リージェント・セブンシーズ

2023.7.6

【セブンシーズスプレンダー】スタッフ乗船記～GWエーゲ海の島々と地中海クルーズ～

セブンシーズスプレンダースタッフ乗船記～GWエーゲ海の島々と地中海クルーズ～

ラグジュアリー客船「セブンシーズスプレンダー」で航く
《添乗員同行》GWエーゲ海の島々と地中海クルーズ14日間の
スタッフ乗船レポートです
(2023年4月27日出発)

◆セブンシーズスプレンダー乗船ブログ◆
2023年4月27日～5月10日のツアー「セブンシーズ・スプレンダーで航く地中海・エーゲ海クルーズ」に行って参りました。

セブンシーズスプレンダー
ラグジュアリー船社のリージェントセブンシーズクルーズから、2020年にデビューした新造船です。同社が「世界最高級の客船」とうたう究極のラグジュアリーな船内空間と上質なサービスを誇っています。
また、セブンシーズスプレンダーの船上では、オールインクルーシブ制が採用されています。船内での食事、飲み物（アルコール／ソフトドリンク）、エンターテインメントはもちろんのこと、チップや港湾税などの諸税、寄港地観光（一部）までクルーズ代金に含まれています。
©Regent Seven Seas Cruise

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4月27日、関西空港からドバイを経由し、アテネへ

4月27日、関西空港からドバイを経由し、アテネへ。
到着日（4月28日）はアクロポリスの丘に程近いDIVANI PALACE ACROPOLISホテルで1泊しました。近くにスーパーがあり、とても便利な立地でした。

4月29日ホテルを9時に出発し、パルテノン神殿とアクロポリスの丘を観光しました。沢山の観光客が訪れており、さすが世界遺産という風景です。
アテネはローマと同じく紀元前の建物が市内のそこここにあり、訪れるものの目を奪います。2000年以上も前に、こんなに大きな大理石や円柱を一体どうやって…と、歴史ロマンの世界に入ります。
アクロポリスの丘は普段運動していないと中々の登り甲斐がある丘ですが、頂上にと辿り着かなくても途中に回避できる小道があります。

午前の観光を終え、ピレウス港へ13時頃に到着した際、さすがは世界最高峰の客船で、バスへ3名ほどのポーターが近づいてきて、もうそこから大きな荷物は全て客室へ直行です。
身軽にターミナル内のチェックインカウンターへ。若干の列がありましたが、さほどの待ち時間はなく、船内へいくことができました。

乗船日のランチはビュッフェです。パスタやハンバーガーなど昼食にうってつけの軽食を用意しています。プールデッキで風を感じながら、これから始まる冒険に胸が踊ります。

船内はアメリカ船らしくゴージャスな作り。キラキラしたインテリアにキラキラしたスタッフ達の笑顔が眩しく光ります。

SDG’sの取り組み

SDG’sの取り組みとして、リージェントセブンシーズではペットボトルのミネラルウォーター提供を廃止し、代わりにステンレス製ボトルをお一人様1つ無料で提供し、船内各所にある給水機でサーブしています。ゴミ問題は他人事ではありませんね。地球を守る取り組み、応援しています。

4月30日はミコノス島（ギリシャ）へ

4月30日はミコノス島（ギリシャ）へ寄港しました。風車で有名な街です。また、この小さな街に約400ものギリシャ正教の可愛らしい教会があるということに驚きました。
最も有名な教会は、入り組んだ小道の先に突如現れる真っ白な教会、パラポルティアニ教会です。風車は以前小麦を挽くために利用されていましたが、現在は観光用の施設となっています。半日で中心街を散策し、午後は自宅からの長旅の疲れを癒すためのんびり過ごす方が多くいらっしゃいました。

>5月1日はイズミール（トルコ）へ

5月1日はイズミール（トルコ）へ入港。船会社主催のツアーで、世界的に有名な世界遺産・エフェソス遺跡を訪れました。世界中から多くの観光客が訪れるトルコ屈指の人気観光地です。
シェイクスピアの悲劇の題材にもなったローマの権力者アントニウスとエジプト女王クレオパトラが歩いたというクレテス通り、ナイキのマークのモデルと言われるニケのレリーフや巨大なローマ劇場、そしてケルスス図書館は皆様何かの機会に一度は写真等ご覧いただいたことがあるかも知れません。
勉学に励む学者が集う図書館の道向かいに娼婦の館があったのはご存知でしょうか。また、この近くにある足跡と♥のマークは、娼館へのお誘いと考えられており、世界初の広告と言われています。古代の人々も娯楽には余念がなかったのですね。

5月2日はサントリーニ島（ギリシャ）へ

5月2日はサントリーニ島（ギリシャ）へ寄港しました。テンダーボートで上陸しますが、船会社主催のツアーで出発する場合は、自由行動用のテンダーボートが到着する港とは異なる、もっと南の岸壁にボートが到着します。そこから大型バスに乗り、イアへ。
サントリーニ島はパンフレットの世界です。ブルーモスクと白亜の街。まさにあのイメージ通りの街でした。イアの街は小道が入り組んでいますが、道は非常に分かりやすく、一歩はずれた道を行くと大海原と岸壁にたつ白亜の建物が一望できます。
フィラへ戻って、ツアーは解散です。フィラの街を楽しんでから船に戻るのも良し、ツアー終了後に岸壁にあるケーブルカーで下り、テンダーボートで船に戻るも良し。自由に選択ができます。

5月3日は終日航海日

5月3日は今回のクルーズ唯一の終日航海日です。クルーズではついつい毎日「観光・観光」となって疲れてしまう方もいらっしゃいます。もちろん「動くホテル」のような、夜寝たら明朝に次の寄港地に着いている、というのもクルーズの醍醐味ではあるのですが、洋上での生活を満喫できる終日航海日もクルーズの醍醐味です。
寄港日には船内でのイベントは多くありませんが、乗客が一同に集う終日航海は様々な催しが船内で企画されます。今回はビンゴ大会、ブレスレットを作成するクラフト教室、パットゴルフ対決、料理教室などが催されました。また、翌日からの観光に備え、プールデッキで休んだり読書を楽しんだりしているお客様も多くいらっしゃいました。

5月4日はシチリア島のメッシーナ（イタリア）へ

5月4日はシチリア島のメッシーナ（イタリア）へ寄港しました。シチリア島で第三の都市ということで港も大きいですが、ターミナルはありません。
この日のツアーはタオルミナを訪れる半日ツアーです。タオルミナの中心街ウンベルト通りを、カタルーニャ門から入り、左右に所狭しと並ぶ店に目を奪われながらメッシーナ門へ向かって歩きます。途中ある旧アラブ砦や教会など歴史的建造物を見ながら、メッシーナ門の手前を右に入ると、ここにも巨大なギリシャ劇場が現れます。シチリア島で2番目の大きさを誇るギリシャ劇場は現在もイベントで使われており、客席から舞台を見下ろすその先にはエトナ山がそびえます（あいにく曇りで山頂は見えず・・・）。
カタルーニャ門への帰り道、最近日本でも流行ってきているシチリアの伝統菓子「カンノーロ」（甘露煮と間違えそう・・・）を実食。外はサクサク、中はまったりとしたクリームです。アクセントに乗っているピスタチオの香ばしさがクリームの甘さを打ち消してくれます！現地に行かれた際は是非食べてみてください。

5月5日はソレント（イタリア）へ

5月5日はソレント（イタリア）に寄港しました。ソレントはナポリに近い小さな港町です。日本人には「帰れソレントへ」というカンツォーネで有名ですね。ソレントも絶壁の上にある街で、テンダーボートでの上陸となります。
上陸した後、ミニバスに乗り換え絶壁をクネクネと上がり、市内から少し離れた大型バス用の駐車場へ。市内や港までの道が狭く、大型バスが入れないそうです。
ツアーはソレント市内観光と海岸線をドライブするツアーに参加しました。お天気が良く、ドライブ中はアマルフィ方面の美しい海岸線が見えたり、カプリ島が見えたりしました。市内に戻る道で、絶壁の向こうに大海原と、そこに浮かぶ私たちの客船が！絶景でした。
市内に戻ると、ガイドさんが、港へ戻るシャトルバスの発着場所を教えてくれて解散になりました。その後シャトルバスですぐ戻る方もあれば、おしゃれなカフェで一休みした後戻られる方もありました。ツアー終了後は比較的自由なのですね。

5月6日はチビタベッキア（イタリア）、ローマの外港へ

5月6日はチビタベッキア（イタリア）、ローマの外港です。ローマ市内までは車で片道約60分かかります。チビタベッキアのカッコイイ城壁に囲まれた港を出発し、ローマの見どころを巡るツアーに参加しました。比較的車での移動が長かったので、往復のバスの中ではカンツォーネを聞いて気分を上げていきました。

ローマに到着すると、サンピエトロ大聖堂やコロッセオ、チルコ・マッシモやカラカラ浴場など古代ローマの遺跡を車窓で観光し、ポポロ広場で自由行動に。スペイン広場やトレビの泉などローマ観光の定番を楽しみました。
ここでも本当に多くの観光客が訪れており、観光業の復活を実感しました。

なお、この辺りは公共のお手洗いが非常に少ないので基本的にはカフェで飲み物を注文してお手洗いを借りる制度です。
どこのカフェに行こうかと考えていたとき、20数年前に初ローマで訪れた伝統あるカフェグレコを思い出し、再訪。変わらない嬉しさを実感しました。相変わらずの大人気！

5月7日はモンテカルロ（モナコ）へ

5月7日はモンテカルロ（モナコ）へ入港しました。
この日は、フランスのエズ村を訪れるツアーに参加しました。エズは「鷹の巣村」の異名を持つ、絶壁にたつこぢんまりとした村です。

5月7日はモンテカルロ（モナコ）へ入港しました。
この日は、フランスのエズ村を訪れるツアーに参加しました。エズは「鷹の巣村」の異名を持つ、絶壁にたつこぢんまりとした村です。村の小道を進むと、そこはまるでおとぎ話の国のような可愛らしい街並みになっています。バスの駐車場から上り坂が続きますが、登った分、上から見渡す景色は絶景です。
ツアーでは途中のエズ教会で一旦解散となり、その上の熱帯植物園（別途7ユーロ）へ行きたい方はどうぞ、というスタイルでした。
あらかじめ駐車場へ戻る時間を指定されているので、復路は各々自由に下り、バスで再集合です。

5月8日は急遽終日航海日に

5月8日、予定ではポール・ヴァンドル（フランス）へ入港でした。しかし、天気は良いのに風が強いため、テンダーボートが安全に出せないため、残念ながら入港ができず、急遽終日航海日になりました。
この日のツアーは、フランス国内ではモンサンミッシェルに次ぐ人気の観光地と言われるカルカッソンヌを訪れる予定でした。ツアーに行くことができず残念な方がいらっしゃった反面、日々の観光に疲れてしまった方には公的に？急遽の休息日となりホッとされる方も中にはいらっしゃったのでは？と察します。
急遽の終日航海日は船内の乗務員もバタバタで、大慌てで船内イベントをセットしなくてはなりません。正午すぎに続々とイベントがセットされ、お客様を飽きさせないよう様々な工夫をしていました。

5月9日、バルセロナ（スペイン）にて下船

5月9日、バルセロナ（スペイン）にて下船です。下船は指定された時間よりも早く続々と荷タグの色が呼ばれていきます。
ターミナルへ下りると、前日の夜に預けたトランクがズラッと下船グループ毎に並んでおり、ポーターが3人くらい待機していました。この日は、日本人ガイドによるバルセロナ観光をした後、バルセロナ空港へ向かいます。

モンジュイックの丘を散策の際、丘から港を見下ろしてセブンシーズ・エクスプローラーに別れを告げ、カサ・ミラなどの車窓観光の後、サグラダファミリアへ。入場はありませんでしたが、外観から彫刻の説明などを受け、7年前に訪れた時からだいぶ変わったその姿に感激しました。まるで子供の成長を見ているようです(笑)。
サグラダファミリアの道向かいにある免税店で最後のお買い物をし、バルセロナ空港へ。ドバイを経由し、関西空港へ帰着しました。

最後に船内でのスペシャリティレストランが素晴らしかったので、こちらをご案内してブログを締めくくりたいと思います。

船内のスペシャリティレストラン

*シャルトリューズ*

フレンチレストランですが全く堅苦しい雰囲気はありません。ポーションが小さめですので、日本人の方でも「多すぎる」ことはないかと思います。
注文したのは牛タルタル、ロブスタービスク、舌平目のムニエルです。ビスクがちょっとしょっぱかったかな？と思いますが、それはきっと自分が減塩に励んでいるから？でしょう。舌平目は外はカリカリ、中はフワッと焼かれており、とても美味しくいただきました。

*パシフィックリム*

アジア料理を提供するスペシャリティレストラン。メインダイニングのお食事はいわゆる「洋」ですので、ふとした時にアジアンテイストが恋しくなることもあると思います。乗船の際は是非お試しください。
注文したのは寿司盛り合わせ、ソフトシェルクラブの天ぷら、チャーシュー風ポークリブ。まずアミューズで枝豆（！）とごまチップが提供されました。枝豆のゆで加減といい、ごまの風味といい、パーフェクトです！
寿司は話の種にと思い注文したので期待していなかったのですが、これもハイクオリティ！特にサーモンの炙りをとても美味しくいただきました。チャーシュー風ポークリブも美味しく、隣にお座りだった紳士も「これは絶品だ！」と絶賛していました。

*プライム7*

アメリカ仕込みの豪快なグリル料理が楽しめるスペシャリティレストランです。
ここではホタテのグリルと大好きなオニオングラタンスープ、メインはサーフ＆ターフ（牛フィレとロブスターテイル）をいただきました。お肉が本当に柔らかくて美味しいです。全体的に量が多いので、予約当日のランチは是非控えめに・・・。お腹が空かないうちに行くと、もったいないです。