後、昼食を終えたのち、船内の説明と避難訓練が行われます。客室のクローゼット上部にある、救命胴衣を持って集合し、船内の日本人を集めての説明となります。
(英語の船内放送による避難訓練が16:00より行われますが、日本人ホステスによる避難訓練をうけることにより、全体の訓練への参加は免除されます。)
船内新聞は夕方に配布され、翌日の内容が掲載されています。(乗船日は当日の内容)
ドレスコードや船内プログラム、夜のエンターテインメントの演目などや、重要な連絡事項も書かれていますので、きちんと見ておく必要があります。
※クイーン・ヴィクトリア/エリザベスは日本語新聞をご用意しています。
船内の廊下の絨毯には秘密が…。
船内に慣れないうちは、エレベーターを降りて、船首側へ向かっているのか、船尾側へ向かっているのかが分からないことがあります。それを判断するために、船首に向かって右側の通路の絨毯は緑色のラインが、左側の絨毯には赤色のラインが入っているので、自分の客室まで方向を間違えずに進むことができます。
今回は、乗船から海側バルコニー客室、リド・レストランをご紹介しました。
次回は、上級クラスを利用する方しか立ち入ることのできない「グリルクラスの船内見学」の様子と、「ブリタニア・レストランでのディナー」、そして寄港地「ブルージュ」の様子をお伝えいたします。
「豪華客船クイーン・ヴィクトリア 乗船レポート 2」はこちら
最後の回は、お客様が見ることのできない厨房の裏側「ギャレーツアー」、キャプテンからのメッセージと、スペシャリティレストラン「ザ・ベランダ」のランチ、そして「アフタヌーンティー」の様子をご紹介します。
「豪華客船クイーン・ヴィクトリア 乗船レポート3」はこちら
クイーン・ヴィクトリアのご紹介
気品と伝統を重んじる生粋の英国客船「クイーン・ヴィクトリア」
http://guide.mwt.co.jp/cruise/ship/queen_victoria/
キュナードの客船を利用したツアーのご紹介
クイーン・メリー2
A[香港乗船~長崎下船] 香港・上海・釜山クルーズ8日間
ツアーの詳細はこちら
クイーン・メリー2
B[長崎乗船~香港下船] 仁川・上海・香港クルーズ8日間
ツアーの詳細はこちら
クイーン・エリザベス
[Aコース]神戸発 神戸・上海・香港クルーズ7日間
ツアーの詳細はこちら
クイーン・エリザベス
[Bコース]神戸乗船 上海、香港、ベトナムク、シンガポールクルーズ13日間
ツアーの詳細はこちら
クイーン・エリザベス
[Cコース]香港乗船 香港、ベトナム、シンガポールクルーズ8日間
ツアーの詳細はこちら
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古井 涼子
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