海外ゴルフデスティネーションが提供する、もう一つの「サービス」
Enjoy the hunt!
パインハーストリゾートでチェックインをすると、小さなバッグを渡されます。中には数本のティと、一枚のカード。
"Enjoy the hunt!"「14種類あるティを探して集めてみてください。」
そんなメッセージが書かれています。
最初は、「ゴルフリゾートらしい、面白いサービスだな」くらいにしか思っていませんでした。ところが、コースへ行くたびに違うデザインのティを見つけると、「次はどんなデザインなんだろう」と気になり始めます。さらに面白いのは、ティが置かれている場所です。コースだけではありません。ホテルにも、レストランにも、それぞれ違うデザインのティがあります。
「じゃあ、あっちのホテルにも寄ってみようか」とティを探しているだけで、リゾートの中を自然と歩き回ることになります。
コイン一枚で十分
また、パインハーストNo.2の18番ホールの裏にある「The Deuce」というレストランでは、No.2のいずれかのホールで「2」を達成すると、記念のDeuceコインをもらうことができます。Deuce=2にかけた、洒落たギフトですね。
たったコイン一枚ですが、「パー3がまだ残っているからコインのチャンスがあるよ」と盛り上がります。なんとかゲットしたいと思いながら打つバーディパットはいつもより緊張しますし、パー3からは大きな歓声が沸くようになります。コイン一枚ですが、想い出を何倍にも増幅させてくれる仕掛けで楽しませてくれます。
今でも使っているポーチ
また、世界的名コースと言われる場所、例えばセントアンドリュースなどでは、ティやマーカーが入ったロゴ入りのポーチをもらえることがあります。名門巡りをする旅では、それこそ4,5個のポーチをお土産として貰って帰ることもあるかもしれませんが、ポーチを見ると、その時の情景が蘇ってきます。
ゴルフ場のロゴが入っているだけですが、意外とどんなお土産よりも重宝するものです。
また行く理由
海外のゴルフデスティネーションへ行くと、このような小さな仕掛けをよく見かけます。ティを集める、バッグタグをもらう、スタート小屋でポーチを貰う。どれも豪華なサービスではありませんが、我々、遠方から訪れたゴルファーが海を越えてやってきてくれたことへの敬意と、自分たちのコースへの誇りを表しているようにさえ感じます。
ちなみに、私のパインハーストのティが入ったバッグを開けて数えてみると、5種類しか入っていませんでした。ゴルフに夢中で、ティを回収していない場所がいくつもあったようです。どうやら、またパインハーストへ行かなければならない理由が、一つ増えてしまいました。