How To Fly Business Class
各社のホスピタリティが集結! 素敵なサービスの数々を堪能しよう
©ルフトハンザドイツ航空
How To Fly Business Class
どの航空会社も安全の次に力を入れているのがビジネスクラス。
エアラインサービスの真骨頂であるといっても過言ではありません。
足元の広さだけでなく、微に入り細に入り考え抜かれ追及された快適性が楽しみどころです。
空港に着いたときからすでにビジネスクラスのサービスは始まっています。国際線であればほとんどの場合、ビジネスクラス専用のチェックインカウンターが設けられているので、長い行列をつくってチェックインを待つ必要がありません。カウンター周りには絨毯が敷かれており、かなりエクスクルーシブ感があることはうけあいです。エアラインによっては自宅またはホテルまでの送迎があり、かつチェックイン自体もほかのクラスのカウンターとは別の場所でゆったり座りながらということも。セキュリティチェックも優先レーンの使用が可能です。
ビジネスクラスといえばビジネスクラスラウンジ。これもまた、航空会社によってサービス内容が違い、ビジネスクラスのおもしろいところです。扱っている内容に差はあれど、どのラウンジにも共通しているのはゆったりと座って過ごすことができるシートがあり、飲食物のサービスがあること。国際線ではアルコール類もそこに含まれており、フライト前にゆっくりリラックスして過ごすことができます。中にはその国の有名シェフによる監修のグルメメニューが勢ぞろいというラウンジもあり、フライト前にお腹がいっぱいになってしまうかも。機内でも気にあるメニューが目白押しなので、要注意です。
ビジネスクラス利用者は優先搭乗ができるのも利点のひとつです。搭乗ゲートが開くと、まず呼ばれるのがファーストやビジネスクラスの乗客(ほかのクラスでも、子連れや手伝いの必要がある場合は優先搭乗が可能です)。ここでも列を作って待つ必要はなく、さっと入って自分のシートでゆっくり準備をすることができます。シートに腰かけたら、すかさずシャンパンなどのウェルカムドリンクがいただけることも。離陸準備が整うまでの間もサービスが途絶えることがありません。また、ラウンジでぎりぎりまでのんびりして、最後にゆっくり搭乗するのもおすすめ。海外では特に搭乗時間の案内がないことが多いので、時間はよくチェックしておきましょう。
ビジネスクラス利用の最大のお楽しみは、なんといっても機内サービス。長距離路線では多くの航空会社でフルフラットシートを導入しており、足元が広いだけでなく横になることも可能です。パジャマや高級ブランドのお手入れセットなどアメニティにもそれぞれの航空会社のこだわりがあります。ワインなどアルコール類の品ぞろえも多いほか、有名シェフによる監修の料理、そしてそれらはコースごとに運ばれてくるなど、食事も大きなお楽しみ。中には料理の仕上げをシェフが行ったり、バーカウンターが設置してあるなど機内であることを忘れさせるサービスを導入する航空会社もあります。食事のタイミングを自分で設定できる航空会社も多いので、利用しましょう。
目的地に無事着陸し、ボーディングブリッジが取り付けられたら、一番に降機できるのがアッパークラスの乗客です。パスポートコントロール(入国審査)における優先レーンがあることは少ないものの、機内預けにした手荷物は優先的に出てくるのでターンテーブルで延々と荷物が出てくるのを待つことがありません。先述のとおり、空港から任意の場所への送迎サービスがある航空会社もあり、空港からホテルや自宅へ一直線ということも。数は少ないですが、到着時に利用できるラウンジを設けている航空会社もあります。
First Class / Premium Economy
近年ではビジネスクラスのサービスがあまりにも充実しているため、ファーストクラスを廃する航空会社も少なくありません。反面、ファーストクラスではほとんど個室というプライベート空間を確保するほか、シャワーができるなど機上とは思えぬサービスを擁する会社も。
また、プレミアムエコノミークラスではエコノミークラス席よりも座席や足元が広いだけでなく、アメニティや機内食のチョイスが多いなどの利点があります。
ひとつのキャビンに数席のみ、という限られた空間とサービスが受けられるのがファーストクラス。アッパークラス専用のサービスが受けられるのはもちろん、航空会社の拠点となる空港ではビジネスクラスともラウンジが分けられており、そのサービスはもはや国賓クラスのVIPばりです。
主に長距離路線に設けられていますが、短距離路線の場合はシンプルなサービスであることも多々あります。
ファーストクラスの座席でまず驚きなのはその広さです。短中距離路線ではフルフラットシートではない場合がありますが、長距離路線でファーストクラスを導入している航空会社ではほとんどの場合、足元の広さだけでなくプライベート空間が確保され、ミールサービスでもビジネスクラスよりもさらにチョイスが多く豪華であることがほとんど。同行者と個室感覚で向かい合って食事ができたり、なんとシャワーがある航空会社もあります。また、専用ラウンジを設けている空港では高級レストランばりの食事はもちろん、シャワーや個室の仮眠室、マッサージや靴磨きなど、航空会社によって趣向を凝らしたサービスが楽しめます。
写真提供:© エミレーツ航空
ビジネスクラスよりもリーズナブルでありながらエコノミークラスにプラスアルファのサービスが受けられるのがプレミアムエコノミークラス。シートピッチが少し広めにとられているので足元がじゃっかん広いだけでなく、シート幅も広めになっており、ゆとりのある旅が可能です。専用アメニティを用意している航空会社もあり、ちょっとだけエクスクルーシブ感を味わうことができるでしょう。
プレミアムエコノミークラスはあくまでもエコノミークラスの扱いなので、基本的にはチェックインやセキュリティーゲートの優先利用などはできず、また、ラウンジの使用もできません。とはいえ、わずかな料金差でありながら一般のエコノミークラスとは機内サービスの内容を変えている航空会社もあります。フルフラットシートではありませんが、足元や座席幅が広めにとられているため、長距離路線でも少しゆったりと過ごすことが可能。機内食にプレエコだけの特別メニューをそろえている場合もあり、気軽に快適な旅にアップグレードすることができるのが大きなポイントです。
写真提供:© イベリア航空
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