南極探検クルーズ14日間に同行した添乗員からのクルーズレポート
ベストシーズン!南極では十分な観光時間を確保
南極探検クルーズ14日間に同行した添乗員からのクルーズレポートです!
(2020年1月27日出発)
オーシャン・エンデバーで南極へ
いざ、地球最果ての地へ!
カタール航空でドーハ、サンパウロ経由でアルゼンチンのブエノスアイレスへ。カタール航空はアメリカ経由便と比べて飛行時間は長いが乗り継ぎ時間が程よく、ビジネスクラスは個室タイプで快適。ブエノスアイレスで1泊後、船のチャーター機でウシュアイアに到着。
ウシュアイア、ここは南米最南の街で、南極クルーズの拠点として観光客を集めている。私達のクルーズもここから出発し、世界で一番揺れるドレーク海峡を渡り南極へ。
オーシャン・エンデバー号に乗船
船は耐氷船「オーシャンエンデバー号」。耐氷能力に優れたこの船は、極地クルーズに特化した快適な12,907トンの小型船で、極地探検クルーズに欠かすことが出来ないゾディアック・ボートをたくさん搭載しており、クルージングと上陸を数多く楽しむことができる。
オーシャン・エンデバー号
優れた耐氷能力を持つ極地クルーズに特化した小型船。南極を運航する客船の中でも、パブリックスペースが多く、明るい色彩のインテリアで快適な南極旅行をお楽しみ頂けます。
南極探検 一挙ご紹介
南極探検の始まりは…
南極探検の始まりはシェトランド諸島にあるグリニッチ島のハーディーコーブとフォートポイント。ここでは島に上陸すると大氷河が圧巻にそびえ立ち、時折響き渡る氷河の亀裂の音が聞こえる。
海岸では可愛いペンギン達がむかえてくれた。赤いくちばしに白いカチューシャをしたようなジェンツーペンギン、アゴにラインが入っているアゴヒゲペンギン達が可愛い足取りで歩いている。
岸から上がったところには南極オットセイが何頭も横たわっている。オットセイやアザラシから15m、ペンギンからは5m離れての見学だが、人間を恐れないペンギン達は自ら寄ってきてくれる。
ゾディアックボートでクルージング
アンタークティックサウンド、別名氷河街道と呼ばれる海峡はウェッデル海から大きな卓状氷山が流れてくる。そこに面するブラウンブラフ近くをゾディアックボートでクルージング。
当初は上陸の予定だったが、海岸に氷が多く、上陸不可、代わりに1時間半ほどのゾディアッククルージングを楽しんだ。
氷の上で横たわる愛嬌のあるカニクイアザラシやウェデルアザラシ、氷の上から飛び込むペンギン達、そして、ペンギンを襲うヒョウアザラシ。
南極で格別の味!
大自然の優美で生々しい光景に身を置くと、ちっぽけな悩みなんて忘れてしまう。クルージングの途中、数千年前の氷に触ったり、なめたりしてみた。この氷は何の成分も含まないので、ウィスキーオンザロックにすると純粋なウィスキーの味が楽しめる。
氷から聞こえるパチパチという音が数万年前の空気を弾け出し、音に耳を傾けながら浪漫に浸るひと時を過ごす。帰船してからはウィスキーでなく、梅酒オンザロックで余韻に浸る。南極ならではの南極でしかできない貴重な味。
ポレット島上陸とクルージング
午後からは、ポレット島上陸とクルージング。100年前に南極探検にやってきたスコット隊の小屋では、彼らの過酷な越冬を想像しつつ、長時間の飛行機の移動を苦にする幸せな時代に生まれたことに感謝する。
この辺りの風景がわたしのなかで一番好きな南極だろうか、氷の上のアデリーペンギンがかわいい仕草を見せてくれる。
ミンククジラ!
パラヴァーポイントの上陸とクルージング。クルージングでは、たくさんのゾディアックボートが集まっているところへ直行、何かがいるのだろう。スタンディングパドルボードの人たちが海底を覗きながらゆっくり漕ぎ出す。そして他のボートからシャッター音が鳴り響く、なんとミンククジラが遊んでいる!
ボートの間、パドルボードの下を動き回っている。みんな大興奮で夢中でシャッターを押した。上陸では雪の残る斜面を行き交うアゴヒゲペンギン、海面では飛ぶように泳ぐペンギンが雪の上でよちよち歩きでやってくるのを見た。
グラハム・パッセージでのクルージング
グラハム・パッセージでのクルージングでは、崖にあるキバナウの営巣地を見る。岩に張り付くように草が生えていて、南極の温暖化が懸念される。サービス精神旺盛なエクスペディションスタッフが岩場に近寄りすぎて座礁しそうになる。浅瀬の海に降りてボートを押し出す姿が脳裏に焼き付く。その後、彼のあだ名は内輪で座礁男となる。笑
ウェルヘルミナ湾でクルージング
ウェルヘルミナ湾ではクルージング。この辺りは1920年代を中心に捕鯨船が集まった場所で、鯨油を満載したまま火災を起こし、火を消すために沈没させられたガバナー号の残骸があり、南極アジサシの営巣となっている。
南極大陸に上陸!
ポータルポイントで南極大陸に上陸!日本の国旗を広げ、7つ目の大陸上陸を記念し写真撮影!
そして、もう一つの体験、ポーラープランジ(極地飛込!) 命綱をつけて南極海へ飛込み。約半数以上が参加、水の痛さは生涯忘れられない経験になったことだろう。
天気の良かったこの夜は外デッキでバーベキューディナー。氷と雪山を眺めながらスペアリブを頬張る。白夜の夜空はまだまだ明るい。
クルージングにふたたび
クーバービル島、冷たい南風をさえぎる北向き斜面に南極一と言われる大規模なジェンツーペンギンの営巣地がある。営巣地と海の間を出入りする親ペンギンの姿が可愛い。
クルージングでは幸運に恵まれ、ザトウクジラの親子に遭遇。私たちを歓迎しているようにボートの周りをジグザグに回遊して見せてくれた。
帰船途中でもヒョウアザラシが氷のそばを泳いでおり、可愛い姿を見せてくれた。近くの6万トンのフォレンダム号からたくさんの乗客が眺めている。
南極へは色んなクルーズ船でのツアーがありますが、イチオシはこれ!
2万8千トンのシルバーウィスパー号も近くを航行していたが両船ともゾディアックボートがないので上陸できないでいた。やはり南極は上陸ができる今回のようなクルーズがおすすめ!
上陸、ゾディアックボートでのクルージングが充実しているクォークエクスペディション社が一押しです。もう少し優雅に体験するなら、ポナン社のクルーズ船もおすすめです。
最後はパラダイスハーバーでのクルージング
そして最後はパラダイスハーバーでのクルージング。アルゼンチンのアルミランテ・ブラウン基地があり、基地のスタッフが手を振ってくれた。流氷の中をクルージング。
氷の上に寝そべるヒョウアザラシ、360度見渡す限り広がる氷の世界、エンジンを切った静寂な時間、氷の音、澄みきった空気、訪れた者だけが感じる貴重な体験を後に帰船。
貴重な体験を胸に帰国の途へ。
船はまたドレーク海峡を2日間かけて北上、ウシュアイアへ。
ウシュアイア下船後は世界の果てと呼ばれる、フエゴ国立公園を観光し、ウシュアイア〜ブエノス・アイレス〜ドーハ〜成田、南極での体験を思い出しながら帰国の途に就く。
最後に 地球の最果ての地、南極クルーズは是非一度体験してみたい旅です。名鉄観光では南極、北極をはじめとする極地へのクルーズもご紹介しています。
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クルーズコンサルタント
佐々木
sasaki
子連れで体験したクルーズでその素晴らしさに魅了され、クルーズ業界に。早23年の歳月が流れ、目下の夢はかわいい孫を連れての“三世代クルーズ”。 一度は体験していただきたい風景は、サントリーニ島とタヒチ、ボラボラ島の出入港シーン。 船上で何もしない贅沢を是非ご体験ください。
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