超大型客船「MSCワールドエウローパ」で航く
憧れの地中海クルーズ11日間 スタッフ乗船レポート
シップデータ
●就航:2022年11月
●総トン数:215,563トン
●全長:333.3m
●全幅:47m
●乗客定員:6,762人
日程
11/6(水) | 成田空港からエミレーツ航空にてドバイ乗り継ぎにてバルセロナへ | (機中泊) |
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11/7(木) | 到着後、専用車にてバルセロナホテルへ | (バルセロナ泊) |
11/8(金) | 出発まで自由行動。その後、専用車にてバルセロナ港へ。乗船 | (船中泊) |
11/9(土) | マルセイユ(フランス)08:00入港/18:00出港 | (船中泊) |
11/10(日) | ジェノバ(イタリア)08:00入港/18:00出港 | (船中泊) |
11/11(月) | チビタベッキア/ローマ(イタリア)07:00入港/19:00出港 | (船中泊) |
11/12(火) | パレルモ/シチリア島(イタリア)09:00入港/17:00出港 | (船中泊) |
11/13(水) | バレッタ/マルタ島(マルタ共和国)09:00入港/17:00出港 | (船中泊) |
11/14(木) | 終日地中海クルーズ | (船中泊) |
11/15(金) | バルセロナ下船、専用車でバルセロナ市内観光。その後自由行動 専用車でバルセロナ空港へ。 エミレーツ航空にてドバイ乗り継ぎにて帰国の途へ |
(機中泊) |
11/16(土) | 羽田空港に到着後解散 |
2024年11月6日よりMSCワールドエウローパによる地中海クルーズの添乗に行ってきました。
今回は47名のお客様にご参加いただき、人気の地中海と21万トンの超大型客船「MSCワールドエウローパ」のクルーズをご堪能いただきました。
11月6日(水)
当日は成田空港 第2ターミナルに集合。エミレーツ航空のカウンターにてお客様ご自身でチェックインしていただきました。
往路は成田空港発となりエミレーツ航空319便でドバイへ向かいます。
11月7日(木)
ドバイに到着。ターミナル間の移動はバスになります。C20ゲートよりバルセロナ行エミレーツ航空185便でバルセロナへ。機内で配られた可愛らしい睡眠グッズのおかげで軸水出来ました。無事バルセロナに到着。
11月8日(金)
ホテルチェックアウトの後バルセロナ港へ。
宿泊したINNSIDE by Melia Barcelona Apoloから港までは大型バスで約20分で到着です。その後、1階でスーツケースをドロップしてエスカレーターで2階へ向かいます。今回のチェックイン時間は11:00ですが、思っていたより混雑も無くスムーズなチェックインでした。
通常のクルーズ会社ではチェックイン時にクルーズカードを受け取りますが、MSCクルーズではのクルーズカードの受け渡し方法はチェックイン後にご自身の客室へ向かい、ドアノブに掛けられているクルーズカードをピックアップしますのでご注意ください。
無事にチェックインを済ませましたので、ここからは
①客室(キャビン)、②船内設備、③食事&レストラン、④寄港地観光について記載します。
客室(キャビン)
利用客室:内側 約15㎡、シャワー付き【エクスペリエンス:ファンタスティカ】
15㎡の内側客室にしては広く感じる客室です。
今回は一人で利用しましたのでベッドは1つになっていましたが、ツインを希望する場合はキャビンスチュワーデスにお伝えいただければ2ベッドにしてくれます。
客室のコンセントは日本製の電化製品に対応していますので変圧器等も持参する必要はありません。
鏡が付いているテーブルスペースの上にはガラスのコップ、アイスペールや電気ケトル(これは入っていない客室もありましたが、キャビンスチュワーデスにお願いすると持ってきてくれます)、ルームサービスメニューは紙のメニューはありませんが、QRコードをスキャンすればメニューが表示されます。
ミニバー(冷蔵後)には飲み物、スナックが入っていますが有料ですからご注意ください。
※ドリンクパッケージの場合でもミニバーは有料となります。また、下船日の夕方には鍵がかかってしまいますので、船内で購入された飲み物をミニバーに入れている方は撤去してください。
収納も広めでクローゼットがあり1週間クルーズであれば十分なスペースだと思いました。
そのほかドライヤー、セフティボックス、テレビ(NHKワールド/英語の放送)、電話、温度コントローラーなどが客室に備え付けられています。
現在のクルーズ客船は乗船後、なるべく早く乗船客が避難訓練をすることを義務付けられています。
今回のMSCワールドエウローパの避難訓練は①船内のテレビで安全のためのビデオを観る②指定されたマスターステーションに行ってクルーズカードをスキャンします。その際はキャビンに格納されている救命胴衣は持参する必要はありません。自分のマスターステーションはドアーの後ろかクルーズカードに記載されています。
MSCワールドエウローパのほとんどの客室はシャワーのみのですが、ガラス張りのシャワースペース、可動式のシャワーヘッドでしたので快適なシャワータイムを過ごすことが出来ました。
MSCクルーズは会社として環境問題に取り組んでいますので、客室内のごみ箱もきちんと分別して捨てるようになっていました。
レストラン
メインレストラン/無料
MSCワールドエウローパには13カ所のレストランがありますが、そのうち4つのメインレストラン、2つのブッフエレストラン、ピッツァ&バーガーレストランは無料で食事を召し上がることが出来ます。
夕食時については4つのメインレストランでの食事時間とテーブルが指定され時間、テーブルは変更することは出来ません(朝食、昼食についてはオープンしているお好きなレストラン、テーブルで食事をお取りいただけます)。最近の客船会社はテーブル指定制と自由席制を併用していますのでMSCクルーズのオーソドックスなスタイルは少なくなっています。今回は5階の「LA FOGLIA RESTARAN」で17:30からの夕食でした。
ブッフエレストラン/無料
洋食を中心としたブッフエスタイルのレストラン。朝、昼、夜の時間帯にあわせた料理を提供しています。IL MERCATO BUFFETとLA BRASSERIE BUFFETが18,19階にあり、営業時間中はジュース、コーヒー、紅茶、水を無料で飲むことが出来ます(閉店時間中は水のみ無料)。
MSCワールドエウローパの船内はミネラルウォーター等のソフトドリンクも全て有料ですから無料で飲めるドリンクコーナーは常に人気の場所でした。ブッフエに隣接してプールエリアにあるピッツァやハンバーグ、ホットドックコーナーも無料です。
ピッツア&バーガー/無料
その場で作る本格的なピッツアとハンバーガー、ホットドッグの専門のレストラン。日中から夜遅くまで営業しているので、いつも多くのお客様で賑わっています。
ブッチャーズカット/有料
アメリカンスタイルのステーキレストラン。世界中の厳選された極上のステーキやロブスターなどのシーフードを楽しむことが出来ます。
オーラ!タコス&カンティナ/有料
メキシコ料理を堪能できるレストラン。セットで選べるタコスもご用意しています。
海渡鉄板焼き&寿司バー/有料
スタイリッシュな鉄板焼きとお寿司のレストラン。本格的で美味しい伝統的なアジア料理やお寿司をご用意しています。鉄板焼きで料理人たちが見せる派手なパフォーマンスは必見です。
シェフズガーデンキッチン/有料
新鮮で天然素材を使用した料理を提供してくれるレストランです。
ラ・ペスカデリアーフィッシュマーケット/有料
シーフード専門のレストラン。新鮮な魚をその場で選び調理方法までオーダーできるお魚にこだわったレストランです。
ドルチェビータビータバー
ここはお酒を飲みながら音楽を楽しむことが出来る朝から深夜まで営業しているバーです。朝はコーヒーや飲み物をオーダーするとデニッシュを無料で提供してくれます。
時間が無い朝はここで朝食はここで済ませていました。コーヒーもデニッシュも美味しかったです。
ルームサービス(朝食)/無料
ルームサービスは朝食のみ無料です。客室に設置してあるオーダーフォームに希望の料理と到着時間を記載してドアノブの外に掛けておくと翌朝に届けてくれます。
MSCクルーズは卵やハム、ソーセージ、フルーツなどは無くパンと飲み物、ヨーグルトだけの完全なコンチネンタルブレックファーストです(画像は2名分です)。
メインダイニング(朝食)/無料
メインダイニングで朝食をいただきました。ここはアラカルトでフルチョイスができます。
紅茶の茶葉はウェイターが持ってきてくれるボックスの中から選ぶことも出来ました。
ゼスト-ジュースバー/有料
新鮮なフルーツや野菜の搾りたてスムージーやジュースを作ってくれるジュースバーです。
スペシャルダイニングパッケージ
クルーズ中に複数の有料レストランをお楽しみいただけるダイニングパケージがあります。
2~4つの有料レストランを選んで食事をすることが出来ます。個別に予約をするより割安になっています。有料レストランでの食事を促すために船内の至る所に案内があります。
バー/ラウンジ
※基本的に有料です。
フィズーシャンペーンバー
シャンペンとカクテルを中心に提供されるラウンジ。残念ながらビールの取り扱いはありませんでした。静かな雰囲気でお酒を楽しむには最適なバーでした。
ラジャポロティーハウス
本格的な紅茶を楽しむことが出来るティーハウスです。紅茶と一緒にクッキーやスコーンも提供されます。
コーヒーエンポリウム
世界中から吟味されたコーヒーを提供する本格的なコーヒーショップです。
モルトラウンジ・ラナイバー
オープンスペースで喫煙も可能ですから愛煙家にはうれしいバーです。
マスターオブザシーズ
ロンドンのパブのような本格的なビアホール。一部のビールはこちらの醸造所で作られています。夜は生演奏のお楽しみいただけます。
スイートテンプテーション
アイスクリーム、フローズンヨーグルト、クレープ、ワッフルなどが楽しめます。
ジャンフイリッペチョコレート&カフェ
チョコレートやマカロン、アイスクリームをお楽しみいただけます。店内にはコーヒーショップも併設されています。
エンターティメント
ボタニックガーデンプール、プールエリア
植物に囲まれた室内のプールです。家族でも楽しめるジャグジーもあります。屋外プールや天井が開閉される全天候型のプールもあります。
ゲームアーケード、野外施設
卓球、サッカーゲームやウォータースライダー等でお楽しみください。本物のF1マシーンも設置されています(有料)。
フィットネスジム
海を眺めながら体を動かし健康的なクルーズライフを過ごしてください。
一部の教室は有料ですが、基本的に無料でご利用いただけます。
カジノ
ルーレット、ポーカー、ブラックジャックなどのテーブルの他にスロットマシーンなどでお楽しみください。
パノラマラウンジ
主にセカンドショーで利用するラウンジ。本格的なダンスや歌、音楽の演奏をお楽しみいただけます(予約制/無料)
ワールドシアター
MSCワールドエウローパのメインシアター。毎晩、プロダクションショー、マジック、音楽の演奏等をお楽しみいただけます(予約制/無料)
終日クルーズ日にはMSCクルーズのリピーターパーティも行われ、キャプテンをはじめ上級士官の紹介やダンサーによるダンスパフォーマンスが披露されました。
レセプション
ホテルではフロントに当たる場所です。24時間オープンしています。
フォトショップ
船内でプロカメラマンから撮影してもらった写真を購入することが出来ます。
クルーズカードをかざしてカメラでご自身の顔を映すと自動的に写真を選んでくれます。
WiFi関係で困ったことがありましたらこちらで相談に乗ってくれます。
ショッピングギャラリー
衣類、化粧品、香水、サングラス、免税店を取り扱っています。MSCクルーズ限定ロゴグッズもあります。
フューチャークルーズデスク
次回以降のクルーズを相談、予約をするデスクです。
クルーズカードアクティブポイント
クレジットカードの登録やキャッシングを行う機械です。日本語の表示もあります。
寄港地観光デスク
寄港地観光の相談や申し込みをするデスクです。寄港地情報も収集できます。
アウレアスパ
本格的なバリ式スパにはサウナや最新の技術を使った各種ビューティトリートメントを取り揃えています。専用のスパやサウナもお楽しみください。
その他
船内のエレベーター・・・エレベーター付近に設置された、行きたいフロアーをタッチするとそのフロアーに向かうエレバーター番号が表示されます。エレバーター内にも行き先ボタンはありません。
船内のフロアーは階数表示の他にヨーロッパの都市が併記されています。所々に設置されていますので行き先を探すのにそれほど困ることはありませんでした。
イタリアに起源をもつ船だけあって、バーやレストランの至る所にコーヒーマシンがあります(有料)。エスプレッソ、カプチーノをはじめ美味しいコーヒーを楽しむことが出来ました。
寄港地
マルセイユ/フランス
プロバンス地方にあるパリに次ぐフランス第二の都市です。今回は車で30分の場所に位置するシャガールの街「エクサン・プロバンス」を訪れました。
ジェノバ/イタリア
イタリア最大の港湾都市ジェノバはポルト・ベッキオ(古い港)周辺の旧市街が見どころで世界遺産の建物が連なります。
チビタベッキア・ローマ/イタリア
西暦108年に皇帝トラヤヌスによって築かれて以来、現在に至るまで首都ローマの外港として栄える港湾都市です。ローマまでは車で1時間30分の距離です。船からは港湾局が用意したバスで5~10分移動し、その先には各旅行会社が手配したバスが待機しています。
船会社の寄港地観光やセダン等は岸壁まで乗り入れることが出来ます。今回は永遠の都「ローマ」を観光しました。
パレルモ・シチリア島/イタリア
紀元前8世頃カルタゴのフェニキア人によって築かれたパレルモはその後アラブやローマ、ドイツ、スペインなど多様な文化を持つ国や勢力に統治された結果、独特な文化が掲載されています。今回はパレルモ市内とモンレアーレを訪れました。
バレッタ・マルタ島/マルタ共和国
マルタの首都バレッタには16世紀に建てられた「聖ヨハネ大聖堂」、「騎士団長の宮殿」が必見で、中世の家具や装飾、タペストリーなど当時のままに残されています。
バレッタ近郊の古都イムディーナは、バレッタになる前のマルタ島の首都でしたが、現在は静かな落ち着いた雰囲気の街です。
バルセロナ/スペイン
スペイン第二の都市バルセロナの市内にはスペインが生んだ大建築家アントニオ・ガウディの建物を見ることができ、なかでもサグラダ・ファミリア教会は必見です。1882年の着工以来、現在でも建築が続けられています。
11月6日(水)
バルセロナの凱旋門から専用バスにてバルセロナ空港へ。所要は25~30分です。
空港に到着しましたらエミレーツ航空のチェックインカウンターで東京までの搭乗手続きをしました。
エミレーツ航空ですから、ドバイ乗り継ぎで羽田に向かいます。今回、ドバイでの乗り継ぎ時間は1時間30分と乗り継ぎ時間としては申し分にない時間です。
羽田空港の到着予定時間は22:30でしたが、少し遅れて22:55に到着しました。
わずか11日間で3カ国、6カ所をめぐる大変忙しい日程でしたが、憧れの地中海と21万トンの超大型客船「MSCベリッシマ」のクルーズをお楽しみいただきました。
今回は西地中海でしたが、次はギリシャ、トルコを中心とする東地空海にも乗船頂いて東西の地中海クルーズを制覇してください。
次回、皆様とどこかの海域、クルーズ客船の上でお会いできることを願っています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。小泉 MSCで航く クルーズツアーはこちら
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クルーズマスター
小泉 芳弘
koizumi
約30年に亘り、商品企画から販売までクルーズ全般に携わる。2007年にはクルーズのプロの証と言える「クルーズ・マスター」に認定。クルーズ乗船歴は、世界最高峰の名船『ロイヤル・バイキング・サン』からカジュアル客船まで約300回を超える。
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