「ジャケットは必要?」 ゴルフ場での服装の違い
ゴルフ場に足を運ぶ際、服装について悩むことがありますよね。
ゴルフは歴史的に服装がマナーや伝統を反映する重要な要素とされてきました。しかし、国や地域、コースの種類によって、ドレスコードには大きな違いがあります。
「ドレスコード」とは、その場所や状況で求められる服装のルールや基準を指します。ドレスコードが指定されている場合は、守るべきルールです。
日本では、「クラブハウスへの入場時にはジャケット着用」が求められるケースが多くありますが、海外のゴルフ場に出かける際、ジャケットの着用を求められるケースはほぼありません。
この違いが生まれた背景は、日本で「ゴルフクラブ」と「ゴルフコース」が混同したことからだとも言われています。
ヨーロッパやアメリカでも、社交の場としての「ゴルフクラブ」のクラブハウス、とりわけダイニングルームでは、ダイニングにふさわしいドレスコードとしてジャケット着用を設定しているクラブも多くあります。一方で、クラブとゴルフコースは切り分けられた存在として扱われているケースがほとんど。単にゴルフをプレーするだけなら、ダイニングルームに立ち入ることもないので、ジャケット着用は必要ない、というわけです。
また、海外の多くのゴルフ場は、クラブハウスを経由せずにスタート小屋やプロショップでチェックインをするケースも多くありますので、ゴルフに適した服装で直行した方が効率的かもしれません。