海外ゴルフおすすめの行き先 高雄・台南

高雄、台南とも近郊にゴルフ場があり、2都市間は鉄道でも車でも1時間以内と行き来が便利。どちらか1都市に滞在して双方のゴルフ場を訪れたり、2都市に滞在してそれぞれ趣の違う街を観光しながらゴルフを楽しんだり、自在に旅程を組むことができます。高雄は活気あふれる都会、台南は観光客で賑わう古都ながら、ひとたび郊外へ出れば自然が豊か。都会の喧騒を離れて、緑あふれるコースでプレーを満喫しましょう。

台湾南部のゴルフ場は比較的フラットなコースが多く、プレーフィーも比較的リーズナブルで、初心者でも気負わずに海外ゴルフにチャレンジできます。一方、高雄ゴルフ クラブのように戦略性を求められる難コースも存在。各ゴルフ場が特徴あるコースレイアウトを有しているため、上級者も飽きることなくプレーを楽しめます。また、高雄の大崗山ゴルフ カントリー クラブにはナイター施設があり、高温多湿の夏に訪れるなら選択肢のひとつです。

亜熱帯の台北とは異なり、熱帯に属する高雄と台南は一年を通して気温が高めです。10〜4月の乾季と5〜9月の雨季に分かれ、雨季は台風やスコールなどの雨が続きます。乾季は雨が少なく気温も20度ほどと温暖で、日本の冬に快適なゴルフを楽しめるのがメリット。7〜8月は非常に蒸し暑く、過ごしやすい3～4月頃が観光に人気のシーズンです。

北部と南部の気候の違いも手伝ってか、親日的で穏やかといわれる台湾の人々のなかでも、南部の人々はより温かく親切な印象を受けます。ゴルフ場では台北と同じくキャディが帯同するので、言葉が通じなくても心を通わせて一緒にゴルフを楽しみましょう。若干スロープレーの傾向を感じることもありますが、地元のペースに合わせてゆったり構えるのがおすすめです。

高雄、台南ではアフターゴルフの楽しみも満載！ 高雄ではナイトマーケットやショッピングモール、85スカイタワーからの夜景観賞などが観光の定番です。また、港湾都市の高雄はシーフードが名物。カニやウチワエビなどの高級食材を使った料理から、ストリートフードのB級グルメまで、予算に合わせてチョイスできます。トロピカルフルーツも種類が豊富で、マンゴーやパパイヤがたっぷり載ったかき氷、フレッシュなフルーツジュースなどはゴルフの疲労回復にもおすすめです。

他方、台南は散策が楽しいノスタルジックな古都。古い建物をリノベーションしたカフェなど、休憩スポットも充実しています。美食の都市としても知られ、とくに「小吃（シャオチー）」と呼ばれる小皿一品料理は、どの店で食べてもハズレなし。新鮮な魚介を使った刺身、春巻き、お粥、麺、ちまき、スイーツなど、多彩な品々を味わえます。

高雄と台南は台湾南部観光の拠点。ゴルフ以外に時間がとれるなら、魅力的な町へ足を延ばしてみましょう。三地門（サンディーメン）は、台湾の先住民族である排湾（パイワン）族と魯凱（ルガイ）族が住む山間の村落。村内のレストランで山地門の伝統料理を味わえます。墾丁（ケンティン）は、美しい白砂のビーチが広がる台湾最南部のリゾート地で、南湾（サウスビーチ）でのマリンアクティビティが充実。また、台湾最南の町、恒春（ヘンチュン）は清代に築かれた城塞都市で、映画のロケ地としても知られています。

いずれも公共交通機関でのアクセスは難易度が高いため、高雄や台南を発着する日帰りツアーを利用するのがおすすめです。各地を周遊するツアーも催行されているので、事前に確認するとよいでしょう。また、旅行会社を通じて車をチャーターするのも手。行きたい場所を自分流にアレンジでき、自由がきくのがメリットです。