世界遺産に認定される前に訪ねよう
次の世界遺産候補は、暫定リストに載っています。意外と身近なところに世界遺産候補はあります。
世界遺産候補地の魅力
1. 混雑・制限される前にじっくり見学できる
2021年7月現在で、世界遺産の暫定リストには「古都鎌倉の寺院・神社ほか」「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」「彦根城」「飛鳥・藤原の宮都とその関連遺産群」の4件が掲載されています。世界遺産暫定リストに乗っている場所を先取りする旅はいかがでしょうか。 過去の例から考察すると、世界遺産に認定された途端に、環境保護を目的に車両通行止めや1日の入場者数を制限し始めることがあります。いざ出かけようとした時にスケジュールが合わなかったり、思ったように観光できなかったりすることも予想されます。そうなる前に、早めに見学しておくことも新しい旅の方法かもしれません。人出も多くはないので、自分のペースで見学ができ、見識もより深めることができるでしょう。
2. 世界遺産内定から決定までドキドキが高まる
いつものスケジュールでいけば、毎年、世界遺産の内定が5月頃、決定は7月が通常です。内定から決定までの期間、世界遺産がある市町村をマスコミやテレビが話題に取り上げ、内定した時の人々の期待と、決定された時の歓喜で、町が活気づいてきているような光景を見たことがあると思います。世界遺産候補に旅したことがある人も、その市町村の人々と同じ気持ちになるのではないでしょうか。行ったことのある場所だからこそ、世界遺産に登録されることを強く望むでしょうし、登録が決定したら、やはりうれしく感じます。
3. 世界遺産登録直後に周りに自慢できる
見慣れた景色、行ったことのある土地が有名になると何かしら自慢したくなるものです。ましてやそこが世界遺産に認定されたとなると、ついつい周りの人に「実は行ったことある」と話して盛り上がったり、「敷地内はこんな風になっていた」と、撮ってきたスマホの写真を見せたりして、世界遺産認定直後は先見の明のある人と周りから尊敬のまなざしを送られることもあるかもしれません。
旅のプロがおすすめする世界遺産候補地とっておきプラン
1. 着物を着て古都・鎌倉の街並みをめぐる
鎌倉は、1192年に武家がはじめて政権をおき建設した都市です。立地は東・西・北を丘陵で囲まれ、南は海に面しており、防御に適した土地で、武家政権は約150年にわたってこの都市から全国を支配し、政治・経済・文化の中心となりました。現在の鎌倉には、かつての都市計画の中心となった鶴岡八幡宮とその正面に延びる若宮大路が残っており、周囲の山際には、建長寺・円覚寺・高徳院・永福寺などの寺院や、当時の権力者の屋敷跡が散在します。その鎌倉を、着物を着て専用タクシーで観光するプランをご紹介します。着物の着付けやヘアセットも付いているので安心です。また、プロカメラマンによる写真撮影で素敵な思い出を演出します。
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