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リビエラ

2025.3.28

【スタッフ乗船レポート】プレミアム客船「リビエラ」で航くエーゲ海クルーズ 11日間

【【スタッフ乗船レポート】プレミアム客船「リビエラ」で航くエーゲ海クルーズ 11日間

【スタッフ乗船レポート】プレミアム客船「リビエラ」で航くエーゲ海クルーズ 11日間

 

オーシャニア リビエラオーシャニア リビエラ洋上の最高級料理が気兼ねなく楽しめる上級プレミアム客船 「Your World. Your Way.」をコンセプトに、お客様が求める世界を、お客様のスタイルで楽しめる船旅をご案内します。

就航:2012年/改装:2015年/総トン数:66,084t/全長:239.3m/最大幅:32.2m/乗客定員:1,250人/巡航速度:20ノット

©Oceania Cruise

オーシャニア リビエラの詳細はこちら

 

第1日目

【スタッフ乗船レポート】プレミアム客船「リビエラ」で航くエーゲ海クルーズ 11日間2024年10月6日出発の「オーシャニア・リビエラで航くエーゲ海クルーズ」に行って参りました。
洋上の最高級料理が気兼ねなく楽しめると人気のプレミアム客船。コンセプトの「Your World. Your Way.」の通り、お客様が求める世界を、お客様のスタイルで楽しめる船旅を提供しています。

このクルーズに参加のお客様は9名様。6名様はカタール航空で成田空港から添乗員と一緒にドーハへ。3名のお客様は関空から出発し、ドーハのハマド国際空港で待ち合わせることになりました。

ハマド国際空港は世界有数の巨大空港で、日付の変わった明け方の到着にも関わらず多くのショップ、レストランが営業しています。空港内は迷いそうなくらい広いですが、目印となる巨大な黄色のクマのオブジェがあるターミナルABからターミナルCを抜け、空港内とは思えない本物の樹木が生い茂るガーデンと呼ばれるターミナルDEまで、空港内シャトルを使って簡単に移動ができます。ビジネスラウンジからカードラウンジまで様々なラウンジがあり、長い乗り継ぎ時間も快適に過ごすことが可能です。

 

広い空港内で先に到着された関空発のお客様は、どこで添乗員と落ち合えるか心配されたと思いますが、目印がたくさんあるハマド国際空港は案外分かりやすいものです。もちろん空港内はWi-Fi完備、出発前に連絡先を交換しておいたので、待ち合わせも問題なくスムーズにお会いすることができました。

 

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第2日目

午前7時30分発のカタール航空にてドーハから一路イスタンブールへ。
ホテル到着は午後2時過ぎでしたが、チェックインしたそのまま客室へ入ることができました。ロングフライトの疲れを心配しましたが、せっかくだからイスタンブールの観光へ出かけようと一致団結。専用車とトルコ人ガイドを手配し、夕方からのイスタンブール半日観光へ出かけました。

スルタン・アフメット地区を散策し、アヤソフィヤ、ブルーモスクやトプカプ宮殿など歴史的建造物のオンパレードにトルコの偉大さを感じていると、ミナレットから夕方のアザーン(礼拝への呼びかけ)が流れてきます。異国情緒を感じる特別な時間でした。
夕食はガラタ塔近くの露店で、焼き立ての「鯖サンド」、「アイラン」というトルコの国民的ヨーグルトドリンクを味わいました。塩気のきいた甘くないヨーグルトドリンクはまさにトルコの洗礼、初めての味に驚いた方も多かったでしょう。もちろん、トルコの「ドンドゥルマ」という伸びるアイスクリームも散策途中に体験済みで、到着早々トルコの味を堪能しました。
しっかり4時間の観光を済ませてホテルに戻る頃には、ボスポラス海峡は鮮やかな夕焼け色から黄昏色へと変わっていました。

 

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第3日目

昨日は少し無理してイスタンブール半日観光に出かけましたので、今朝は出発までホテルでゆっくり過ごします。
午前10時30分、ホテルをチェックアウトして乗船港であるガラタポートへ向かいました。ガラタポートは高級ホテル、250以上の小売店、高級ブランドショップ、レストラン、博物館などを配する世界初の地下クルーズターミナルです。

ボスポラス海峡のヨーロッパ側に面したその立地のおかげで、船上からは対岸のトプカプ宮殿をはじめ、昨日見学したイスタンブールを代表する建造物、アジア側の美しい景色を眺めることができます。
夕日に照らされキラキラと黄金色に輝くボスポラス海峡、出港時の風景は感動的で涙を流されるお客様も。大袈裟でなく、世界で最も美しい港の景色の一つ、一生に一度はご覧いただきたい風景です。

 

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第4日目

最初の寄港地はギリシャのカバラ、街中には16世中頃に作られたローマ式の水道橋や、ビザンツ時代の城壁などが残ります。本日はカバラから15キロほど離れた場所にあるピリッポイの考古遺跡を観光。かつてヨーロッパとアジアを結んでいたエグナティア街道沿いにあった都市遺跡です。紀元前356年に古代マケドニア王のピリッポス2世によって設立され、やがて「小ローマ」と呼ばれるほどに繁栄した都市は堅固な城壁で囲まれ、劇場や神殿なども建造されました。日本人の私たちにとっては認知度の低い観光地かもしれませんが、アレキサンダー大王の父親がピリッポス2世と聞いて興味が湧いてきた方も多かったようです。世界を旅してキリスト教を広めた使徒パウロによって初期キリスト教世界の中心地となった場所でもあり、バシリカや教会の跡も残っていました。名鉄観光専用車を手配して少し早めに出発したので、グループ以外誰もいない静かな遺跡の中で古の繁栄に思いを馳せることができました。
船に戻る前に、カバラの市内でカフェに立ち寄り、ギリシアコーヒーとアーモンドが原料の白いクッキー「カヴァラ・クラビエスィ」を試食。サクサクの触感が癖になる甘すぎないクッキーは日本では味わえない逸品でした。
夕食はステーキ&シーフードのスペシャリティレストラン「ポログリル」。オーシャニアクルーズでは、スペシャリティレストランの予約は必要ですが、追加料金はかかりません。ステーキ類のアメリカンなボリュームは想像以上ですが、上質な素材とその魅力を引き出す調理法で、こってりソースが苦手な方でも楽しめるメニューが揃っています。

 

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第5日目

本日の寄港地はクサダシ。ここから車で約30分の場所にある、このクルーズのハイライトの1つ、世界遺産エフェソスの遺跡を観光します。エフェソスは貿易を中心にエーゲ海沿いの重要都市として発展しました。絶世の美女として知られるエジプトのプトレマイオス朝最後の女王クレオパトラとローマ将軍アントニウスが共に過ごした場所としても知られます。また、イエス・キリストが十字架刑に処された後、聖地エルサレムを逃れた聖母マリアと12使徒のひとり聖ヨハネが住んだ場所でもありました。
エーゲ海最大のローマ遺跡であるエフェソスを徒歩で全て観光するには3時間以上かかりますので、今回選んだツアーは高台からエフェソス遺跡の全体像を眺め、下の街(かつての港側)から聖パウロが福音を説いた大劇場や美しいケルスス図書館まで歩く、良いとこ取りの疲れないコースです。しかし、健脚なお客様はそれだけでは物足りず、予定していた場所よりもさらに上の街へ。最終的にはメインストリートであるクレテス通りをどんどん進み、ハドリアヌス神殿、トラヤヌスの泉、ヘラクレスの門近くまでたどり着いた方も多かったようです。しっかり遺跡を歩いた後は、名物の100%生絞り「ザクロジュース」が渇いたのどを潤します。
その後、エフェソス遺跡で発掘された品々が展示される考古学博物館を見学し、お昼過ぎに港に戻りました。
港に到着後、希望者をクサダシの町中にご案内。町自体はあまり大きくありませんが、周辺にエフェソスやプリエネ、ミレトなどの世界遺産を含む遺跡があることで多くの観光客が集まる観光の拠点となる町です。坂と海の調和する景色が美しく、トルコ国内はもちろん、ヨーロッパ諸国からもバカンスに訪れる人々で賑わいます。停泊場所から歩いてすぐの場所にバザールがあり、トルコのお土産を扱うショップが並びます。ここでは、ハーブの風味が特徴的で水を入れると白濁するトルコ名産のアルコール「ラキ」やフルーツ風味の求肥の様なお菓子、手作りの「ロクム」を試食しました。

乗船して以来、毎日フルコースの洋食で胃もたれを感じてくる頃でしょう。本日は出港が午後9時と遅いので、暮れていく街並みを船の上から眺めながら、12デッキ後方のテラスカフェで夕食をいただきました。ビュッフェスタイルのテラスカフェでは、お寿司や中華、サラダなど好きなものを好きなだけお召し上りください。ロブスターやステーキのグリルも注文でき、塩コショウ、醤油とワサビといったさっぱりした味付けでお召し上がりいただけます。

 

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第6日目

本日の寄港地はロドス島、ギリシャです。古代以来港湾都市として栄えたロドスの町には、古代世界の七不思議の一つである「ロドス島の巨像」が存在したと言われています。塩野七生氏の「ロードス島攻防記」に描かれたように、聖ヨハネ騎士団がオスマントルコの猛攻に敗れ凄絶な最期を遂げた場所であり、その中世期の街並みは「ロドスの中世都市」の名で世界遺産に登録されています。
聖ヨハネ騎士団長の館へ続くイポドン通りの凛とした静けさを感じていただきたかったので、本日はバスツアーには参加せず徒歩観光です。まだお店もレストランもオープン準備中の時間に下船して、ツアーの団体がロドスの町中に押し寄せる前に、騎士団長の館を観光しました。堅固な館からは、ホスピタル騎士団と呼ばれていた彼らが徐々に軍事的役割を果たす集団へと変化していった歴史を感じます。20世紀初頭に改修された際にコス島から運ばれた美しいモザイクの床も見る価値がありました。たくさんの見どころがあるロドスの町で、希望者を「ロドスのヴィーナス」として世界に知られているアフロディティ女神像が展示されている考古学博物館へ。その後、「ロドス島の巨像」の台座が残る場所まで美しい海沿いの歩道を歩きました。港から徒歩圏内の散策でしたが、充分にロドス島の魅力と歴史を堪能しました。

旅も中盤に入る本日、船内施設を改めてご紹介。オーシャニア・リビエラは約66,000トンの中型船ながら、メインダイニングやビュッフェレストランの他に、ステーキ&シーフードの「ポログリル」、フランス料理の「ジャック」、アジア料理の「レッドジンジャー」、イタリア料理の「トスカーナ」と4つのスペシャリティレストランがあります。どのレストランも予約は必要ですが追加料金不要で、趣の異なる美食体験が可能です。問題は毎日寄港地が続く1週間程度のクルーズでは、全てのレストランを網羅するのは少し忙しくなってしまうところです。時には訪れた土地の料理を船外で食べてみたいと思うのですが、料理が美味しいオーシャニアクルーズではその機会は少ないのです。贅沢な悩みですね。
飽食の船上では健康と長寿をサポートするアクアマールスパ+ヴァイタリティセンターも人気で、有料のサービス以外にも自由に使えるジムやサウナでリフレッシュすることができます。またコンシェルジュクラス以上の客室をご利用のお客様は有料のスパテラスへのアクセスが無料です。このスパテラスがとても魅力的で、ほとんど毎日通ったというお客様もいらっしゃいました。ジャグジーやサンチェアー、サーマルチェアーなどワンランク上の施設がご利用いただけます。

他にも、歌と踊りのプロダクションショーが楽しい「リビエララウンジ」、アーティスティックなイベントが開催される「アーティストロフト」、本格派の珈琲が美味しい「バリスタス」、生演奏やダンスで盛り上がる数か所のバーなど、コンパクトにまとめられた船内には大人が楽しめる仕掛けが満載です。

今日の夕食は、元フランス大統領のお抱えシェフだった、ジャック・ぺパン氏監修の本格フランス料理が味わえる「ジャック」へ。昼食を軽めにして挑んだ本格フレンチは、日本人の口にも合う優しいお味。たくさんのチョイスの中から軽めのメニューを選び、しっかりデザート&チーズまで堪能しました。昼食、夕食時のドリンクも含まれている特典のおかげで、15種類以上のグラスワインの中からお食事に合わせて選ぶことができます。ノンアルコールドリンクの種類も充実していて、今クルーズにはたくさんの特典が付与されていましたが、誰もがもっとも得した気分になれる特典でした。

乗船して以来、毎日フルコースの洋食で胃もたれを感じてくる頃でしょう。本日は出港が午後9時と遅いので、暮れていく街並みを船の上から眺めながら、12デッキ後方のテラスカフェで夕食をいただきました。ビュッフェスタイルのテラスカフェでは、お寿司や中華、サラダなど好きなものを好きなだけお召し上りください。ロブスターやステーキのグリルも注文でき、塩コショウ、醤油とワサビといったさっぱりした味付けでお召し上がりいただけます。

 

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第7日目

【スタッフ乗船レポート】プレミアム客船「リビエラ」で航くエーゲ海クルーズ 11日間本日の寄港地はアランヤ、トルコです。あまり聞きなれない寄港地ですが、かのクレオパトラが訪れたと言われる美しいビーチが人気でトルコ国内から多くの観光客が集まります。港の目の前には紀元前3世紀に建造されたアランヤ城がそびえ、暑さもひと段落した10月のこの時期は徒歩で散策しても気持ち良さそうでした。日々の遺跡観光で少しお疲れになったお客様は、本日の船主催「シデ&アスペンドス遺跡観光」をキャンセルして、ケーブルカーでアランヤ城の頂上まで登られました。高さ250メートルの頂から眺めるアランヤの全景はため息が出るほど美しく、古代ローマ時代から変わっていないターコイズブルーの海に思わずクレオパトラを探してしまったとか?
まだまだ元気な4名様は、添乗員と一緒に1時間半ほど車に乗り、シデ&アスペンドスの遺跡へ出かけました。

最初に到着したのはアスペンドスの遺跡、バスを横付けして石作りのゲートをくぐると、そこには古代ローマ時代の世界がそのまま残っています。完璧に近い形の円形劇場は現在も使われていますが、観客席もオルケストラ(舞台と客席の間にある半円形の土間)も当時の姿のままです。その保存状態の良さは世界遺産のエフェソスの遺跡と比較しても遜色ありません。あるいは、まだ観光客が少ないこちらの遺跡の方が当時の栄光を容易に思い浮かべることができるかもしれません。
次に訪れたのはザクロという意味を持つ、自然と歴史溢れるシデの街。古代より様々の民族が支配したこの地には、劇場、アゴラ(広場)、ニンファエウム噴水、アポロンの神殿、城壁、ローマ劇場などの遺跡が街中に残っています。
その中でも目を引くのは海辺の近くに建つアポロンの神殿。白い神殿の円柱に空と海の青さが際立ちます。

 

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第8日目

トルコ最後の寄港地はボドルム。こちらも聞きなれない地名ですが、かつてはハリカルナッソスと呼ばれ、地中海交易の拠点として発展しました。そして古代世界七不思議の一つ『マウソロスの霊廟』はこの地にありました。また中世には十字軍の要塞都市として繁栄した港湾都市で、ボドルムの周辺地域には貴重な遺跡が数多く残っています。

トルコとギリシアを行ったり来たりする地中海クルーズでは、一体今日寄港するのはどっち?と毎朝不思議な気分です。陸続きで国境を分かつヨーロッパの国ならではの事情は、古より多くの繁栄と争いの歴史を紡いできました。特にトルコとギリシアは争うこと、競うことも多くあり、平和なところではどちらも世界で初めてワイン作りに成功した国として名乗りを上げています。
このボルドムもトルコを代表するワインの産地として知られており、メルロー、シラー、カベルネソービニョンをはじめ、トルコ固有のブドウ品種も多数収穫されます。大粒で濃い色から「牡牛の目」と名が付いたオキュズギョス(赤)、皮が薄く上品で繊細な味わいのナーリンジェ(白)などもお勧めです。

本日はそれらのブドウを栽培し直営のレストランが人気の醸造所を見学し、トルコの「メゼ」と呼ばれる小皿料理を試食しました。遺跡を訪れるツアーとは雰囲気も異なり、朝から陽気な外国人と共にバスで約45分。「藤の花」という名前の新しいワイナリーは、広大な敷地の中に上記のブドウ品種のほとんどを栽培し、国際的コンクールでも認められた実績を持っています。オーナー自らがホストとして、トルコワインの歴史、ワイナリーを開拓するまでの苦労、そして現在の状況など熱意を込めて語ってくれました。オープンエアのテーブル席には、ブドウの葉で包んだ前菜「ヤプラック・ドルマス」や、ひよこ豆のペースト「フムス」など代表的な「メゼ」が並び、5種類の自慢のワインの試飲を楽しみました。時としてお酒の力は偉大で、今日初めて出会った外国のお客様とも自然に会話がはずみました。

ワイナリーツアーに参加されなかったお客様は、かつて聖ヨハネ騎士団の居城であり街のシンボルとしてその姿をとどめるボドルム城(聖ペトロ城)へ出かけました。この城はマウソロス霊廟から持ち出した石材で作られた歴史的意味のある建物であると同時に、その周辺の海から発掘された所蔵品を展示する水中博物館も併設しており一見の価値があります。また、城塞からはボドルムの海が一望でき、今も昔も変わらぬその美しさに悠久の時の流れを感じます。

 

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第9日目

本日は最後の寄港地、世界中の人々が憧れるフォトジェニックな観光地として人気のギリシアのサントリー二島を訪れます。
誰もが写真やテレビで一度は見たことがある紺碧な海と真っ白な家並みが美しいエーゲ海に浮かぶこの島は、約3600年前に起きた火山噴火の影響で現在のカルデラを持つ半月形になりました。海に沈んだアトランティス伝説が残る島の一つと言われ、そのミステリアスな伝説は多くの人々を惹きつけます。

オーバーツーリズムが大きな問題と言われるサントリー二島ですが、船主催の専用車ツアーを手配して最初のテンダーボートで上陸すれば、まだ観光客が少ない静かな島を堪能できます。
このテンダーボートでの上陸、実は島全体の写真を撮るには絶好の機会、オープンエアの二階席に上がりつづら折りの階段やケーブルカーが海からフィラの街まで垂直の登っていく光景を写真に納められます。
上陸して最初に専用車で向かうのは、サントリー二島で一番人気のフィラの街。夕日の美しい街として有名ですが、日中の街の魅力は、地元のアルチザンショップや美しいエーゲ海と街並みの景観を一望できるカフェ。サントリー二島ならではの青と白が調和した完璧な写真が撮れる秘密の裏道へご案内し一枚。
多くの観光客が押し寄せる前にイアの街を離れ、島の中心地フィラへ。細い路地の両脇にひしめき合い並ぶショップを覗きながら、ケーブルカー乗り場へ向かいます。丘の上のフィラの街から船に戻るためのテンダーボート乗り場へは、ケーブルカーかロバタクシーに乗車、あるいはつづら折りの坂道を30分程度かけて下りていきます。
しばしの自由行動で思い思いに散策、ショッピングをお楽しみいただき、船に戻る頃には太陽も傾きかけていました。

夕食前のゴールデンタイムには、15階のホライズンラウンジでカクテルを片手に、夕日がエーゲ海に溶けていく最後の瞬間まで堪能しました。

 

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第10日目

ピレウス入港、いよいよ下船です。
本来なら空港へ向かう途中にアテネ車窓観光なのですが、まとまりの良い少人数のグループのおかげで、アクロポリスの丘の付近で下車観光をする時間が取れました。丘の上まで登らなくとも、駐車場からも、プロピレオ門側の入り口からもパルテノン神殿をはじめとする遺跡群を眺めることができます。50年ほど前に新婚旅行でアクロポリスの丘を訪れたことのあるご夫妻は、その変わらぬ偉大な光景に感激もひとしおのご様子でした。

その後はハドリアヌスの門、ゼウス神殿などの古代遺跡を車窓に見ながら、第一回近代オリンピックの会場として知られるパナシナイコスタジアムへ。ここでも雲一つない空の下、バスを降りて記念のお写真を撮る時間がありました。港から空港への移動日として時間調整のための車窓見学のはずでしたが、思わぬ下車観光のサプライズに皆様大興奮の一日でした。

復路もカタール航空で、アテネからまずはドーハ・ハマド国際空港に向かいます。ここで関西空港へお帰りのお客様とはお別れとなります。成田行き、関空行きとも乗り継ぎ時間がたっぷりあるので、旅行中に親しくなった皆様と名残惜しい時間を過ごすことができました。
往路でしっかり空港地図を把握したお客様は、黄色のクマのオブジェがあるターミナルABからガーデンと呼ばれるターミナルDEまで、ご自身で空港内シャトルを使ってショッピングを楽しまれていらっしゃいました。慣れてしまえばそれほど難しくはありません。

 

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第11日目

【スタッフ乗船レポート】プレミアム客船「リビエラ」で航くエーゲ海クルーズ 11日間定刻ドーハ発、約10時間20分の深夜フライトを経て、午後6時55分成田空港へ到着。
機内サービスが充実しており、航空会社のサービス評価を行うイギリスの会社からは最高ランクの5つ星評価を得ているカタール航空は快適そのもの。ゆっくりお休みいただくのも良し、最新の映画や食事サービスを堪能するも良し、ロングフライトでも疲れ知らずの空の旅を満喫いただけます。

11日間の「オーシャニア・リビエラで航くエーゲ海クルーズ」も無事終了。どこかの海で、船での再会を誓い解散しました。
皆様、ご参加ありがとうございました。そして、本当にお疲れ様でした。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。松原 オーシャニア クルーズツアーはこちら

 

地中海・エーゲ海に航くクルーズ特集はこちら

 

 

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