にっぽん丸スタッフ乗船記 ~小樽発着 飛んでクルーズ北海道 4日間~
にっぽん丸で航く
【小樽発着】小樽発着 飛んでクルーズ北海道 4日間の
スタッフ乗船レポートです
(2022年8月31日出発)
◆にっぽん丸乗船ブログ◆
今回、にっぽん丸の8月31日出発 「飛んでクルーズ北海道 4日間」コースに乗船しました。
利尻島と羅臼に寄港するコースとあって、陸路では不便な利尻島と知床を同時に訪れる事が出来る船ならではのコースがとても魅力的です。
にっぽん丸
「にっぽん」の名を冠した客船で、就航当時、この船を命名する役目を紀宮清子内親王(現、黒田清子氏) が務めました。「美食」をうたう客船で、寄港地の食材や伝統料理を取り入れたメニューに定評があります。比較的コンパクトな船体を生かし、大きな船では入れない港に積極的に寄港しています。
PHOTO BY KAZUYOSHI MIYOSHI
1日目 8月31日(水)
小樽発着のコースなので、まずは飛行機で新千歳空港へ。さらに電車で小樽駅と向かいます。
乗船当日はあいにくの雨でしたが、乗船への期待が高まります。
■PCR検査
にっぽん丸に乗船するためには乗船前(1週間ほど前)と乗船当日の2回のPCR検査があります。
2回のPCR検査によって感染リスクを最低限に抑えられているので安心です。
当日のPCR検査会場はコースによって異なりますが、今回は小樽市内の市民ホールでした。
集合時間がお部屋ごとに決められているので、受付も密にならず安心です。
乗船時に必要な書類を提出し、いざPCR検査に臨みます。
【当日必要な書類】
① 乗船券
② 健康質問票
③ にっぽん丸クルーズご留意事項及び同意書
④ 本人確認書類
PCR検査方法は綿棒を口にくわえ、舌の上に30秒乗せたら終了です。
検査結果が分かるまで1時間半~2時間かかるとの事で、その間は待機場所にて待機します。
待機場所では感染症対策で指定席となっており、検査終了後に渡された番号札と同じ場所に座ります。(隣の人とは間隔が空いています)
お水(ペットボトル)が渡され、前方に設置されたスクリーンで流れているにっぽん丸の紹介ビデオを見ながら検査結果を待ちます。
無事、全員クリアしたとの報告があり、乗船に向けてバスで港に向かいます。
バスも30人ずつに区切って乗車するので、番号毎に乗船バスが決められていました。
いざ、港に着き乗船です。
まずは検温して、体温に異常がないかチェックします。
その後、乗船証をもらう為、受付場所に向かいます。(その際に本人確認書類の提示が必要です)
乗船証はお部屋の鍵はもちろん、船内のお買い物の際の決済カードの代わりとなります。
船内で使った金額については、下船時に決済する事となりますが、乗船の際にクレジットカード登録をしておくと、下船時にフロントへ出向いて決済する事なく、お部屋に届く明細書を確認すれば良いのでとても便利です。
乗船後に避難訓練がある予定でしたが、雨の影響で集まる事が出来ず、お部屋で訓練の案内を聞きながら緊急時の対応について救命胴衣等の確認をしました。
19:00の出港でしたが、暗くなってきたうえに雨もひどく、デッキに出ることが叶わず、
ちょっと寂しい出港となってしまいました。
■船内
船内はイベント盛りだくさんで時間が足りないくらいの忙しさです。
まず、「ウェルカムフリーフロー」という新サービスが時間限定で行われていました。
こちらは、ウェルカムドリンクとしてビール、スパークリングワイン、国内の地域特産ジュースを自由に飲む事が出来るサービスです。私達はスパークリングワインとジュースで出港を祝いました。
■夕食
その後はお楽しみの夕食です。
メインダイニングの座席はお隣の人とも間仕切りがしてあり、接触しないようになっていました。
また、席についているQRコードと乗船証のQRコードを読みこむ事で、どの席にいたかがわかり、感染者が出た際に接触しているかどうかがわかるシステムが構築されていました。
お食事は洋食のフルコースとなっており、北海道産の食材をふんだんに使ったメニューがとても美味しかったです。北海道旅行の始まりを祝ってくれるような気分が高まる内容でした。
夕食の後は明日からの寄港地である「利尻島」や「羅臼」の寄港地講座がありました。
寄港する場所を前もって勉強すると、観光もより楽しくなる気がします。
■客室
私達がこの旅行で泊まるお部屋は「スーペリアツイン」というお部屋です。この春に新しく改装されたお部屋で、特典としてスパークリングワインとアメニティのフランス産ボディミルクがセットされていました。
また、シャワールームも内装がシックにリニューアルされ、トイレとシャワーはカーテンで仕切られているだけですが、思っていたよりも広く感じられて使いやすかったです。
お部屋を堪能しつつ、明日の計画を立てます。
次の日の船内新聞が夜には届けられるので、明日の計画をゆっくり立てる事ができます。
日本船といえば、無料で大浴場に入る事が出来るのも大きな特徴です。
ステートのお部屋はシャワーだけなので、大浴場でゆったり疲れをいやします。
大浴場の混雑状況はお部屋のテレビからリアルタイムで確認する事ができたので、空いているときを狙ってゆっくりお風呂を堪能できました。
2日目 9月1日(木)
今日の寄港地は利尻島です。
寄港地観光に参加する予定なので、まずはおいしい朝ご飯で腹ごしらえ。
この日はメインダイニング「瑞穂」で朝ご飯。こちらは洋食か和食を選ぶ事が出来、セットで食事が出てきます。
それ以外にも飲み物やヨーグルト、果物など追加で頼む事が出来ますので、朝から大満足です。
港では利尻島の皆様の熱い歓迎もあり、利尻島に来た実感をとても感じました。
今日は船会社主催の寄港地観光ツアー「利尻島1日観光」で利尻島をめぐります。
寄港地観光は乗船前に申込をします。乗船してからでも空きがあれば申込は可能ですが、人気コースや人数を限定しているコースもあるので、乗船前に申込む事をお薦めします。
前日、お部屋に集合時間と場所のお知らせが届くので、それに合わせて集合場所に向かいます。
利尻島の雄大な自然を島内を一周しながら散策できるコースとなっており、あいにく利尻富士は雲の中でしたが、現地での暮らしを感じて利尻島の魅力を堪能する事が出来ました。また、昼食には美味しい海鮮丼も頂き、お腹も大満足でした。
さらにこの利尻島での目玉はラーメンの名店「味楽」のとろろ昆布焼き醤油ラーメン。お店をにっぽん丸乗船者の為に貸切にして頂いており、並ぶ事なく美味しいラーメンを味わう事が出来たのも特別な体験でした。
昆布の風味を感じる事が出来るラーメンはとても美味しかったです!
■船内イベント
利尻島を満喫し、船に戻ると船内イベントが待っています。
本日のショーはにっぽん丸ハウスバンド「A☆P☆P」コンサートです。
シャンソンからロックまでヨーロッパの国別に有名な曲がノンストップ演奏されます。
年代は昔のものが多いのですが、知っている曲ばかりでとても楽しかったです。
■夕食
ショーの後はお待ちかねの夕食です。
2日目の夕食は「北海道御膳」と銘打った北海道の食材が満載の夕食でした。食前酒からデザートまで北海道の食材をふんだんに使用しており、北海道の美味を堪能できました。
3日目 9月2日(金)
■羅臼
今日の寄港地は羅臼です。
羅臼は錨泊でしたので、船からテンダーボートで羅臼港に向かいます。
今日は寄港地観光ツアー「羅臼早まわり観光」に参加します。
寄港地観光の前に時間があったので、先に羅臼港で自由散策してから寄港地観光に参加しました。羅臼神社が港から徒歩で行ける距離にあったので、お参りし、御朱印とお守りを頂きました。
また、道の駅でおみやげを買う事も出来、羅臼昆布をゲットしました。
ツアーの「羅臼早回り観光」はバスで回るのですが、羅臼の見どころをガイドさんの案内でコンパクトに観光できました。また、お天気に恵まれ展望塔や峠からの景色もきれいでした。
すぐ近くに国後島がはっきりと見えて、最果てまで来たことを実感しました。
港では、休憩所が設置されており、そこで中標津コーヒー牛乳等やお水などが振舞われ、一息つく事が出来たのもよかったです。
昼食は、飛んでクルーズ北海道の企画でもある「知床・羅臼ダイニング」として羅臼の食材を頂く事ができました。
幻のエビ「ブドウエビ」や希少な鮭「トキシラズ」など、普段食べる事が出来ない食材に大満足です。
かわいい専用の容器に入っていて、目でも楽しむ事が出来ました。
船は知床半島を進んでいきます。
ロシア区域との境目を航行している事から、GPS的にはロシアに入国したとみなされたようで、気付くと携帯電話の時間が2時間進んでいてビックリしました。また、携帯会社から「海外でのご利用について」の案内メッセージが届きました。
なかなか貴重な経験でした。
夜は「トワエモワ」というユニットのコンサートです。
札幌オリンピックのテーマ曲を歌っていたこともあり、北海道にゆかりのある歌手の方です。とても素敵なハーモニーを聞く事ができ、大満足の45分間でした。
ゴディバのショコリキサーが無料で飲めることで知られている「リドテラス」では、今回のクルーズ中、日替わりで北海道各地のイチオシのアイスクリームが提供されていて、毎日の楽しみのひとつでした。
4日目 9月3日(土)
■朝食
4日目の朝は、もうひとつのダイニング「春日」で洋食の朝ごはんを楽しみました。「春日」は、夕食時はデラックス客室以上のお客様専用のダイニングですが、朝食は客室のカテゴリーに関わらずどなたでも利用することが出来ます。
食後は、ビンゴ大会に参加して下船ギリギリまでイベントを満喫しました。
■帰港
いよいよ3泊4日のクルーズが終わり、小樽へ帰ってきました。
岸壁にはお迎えのバスが並んでおり、帰ってきたんだという実感と旅の終わりという寂しい気持ちが入り混じった入港でしたが、楽しい思い出ばかりで充実した旅でした。
利尻島や羅臼島など陸路では行きづらい場所でも行けるというのは、船ならではの旅行ではないかと思います。
これを機に船旅をもっと楽しみたいと感じました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。担当者名 にっぽん丸で航く クルーズツアーはこちら
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