待ちに待った日本船の新造船建造が決定!
ベールを脱ぐ”飛鳥ラグジュアリー”という新基準
飛鳥Ⅱを運航している郵船クルーズは、2021年3月末にドイツの造船会社マイヤー ベルフト(MEYER WERFT)と新客船(51,950トン)の造船契約を締結しました。2025年中に完成予定で、環境負荷軽減などのため3種類の燃料に対応するエンジンを中型客船で初めて搭載。最新の感染症対策設備を備えるほか、乗客1人当たりのスペースは世界でもトップクラスの広さを確保、これまで培ってきた和のおもてなしに最新のテクノロジーを加えた「飛鳥ラグジュアリー」を幅広い年齢層にご提供する予定とのことです。新しい客船は、クルーズ本来の持つ優雅さと今の時代にあわせた自由度の高い旅を進化させ、より多くの方にクルーズを体験いただける機会を創造をしていくとのことで、今から期待が膨らみます!これから情報が出ましたら、随時お伝えいたします。
新造船の特長
【世界トップクラスのゆとりの空間】
新造客船は、今後船内のデザインや仕様を確定させ、2023年にマイヤー ベルフトのドックで建造が開始され、2025年に引き渡しを受ける予定です。この日本船籍最大(発表時)のクルーズ船では、乗組員数をほぼ維持したまま、乗客定員を「飛鳥Ⅱ」の85%程度に絞ることで、よりお客様に寄り添ったサービスをご提供し、快適な船内空間を実現します。
また、全ての客室にバルコニーを配し、飛鳥Ⅱでも人気の施設である展望露天風呂を設置するなど、ゆったりと流れる至福の時をお楽しみいただけます。
【環境にもさらなる配慮を】
環境負荷低減が新造船の基本コンセプトの1つで、LNG燃料(液化天然ガス)に対応することが大きな特徴です。また寄港する各港湾事情に対応し多彩な航路を実現するため、LNG燃料(液化天然ガス)に加えて低硫黄燃料、ガスオイル燃料の計3種類の燃料に対応したデュアル・フューエル・エンジンを搭載します。これは中型客船(5~10万トン)では初となります。また停泊する港によっては陸上電源の供給を受けるほか、投錨なしで船の位置の制御を可能にするD.P.S(ダイナミック・ポジショニング・システム)を採用し、海底植物等の損傷の最小化に努めます。いずれも日本のクルーズ船では初で、最新鋭設備を搭載した革新的なエコクルーズ船を目指します。
感染症対策としては、100%外気取り込み方式の換気システムを装備、高性能フィルターやイオン殺菌装置、タッチレス対応エレベーター等の設置を予定しています。
新造客船概要 主要項目比較
主要目比較 | 新造客船(船名未定) | 飛鳥Ⅱ |
---|---|---|
全長 | 228.9m | 240.9m |
全幅 | 29.8m | 29.6m |
喫水 | 6.70m | 7.80m |
総トン数 | 51,950GT | 50,444GT |
総客室数 | 385室(予定) | 436室 |
乗客定員 | 約740名 | 872名 |
乗組員数 | 約470名 | 約490名 |
航海速力 | 最高20ノット(約37km/h) | 最高21ノット(約39km/h) |
【new!】<名鉄観光スタッフ乗船記>飛鳥Ⅱクルーズブログ~実際の飛鳥Ⅱのコロナウィルス感染症対策をご覧下さい。
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クルーズマスター
小泉 芳弘
koizumi
約30年に亘り、商品企画から販売までクルーズ全般に携わる。2007年にはクルーズのプロの証と言える「クルーズ・マスター」に認定。クルーズ乗船歴は、世界最高峰の名船『ロイヤル・バイキング・サン』からカジュアル客船まで約300回を超える。