Japan

ビジネスクラスで行く日本国内

より快適な旅の玄関口

日本国内

©中部国際空港

ビジネスクラスの旅は空港からがお楽しみ

©日本航空(JAL)

ビジネスクラスを利用しての旅は出発空港からすでにお楽しみが始まっています。快適な旅を提供することにおいてどの航空会社もさまざまな工夫をしており、アッパークラスならではのサービスがいっぱい。それは空港に足を踏み入れたそのときから開始されます。なによりも感じるのは、エクスクルーシブ感。混雑する時期や早朝、深夜のフライトの場合は、特にビジネスクラスの恩恵を感じることになるのは請け合い。機内で受けられるサービスはもちろんのこと、空港でのサービスは旅の快適さを大きく左右するのです。

Point!

ビジネスクラスここがポイント

©全日空(ANA)

チェックインから特別扱い

ビジネスクラスを設定している航空会社のチェックインカウンターでは多くの場合、ビジネスクラス以上のクラスとエコノミークラスを分けています。ビジネスクラスのほうがエコノミークラスより座席数が少ないため、チェックインのための列も短いのが一般的。カウンター前に絨毯が敷いてあり、一目でビジネスクラス専用とわかります。事前にウェブチェックインを済ませてあっても、荷物を機内預けにする場合はビジネスクラス用のチェックインカウンターを利用すれば、長い列に並ばなくても済みます。大きな国際空港ではビジネスクラスのチェックインカウンターを空港入り口に近くアクセスのよい中央部分に集めてある場合も。その場合は空港内を歩く距離すら少し短くなります。

©キャセイパシフィック航空

待ち時間もラウンジでお楽しみ

空港内でのビジネスクラスサービスで最も象徴的なのが、ビジネスクラスラウンジです。細かいサービス内容は航空会社によってさまざまですが、共通しているのはゆったりと座れるスペース、無料のWiFi、電源が自由に使えること。そして軽食や、ときにはしっかりお腹にたまる本格的な料理をいただけること。それに加え、スパークリングワインをはじめ日本酒やスピリッツ、焼酎などお酒の種類も充実させているラウンジもあります。外国の航空会社でも日本国内の空港に独自のラウンジを設置していることがあり、お国柄の表れたサービスが期待できます。日本にラウンジがない航空会社を利用する場合も、アライアンス(提携会社)のラウンジを利用することができます。ラウンジでは荷物も安全な場所においておけるので、免税品ショッピングを楽しむのにも便利です。

©シンガポール航空

優先搭乗でフライトまでもゆったり

通常、出発時間がせまってくると搭乗開始の案内が始まりますが、ビジネスクラスの利用者はエコノミークラスの乗客よりも先に搭乗ができます。出発時間まではまだ時間がありますが、座席につくとすぐにウェルカムドリンクのサービスが始まり、航空会社によっては機内食のメニューを渡されますので、のんびりとグラスを傾けつつ機内食を選んだり、機内でリラックスするための身支度をすることができます。搭乗ゲート近くにラウンジがある場合は優先搭乗を利用せずラウンジをより長く利用してもいいでしょう。航空会社によってはラウンジでの搭乗の案内がありませんので、好みのスタイルで過ごすことができます。

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ここがおすすめ!ビジネスクラス

ビジネスクラスのサービスは飛び立つ前から始まります。それはいわば航空会社からの“おもてなし”。日本の玄関口となる主要な国際空港ではどのようなサービスがあるのか、ご紹介。ぜひいろいろ利用して、旅をより快適にアレンジしましょう。 

羽田空港ここがおすすめ

日本の国内線のハブである羽田空港。国際線が飛んでいない地方都市から海外への玄関口でもあります。羽田空港発の海外行きのフライトは深夜便も多いため、前泊することもなく乗り継ぐことができるという利点も。国内線ターミナルは広く、ショッピングなどを楽しんでから国際線に移動してもいいでしょう。国際線ターミナルの出発ロビーは季節に応じた装飾が美しく、目でも楽しめるでしょう。

乗り入れ航空会社

全日空(ANA)日本航空(JAL)大韓航空シンガポール航空キャセイパシフィック航空ベトナム航空ガルーダ・インドネシア航空、ユナイテッド航空、デルタ航空エア・カナダ、ブリティッシュエアウェイズ、エールフランス航空、ルフトハンザ ドイツ航空 、ターキッシュエアラインズ、エミレーツ航空カタール航空

主なビジネスラウンジ

ANAラウンジ、サクララウンジ、キャセイパシフィックラウンジ、デルタスカイクラブ、

市内への所要時間

モノレールで約20分

©全日空(ANA)

ANAラウンジ

ANAとスターアライアンスのビジネスクラス客が利用できるラウンジで、とても広いのが印象的。食事ビュッフェのほか、人気があるのはヌードルバー。注文に応じてその場で作ってくれます。朝の時間帯ならお茶漬けのサービスも。お酒も焼酎や日本酒が充実しています。2020年3月にオープンした第二ターミナル付属の国際線施設にも新しいANAラウンジができており、こちらは時間帯によってシェフが目の前で料理をふるう「LIVEキッチン」やバーマンによるサービスが受けられるバーカウンターが設置されていて、さらにサービスが充実しました。

©日本航空(JAL)

サクララウンジ

JALのラウンジで、「ワンワールド」メンバーのビジネスクラス客も利用可能です。2つのフロアにわたって展開しており、好みのエリアでくつろげるのがユニーク。「モダンジャパニーズ」をテーマにデザインされているだけあって、和の要素がそここに見られ落ち着けます。食事メニューは時間帯に応じてさまざまですが、ここで最も評価が高いのが「JAL特製オリジナルビーフカレー」。ビュッフェスタイルのセルフサービスではありますが、好きなだけいただけるのでちょいと味見もよし、がっつりお腹を満たすもよしのうれしいサービスです。酒類もスパークリングワインをはじめ世界各国のお酒がそろっています。

©キャセイパシフィック航空

キャセイパシフィックラウンジ

羽田空港で初の海外航空会社のビジネスクラスラウンジで、キャセイパシフィック航空のビジネスクラス搭乗客の利用が可能です。キャセイパシフィック航空といえば、本拠地香港のラウンジサービスのユニークさでは世界屈指であり、それを少し日本で体験できるのがいいところです。シグネチャーとなるのはやはりヌードルセレクション。担々麺やワンタンメンは、日本では高級ホテルが監修しており香港の味に最も近い味わい。また、バーカウンターではバーマンがサーブするドリンクをいただけるほか、バリスタによる洗練された最上級のコーヒーをいただくこともできます。

成田空港の見どころ

日本を代表する空港といえば、成田空港。多くの国への路線があり、日本と海外とを結ぶ重要な空港です。24時間営業ではないため、未明や真夜中に発着するフライトはありません。近年ではLCCの就航も相次いでおり、地方都市からもアクセスのよい空港です。広い空港で免税店の数も多く、充実したショッピングが楽しめます。

乗り入れ航空会社

全日空(ANA)日本航空(JAL)大韓航空チャイナエアラインシンガポール航空キャセイパシフィック航空ベトナム航空ガルーダ・インドネシア航空、ユナイテッド航空、デルタ航空エア・カナダ、エールフランス航空、 フィンエアー、イベリア航空、ターキッシュエアラインズ、 エミレーツ航空カタール航空、エジプト航空

主な国際空港

ANAラウンジ、サクララウンジ、KAL(大韓航空)ラウンジ、ファーストアンドビジネスクラスラウンジ(キャセイパシフィック航空、)ダイナスティ・ラウンジ(チャイナエアライン)、ユナイテッドクラブ、エミレーツラウンジ

市内への所要時間

電車で約1時間

©ユナイテッド航空

ユナイテッドクラブ

ユナイテッド航空のビジネスクラスラウンジで、大きな窓からさんさんと自然光が入る広々としたフロアが特徴的です。一人がけのカウチがずらりと並び、それぞれに電源がついているので充電や仕事をするのにも便利。テーブル席もあり、ビュッフェからさまざまな料理をチョイスしていただくことができます。スパークリングワインをはじめとするアルコール類、ソフトドリンクも充実。新聞や雑誌も置いてあるほか、シャワールームもあり思い思いに過ごすことができます。ユナイテッド航空利用でなくても、スターアライアンス加盟の航空会社のビジネスクラスか、スターアライアンスのゴールドカード会員も利用が可能です。

©チャイナエアライン

ダイナスティ・ラウンジ

チャイナエアラインのラウンジで、こぢんまりとしていますが静かな環境と落ち着いた雰囲気が魅力です。軽食やアルコールを含む飲み物がビュッフェスタイルで提供されており、内容はどの時間帯でもだいたい同じであるものの、インスタントヌードルやおにぎり、サンドウィッチのほかにシュウマイなどの点心があるのがいかにもチャイナエアラインらしいところです。「スカイチーム」に加盟している航空会社のビジネスクラス搭乗客または上級会員であれば利用が可能となっています。

エミレーツラウンジ

たった1便のアッパークラス利用者のためだけに設置されたエミレーツ航空のラウンジです。基本的にはエミレーツ航空の利用者でないと入れないため、混雑することもなくゆったりと時間を過ごすことが可能。しかしなにより注目したいのはそのゴージャスぶり。シャンパンは『モエ・シャンドン』、それに合わせたタパスが用意され、さらにステーキや天ぷらなどその場で作ってもらえるメニューもあります。また、軽食も種類が多くアペタイザーからデザートまでひととおりそろっているので、立派なディナーができそう。ただし、機内食もかなりのボリュームですので、ラウンジで食べすぎないように!

©全日空(ANA)

ANA到着ラウンジ

ANAのビジネスクラスで到着した際に利用できるラウンジです。おにぎりやいなりずしなど和食を中心とした軽食、ビールや焼酎をはじめとするアルコール類とソフトドリンクなど、海外から戻ったときにうれしいメニューがそろっています。また、服を着たままでも気軽に利用できる足湯があるのも日本らしいところ。シャワールームもあるので、もっとさっぱりすることも可能。帰国後に国内線に乗り継ぐ場合などに重宝することはうけあいです。バリアフリー対応でもあり、車いすでも利用が可能です。

関西空港の見どころ

西日本を代表する空の玄関口で、国内線・国際線ともに成田空港に次ぐネットワークの充実ぶりを誇ります。空港内での乗り継ぎもよく、動線がよく考えられているため、ターミナル間の移動もストレスフリー。また、空港には展望台や屋上公園、ちょっとした展示施設などもあり、空港自体がぜひ体験したい楽しいアトラクションとなっています。

乗り入れ航空会社

全日空(ANA)日本航空(JAL)チャイナエアラインシンガポール航空ベトナム航空ガルーダ・インドネシア航空、ユナイテッド航空、エールフランス航空、ルフトハンザ ドイツ航空フィンエアー、ターキッシュエアラインズ、 エミレーツ航空

主な国際空港

ANAラウンジ、サクララウンジ、KAL(大韓航空)ラウンジ、ロイヤルオーキッドラウンジ(タイ国際航空)

市内への所要時間

車で約50分

飛鳥

デルタ航空やユナイテッド航空、キャセイパシフィック航空、ルフトハンザドイツ航空やフィンエアーなどの航空会社のビジネスクラス利用者共通のラウンジです。特にアライアンスに関係があるわけではありませんが、関空にはANAやJALのラウンジもあるので同アライアンスの上級会員カードを持っている場合は『飛鳥』と両方の利用が可能となる場合があります。ソファ席やデスクなどがあり、ゆったり静かな環境。ビュッフェスタイルの軽食やアルコール類をはじめとするドリンクがそろっており、大きなざるに盛られたそば・うどんが人気です。シンプルですが、空港の喧騒を忘れられる空間です。

©大韓航空

KALラウンジ

大韓航空のビジネスクラスラウンジです。「スカイチーム」に加盟している航空会社のビジネスクラス利用者または上級会員も利用が可能ですが、時間制限つきでラウンジ利用権のついたクレジットカードなどの会員も利用できるようになっています。軽食やアルコール類、ソフトドリンクがあり、おにぎりの種類が豊富なのがうれしいところ。インスタントヌードルも用意されています。航空会社のラウンジにしてはめずらしく3階のレストラン・ショップエリアにあり、移動やセキュリティチェックに時間がかかります。出発時間をよく確認し、時間に余裕をみて利用しましょう。

KIXエアサイドラウンジ

航空会社やアライアンスに関係なく長距離路線のビジネスクラス利用者と、契約航空会社の専用ラウンジです。ゲートサテライト側ではなく、ショップやレストランのある本館にあるため、免税品ショッピングなどを楽しみつつちょっと荷物を置きがてら休憩、といった使い方が可能。おしゃれな内装とくつろげるソファ席でゆったりと時間を過ごすことができます。軽食やアルコール類もあり、小腹を満たしつつフライトを待ちましょう。シャワールームもありますが、こちらは有料のサービスです。反対側にも『KIXノースラウンジ』があり、サービス内容は同じです。

ロイヤルオーキッドラウンジ

タイ国際航空のビジネスクラスラウンジで、日本国内では唯一の直営ラウンジです。タイ国際航空のイメージカラーの紫と木目の上品なインテリア。とても小さなラウンジですが、タイらしい雰囲気の中で過ごすことができます。軽食はおにぎりやインスタントヌードル、アルコール類やソフトドリンクもひととおりそろっています。ウィングシャトルの先端駅のすぐ近くなので、本館への移動も気軽です。「スターアライアンス」による運航便利用者もこのラウンジを使うことができますが、JALの運航便の場合は『JAL サクララウンジ』を利用します。

中部空港の見どころ

「セントレア」の愛称で親しまれている、名古屋の国際空港です。英国の格付け会社スタートラックス社から5スター空港の認定を受けており、設備、サービスともに世界最高水準の空港のひとつに数えられています。国内線は19の都市とつながっているほか、国際線も人気の旅先や地方都市へのフライトもあり、世界への玄関口としてとても非常に便利。5スター空港の利便性を堪能しましょう。

乗り入れ航空会社

全日空(ANA)日本航空(JAL)キャセイパシフィック航空タイ国際航空 ベトナム航空デルタ航空 ルフトハンザ ドイツ航空 フィンエアー

主な国際空港

サクララウンジ、スターアライアンスラウンジ、KALラウンジ、セントレアグローバルラウンジ

市内への所要時間

電車で約30分

©中部国際空港

サクララウンジ

JALのビジネスクラス搭乗客およびマイレージやJALカードの上級会員が利用できるラウンジで、キャセイパシフィック航空、ベトナム航空、フィンエアーのビジネスクラス搭乗客も利用が可能です。セントレアで最も広いラウンジで、インテリアは木目調の落ち着いたもの。バーエリアは大人の雰囲気がただよっています。軽食とアルコールを含むドリンク類をいただくことができ、ここでもJAL特製ビーフカレーが人気のメニュー。また、機内でも軽食としていただける『うどんde Sky』などのJALオリジナルインスタントヌードルもあります。ぜひ試してみましょう。リラクゼーションエリアでは10分間の無料マッサージが受けられます。

©中部国際空港

スターアライアンスラウンジ

ANAをはじめ、シンガポール航空、ルフトハンザドイツ航空など「スターアライアンス」に属している航空会社のビジネスクラス搭乗客の専用ラウンジです。ソファ席やそれぞれに電源コンセントのあるビジネスデスク、プライベート感の高いデスク席などさまざま。こぢんまりとしていますが、サンドウィッチやおにぎりといった軽食、ビールやウィスキーなどのアルコール類ともにとりそろえてあり、フライト前にちょこっとのんびりするのによさそうです。シャワールームはありません。

©中部国際空港

KALラウンジ

大韓航空およびスカイチームに加盟する航空会社のビジネスクラス以上に搭乗する乗客のためのラウンジです。2~4人でカフェテーブルを囲めるソファ席があり、のんびりと過ごすことができます。食事はごく軽いスナック類、日本のメーカーのインスタントヌードル、アルコール類とソフトドリンクがそろっており、特にビールが2種類あるのは日本のラウンジではあまり見ないサービスです。また、個室にマッサージチェアがあるので少しの間でもプライベート空間でのんびりできます。シャワールームはありません。

©中部国際空港

セントレアグローバルラウンジ

チャイナエアライン、ガルーダ・インドネシア航空、デルタ航空のビジネスクラス搭乗客が利用できるラウンジです。静かな環境にのんびりできるソファ席が並び、搭乗時間までを過ごすことが可能。軽食やドリンク類もあるので、小腹が空いたときも安心です。軽食は個装されたおにぎりやサンドウィッチ、国産のインスタントヌードルなどで、ちょっとコンビニエンスストアのよう。アルコールはビールが2種類、ワイン、ウイスキー、日本酒などがそろっています。マッサージチェアもあるので、フライトの前に身体をほぐしておくのもよさそうです。

日本国内の地図

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