にっぽん丸スタッフ乗船記 ~にっぽん丸 スイートウィークエンドクルーズ~伊勢志摩~3日間~
にっぽん丸で航く
【横浜発着】にっぽん丸 スイートウィークエンドクルーズ~伊勢志摩~ 3日間の
スタッフ乗船レポートです
(2022年4月22日出発)
◆にっぽん丸乗船ブログ◆
2022年4月22日~4月24日 『にっぽん丸 スイートウィークエンドクルーズ~伊勢志摩~3日間』に乗船してきました。横浜大さん橋旅客ターミナルより 17:00出航です。
にっぽん丸
「にっぽん」の名を冠した客船で、就航当時、この船を命名する役目を紀宮清子内親王(現、黒田清子氏) が務めました。「美食」をうたう客船で、寄港地の食材や伝統料理を取り入れたメニューに定評があります。比較的コンパクトな船体を生かし、大きな船では入れない港に積極的に寄港しています。
PHOTO BY KAZUYOSHI MIYOSHI
~乗船前~
事前PCR検査があります。
事前検査がありますが、乗船前に横浜港でもすべての乗客に対して2度目の検査が必要となります。
出発の約1週間前にPCR検査キットが自宅に送付され、事前検査キットには検査方法が詳しく書かれてあるので、迷わずスムーズに検査を送ることができます。
事前、乗船前の2度の検査が陰性となれば晴れて乗船です。
検査方法は、飛鳥乗船ブログに詳しく記載されているので、下記参照ください。(にっぽん丸と飛鳥は同じ検査会社を利用しています)
»飛鳥ⅡのPCR検査のレポートはこちら
1日目
ターミナルに近づくにつれにっぽん丸の赤い煙突が見えてきます。青空に映えるこの赤い煙突の色を見るだけでテンションは上がり、ワクワクした気持ちになります。
受付については密を防ぐため客室タイプ・番号により開始時間が振り分けられ、私たちの受付時間は14:10~14:30でした。
ターミナルに入ると、大きな荷物を持ってきた私は、受付で手荷物を預けます。誤配送がないように、乗船券と客室番号をスタッフによって確認されたので安心です。そうすると客室まで大きな荷物を運んでくれます。(または宅急便で自宅より送った荷物は直接客室に運ばれます)
ターミナルでくつろいでいると私の受付開始を知らせる放送案内がありましたので、乗船券を確認してもらい、手消毒と検温をおこないます。
乗船に際しては①~④の書類が必要です。
①乗船券②健康質問票③本人確認書類④同意書
お忘れなく!
その後、奥のスペースに案内され、さらに検温と健康質問票(事前に記入します)を提出。
次のスペースでは同意書提出とここでクルーズに乗船するための2回目にPCR検査キットも受け取ります。混雑することもなく人との接触のリスクもありません。
当日の検査は同室の人ごとに行われます。スタッフの方の説明がありますので、大変わかりやすかったです。
指定された椅子に座り、ドキドキしながら待つこと1時間。
私はこの待ち時間を利用してここで配られた船内新聞を見ながら注意事項やスケジュールをチェック。
乗船後すぐに行動できるように、準備ができます。
案内がありましたので無事陰性です。これにより待ち時間は1時間弱でしたがもっと長く感じられました。乗船証を受け取りいよいよ乗船です。
にっぽん丸の船内へ
乗船券を船に入る前にかざし、手消毒、検温してやっと船内へ入ることができます。
今回利用した客室はスーペリアツイン。この春4月からステートルームが大きく改修されて2名様の宿泊のみに対応する「スーペリアツイン」に大変貌しました。
私はこの新しく生まれ変わったスーペリアツインのお部屋の扉を期待を込めて開くと、明るい、優しい光が私たちを迎えてくれます。
お部屋のテーブルにはお菓子と新しいアメニティのかわいいボディミルクがおかれています。
シャワールームは明るい内装の木目調の壁になり、洗面台も使いやすくなりました。手すりもついて安全性がさらに増します。
冷蔵庫を開けるとそこにはスパークリングワインが冷やされています。出航までのひとときをこのスパークリングワインで優雅な時間を過ごすのもいいですよね。
まずは、小腹がすいたので、7階リドテラスで腹ごしらえ。
ここでは私の大好きなGODIVAのショコリキサーを飲むことができます。それも何回飲んでもOK!
ハンバーガーやホッドドック、スープも用意されています。
かわいいサイズなので食べても夕食の心配はいりません。
またどこにでも消毒液がおいてありますので、いつでもどこでもシューっと手に擦りこんで感染を防ぎます。
出航前には4階プロムナードデッキで避難訓練があります。
指定された場所に集まり、乗組員が救命胴衣の付け方と点呼がとられますので必ず参加してください。
そろそろ出航の時間ですが、その前に6階ラウンジ「海」でウェルカムドリンクをいただきます。
こちらもこの春クルーズからの新しいサービスでビールやスパークリングワイン、地域特産のジュースなどが無料でいただけます。
いよいよ横浜港から出港
岸壁にいる方に手を振ってゆっくりにっぽん丸は動き出します。ベイブリッジをくぐり夕日を眺めながら海の景色を楽しみます。
今回の夕食は2回制
ドレスコードは2日間ともカジュアル
堅苦しくないので洋服をどうしようという心配いりません。
私は普段着るワンピースにカーディガン、アクセサリーをアクセントにしてみました。
夕食のテーブルは指定席ではないので、人数を言うとスタッフの方が案内してくれます。
お友達同士で、違うお部屋の人と同じテーブルにしてほしい時は飛沫防止のパーテーションを設置してくれます。
今日は洋食のフルコースです。
前菜、スープ、魚と肉料理のメイン、デザートと色鮮やかで、盛り付けもきれい、おいしいのはもちろんのこと、目から香りからと楽しむことができる夕食で大満足です。
おいしい夕食をたくさん食べたので船の探検をします。
ショップにはお土産がたくさん並んでいます。人気のにっぽん丸特製のレトルトカレーやコロッケソースなどのほかに船内で生活に必要な簡単な日用品も置いてあります。
今回は利用しませんでしたが、セルフサービスランドリーコーナーがあり、長期クルーズの時はこちらで洗濯ができます。洗濯機、乾燥機、アイロン、洗剤なども船内に用意があります。(無料)
4階ドルフィンホールでは本日のコンサートを鑑賞します。座席指定はありませんので、早めに席を確保します。
この日はピアノとバイオリンのコンサートです。たくさんのお客様で盛り上がっていました。
ナイトスナック(夜食)は2階の瑞穂へ
素麺やオムレット、フルーツなど用意されています。
お部屋でゆっくりしたい方はテイクアウトもできます。
本日最後は大浴場でさっぱり
3階後方にグランドバスがあります。
混雑状況は客室のテレビで確認できるので、密をさけるため空いている時間を選びます。ゆったり足を伸ばして入るお風呂でゆったりします。
2日目
日が昇る前に目を覚まし、デッキから日の出を見ます。少し雲がありましたが、きれいな朝日を拝むことができました。
地平線から昇る太陽は船で楽しめる幸せな時間です。
早起きの方は7階や6階でモーニングコーヒーが楽しめます。
朝食は2階瑞穂では和食と洋食が選べ、6階春日では洋食コースです。
今日は2階瑞穂で洋食を選びました。
鳥羽に到着
寄港地観光へ。今回は2つの無料寄港地観光があり、それぞれ参加してきましたので、ご案内致します。
1つ目のコースは、志摩地中海村散策と横山展望台コース。
2つ目のコースは伊勢神宮 内宮とおかげ横丁散策です。
志摩地中海村散策と横山展望台コース
鳥羽港は岸壁に着岸できないため、沖合いに留まります。
にっぽん丸2階に集合し検温を済ませて、同じコースへ行く方みんなで同じ通船(小型ボート)に乗ります。
スタッフの方が声をかけてくれ、手を差し伸べてくれるので、足元に気を付けながらゆっくり通船に乗り込みミキモト真珠島の岸壁に到着します。所要時間は10分ほど。
バスは自由席ですが、自分が座った席がわかるように座席にある紙に部屋番号と名前を記入します。万が一感染などあったとき誰がどのバス(座席)に座っていたかを把握するためです。
良い天気に恵まれ志摩地中海村では、地中海の街並み風景を散策し、横山展望台では英虞湾の絶景を一望できます
私はもう少し鳥羽を散策したかったので、昼食は鳥羽周辺で海鮮を食べます。昼食は船に戻って食べることもできます。
自由行動の方は寄港地自由行動予定票を記入します。
帰りも通船に乗りにっぽん丸へ戻ります。
伊勢神宮 内宮とおかげ横丁散策(午前)コース
晴天の鳥羽に到着。ここは港に着岸できないため本船よりテンダーボート(連絡船)に乗り換えて上陸。(通船)
にっぽん丸は緊急用にもなるテンダーボートを保有していますが、今回は地元の観光船が上陸用のボートとして利用されています。
約10分でミキモト真珠島に到着。ここから観光バスで伊勢神宮 内宮へ。乗車前に添乗員による検温、口頭での健康チェックがありました。
バスの座席は感染防止のため一人1席が確保されていました。また、自分の座った席を記入して添乗員さん渡すシステムになっています。これはもし観光中に発症した時、その人を特定するためだと伺いました。
現地の情報や伊勢神宮の成り立ちを聞いている間に伊勢神宮 内宮に到着。
【伊勢神宮 内宮】
およそ2000年前、垂仁天皇の御代から五十鈴川のほとりに鎮まります皇大神宮は皇室の御祖先であり、我々国民から総氏神のように崇められる天照大御神をお祀りしています。
内宮の入口である宇治橋をわたり、玉砂利を敷き詰めた長い参道を進むとそこは神域。「心のふるさと」と称される日本の原風景が広がります。
今回はバスガイドさんの案内で正宮に向かいます。ご参拝を済ませた後は自由行動となりますので、思い思いの伊勢神宮を楽しむことができます。今回参加したコースは、内宮でのご参拝後に「おかげ横丁」で自由散策を楽しんだ後、船に戻るコースですが、我々はここで離団して自由行動をすることにしました。
離団に際しては事前に船に届出を提出し、バスの添乗員さんにもその旨を伝えバスを後にしました。
自由行動で最初に訪れた場所が伊勢神宮 外宮。本来であれば外宮、内宮の順番で参拝するのが正式参拝ですが今回は逆パターンで。内宮から外宮まではタクシーを利用しました。(約10分、1700円)。
【伊勢神宮 外宮】
伊勢市の中心部、高倉山を背にして鎮まります豊受大神宮(外宮)は、豊受大御神をお祀りしています。豊受大御神は内宮の天照大御神のお食事を司る御饌都神であり、衣食住、産業の守り神としても崇敬されています。
鳥居をくぐり、玉砂利を踏みしめて緑につつまれた参道を歩くと清々しい気持ちになりました。
参拝を終えると地元のバスで猿田彦神社へ向かいました。
境内社に佐瑠女(さるめ)神社があり、こちらは芸能上達や縁結び等の信仰があつい天宇受売命(あめのうずめのみこと)が御祭神ですから多くの芸能人も訪れています。
猿田彦神社からは徒歩でおかげ横丁へ。今回は地元でも評判の「すし久」で名物「てごね寿司」を食べることが目的でしたが、昼食時間前(11:30)にもかかわらず30分待ちとのこと。そこで店頭で予約券を受け取って最初におかげ横丁を散策することにしました。
伊勢や三重県の美味しそうなお土産を眺めているとあっという間に30分が過ぎましたので、当初の計画通りお腹を満たしてから再度おかげ横丁に繰り出すことにしました。
「すし久」では名物の「てごね寿司」とうどんのセットメニューを注文。伊勢の味を十分堪能しました。
食後はおかげ横丁に戻り山のようなお土産を買ってタクシーで五十鈴川駅へ。その後、近鉄で鳥羽駅に向かいました。
当日はお天気にも恵まれましたので鳥羽駅からテンダーボートの乗場であるミキモト真珠島まで散歩を兼ねて徒歩で移動。途中、無料の足湯スポット「こまり湯」や伊勢湾に停泊している「にっぽん丸」を眺めながら最後の鳥羽を楽しみました。
船内はイベントが盛りだくさん
中国茶飲み比べやフラダンス教室、海ヨガなど鳥羽に下船しなくても、船内で充分楽しめます。
今日食べたホットドッグは作りたてで昨日のソースとはまた違い格別のお味です。
鳥羽出航
そろそろ出航の時間です。
いかりを巻き上げたり、出港準備に忙しいスタッフのお仕事の様子を見ることも楽しみです。
今日のコンサートは荻野目洋子さん!!
ドルフィンホールでは拍手、手拍子、上半身での踊りで盛り上がりました。
本日の夕食は和食
季節を感じる食材と盛り付けもきれいでおいしくいただきます。デザートのチューリップの練切りはかわいいので食べるのがもったいないです。
改めて「食のにっぽん丸」と言われる神髄を感じました。
イベントはまだ続きます。
初心者の方にわかりやすくカジノ教室が開かれています。私はルーレットに挑戦。
かけ方、配当割合を教えてもらい楽しみます。
30分交代でたくさんの方が遊べるようにスケジュールが組まれています。
今日のナイトスナックはやきそばやお粥などの用意があります。
3日目最終日
今日も朝日が見たくて早起きしましたが、あいにくの曇り空。うっすら日の光を拝み船上からの心地よい風や空気を感じます。
これはクルーズならではの体験です。
今朝はモーニングコーヒーのルームデリバリーをたのみました。お部屋にコーヒーとデニッシュを届けてくれます。お部屋で味わうコーヒータイムは優雅です。
これはこの春コースからの新サービスです。
今朝は2階瑞穂で和食を選びます。
にっぽん丸特製カレーも欲張っていただきます。
最終日はビンゴゲーム
私は初めてビンゴになり船長帽子ゲットしました!
横浜港はもうすぐ。
横浜ベイブリッジを橋の下から眺められるのもクルーズならではの光景。
乗船前と当日のPCR検査はもちろん、船内の清掃、消毒、検温は本当に行き届いています。
またテーブル着席したときの人の居場所情報をスキャンして確認させるなど船内での感染対策は万全だと感じました。
私は乗り物に酔いやすいので、揺れのことが心配でしたので、酔い止めを準備し、お守りがわりに飲んで乗船しました。
今回は揺れも少なく酔い止め薬のおかげで、優雅で快適な船旅を楽しむことができました。
にっぽん丸のスタッフの方は笑顔でどこでも声をかけてくれます。
フレンドリーで居心地がよい船であることを改めて発見した楽しいクルーズでした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。北角/小泉
にっぽん丸で航く クルーズツアーはこちら
◆にっぽん丸クルーズツアー 2022年上期(2022年4月~2022年9月)総合パンフレット◆
◆にっぽん丸クルーズツアー 2022年下期(2022年9月~2023年3月)総合パンフレット◆
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クルーズマスター
小泉 芳弘
koizumi
約30年に亘り、商品企画から販売までクルーズ全般に携わる。2007年にはクルーズのプロの証と言える「クルーズ・マスター」に認定。クルーズ乗船歴は、世界最高峰の名船『ロイヤル・バイキング・サン』からカジュアル客船まで約300回を超える。
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