観戦だけで終わらせない海外メジャーゴルフの楽しみ方
海外メジャーを現地で観戦してみたい。世界の名コースで繰り広げられる世界No.1決定戦を、その場の空気ごと体感する――それはゴルファーにとって特別な経験であることは間違いありません。
ただし、いざ計画を立てようとすると、多くのゴルファーが同じところで立ち止まります。「観戦だけでは、少し物足りないのではないか」。
ゴルフバッグを持たずに出かける旅に、どこか疑問符が浮かぶ。海外メジャー観戦を、本当に満足度の高いゴルフ旅にするためのポイントは、観戦とプレーをどう組み合わせるかにあります。
観戦は1日でも十分?
海外メジャーは、1日観戦するだけでも十分に楽しめます。ただ、バランスが良いと感じるのは、予選ラウンドと最終日を押さえる形です。
予選ラウンドは、コース全体を歩きながら多くの選手を見ることができ、観戦の導入として最適な日。最終日は、独特の緊張感と熱狂があり、歴史に立ち会うという強い実感が残ります。この2日間の間にゴルフや観光を挟むことで、観戦だけに偏らない、余白のある行程が成立します。
観戦はホスピタリティテント付きがおすすめ
メジャー観戦は、想像以上に歩きます。暑さにさらされることもあれば、全英オープンでは雨に見舞われることもあります。
そのため、可能であればホスピタリティテント付きのパッケージを選ぶのがおすすめです。冷暖房のある休憩スペース、テレビ、食事やドリンクが確保されることで、観戦の快適さは大きく変わります。全米オープンでは「Trophy Club」、全米プロでは「Wannamaker Trophy」といったホスピタリティパッケージが用意されており、価格は上がりますが、その価値は十分にあります。
プレーは開催コースではなく「未来の開催コース」を狙う
全米オープンや全英オープンでは、開催コースそのものをプレーすることはまず不可能です。そこでおすすめなのが、将来的に開催が決まっているコース、あるいはPGA TOUR開催コースやメジャー開催実績のある名コースを組み込むことです。目の前の観戦を楽しみ、数年後、プレーしたコースでのメジャーをテレビ観戦する。ゴルフの楽しみが「その場限り」で終わらず、長く続いていく体験になります。
特におすすめしたい組み合わせ
実現できれば、非常に満足度の高い組み合わせは次のような形です。
- 全英オープン観戦+セントアンドリュースでのプレー
- 全米オープン観戦+ペブルビーチ
- 全米オープン観戦+パインハースト
いずれも予約は簡単ではありませんが、パブリックアクセスがあり、現実的に挑戦できる名コースです。
モデル日程|全米オープン観戦+ペブルビーチ
観戦とプレーを組み合わせる一例として、2026年 全米オープン観戦(ニューヨーク郊外・シネコックヒルズ)+ペブルビーチ滞在のモデル日程をご紹介します。
Day1|ニューヨーク到着 日本出発 → ニューヨーク着(市内泊)
Day2|全米オープン観戦 大会初観戦日
Day3|ニューヨーク観光 街歩き・ミュージアムなど
Day4|ニューヨーク近郊でゴルフ 市内から少し南下して1ラウンド
Day5|全米オープン観戦(最終日)大会最終日を観戦
Day6|ニューヨーク → サンフランシスコ 国内線で西海岸へ移動
Day7|ペブルビーチ ゴルフリンクス ペブルビーチでプレー
Day8|スパイグラス ヒル 2ラウンド目
Day9|帰国 サンフランシスコ経由で日本へ
移動はできるだけシンプルに
開催週は交通規制が厳しくなることも多く、移動計画は重要です。可能であれば、公共交通機関が使いやすい宿泊エリアを選ぶのがおすすめです。たとえばシネコックヒルズは、電車でのアクセスが推奨される開催地のひとつ。宿泊地については、アクセス面を含めて旅行会社に相談する価値があります。
観戦+プレーで完成する海外メジャー体験
海外メジャーは、観戦だけでも十分に価値があります。ただ、プレーを組み合わせることで、その体験は「一度きりのイベント」から、将来のゴルフライフを豊かにしてくれるゴルフ旅へと変わります。観るだけで終わらせない。それが、海外メジャー観戦を満足度の高いゴルフ体験に昇華させるポイントだと思います。