秘湯

有名な温泉地ではなく、秘湯へ行くのも温泉旅行の醍醐味

自然がもたらす湯と音に身をゆだねる秘湯の旅

まだあまり知られていない場所へ行くわくわくした気持ち、でもきっと誰かに教えたくなる秘湯をご紹介します。

秘湯の魅力


1. 希少価値のある珍しい世界遺産の温泉

世界遺産にある温泉をご存じですか?島根県にある温泉津温泉(ゆのつ温泉)は「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部にあり、歴史を刻んだ温泉街は情緒あふれる風情が懐かしさを感じさせてくれます。江戸・明治・大正・昭和それぞれの時代の建物が立ち並び、今も人々の暮らしが息づく町は、時間を閉じ込めた博物館のようです。そしてもう一つ、和歌山県の湯の峰温泉にある「つぼ湯」。開湯約1800年、日本最古といわれる温泉で「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部、熊野詣の湯ごり場として世界で唯一、入浴できる世界遺産です。天然岩のお風呂を板で囲っただけの、2~3人入るといっぱいになってしまう小さな温泉は、1日に7回湯の色を変えると言われています。


2. 普通の温泉に飽きたら、個性派の温泉へ

変わり種の温泉を3つご紹介します。1つめの和歌山県の川湯温泉には、冬にだけ出現する仙人風呂があります。温泉街を流れる大塔川の川原の一部をせき止めて、野趣あふれる大露天風呂が作られます。源泉は70度以上もあるので、川の清流を引き入れて、ちょうどよい温泉になります。2つめの鹿児島県の指宿温泉は砂むし風呂が有名で、顔以外は砂の中に埋まって、温泉要素を体中に吸収します。3つめは泥パックでお肌すべすべ美人肌を目指す、泥湯はいかがでしょう?泥湯で有名なスポットは、別府明礬温泉や鉱泥温泉などがあります。硫黄成分も多く含まれているので、入浴時間はほどほどにしましょう。


3. お湯の色で効果効能が違う。温泉の色も様々です

お湯の色は泉質によって様々。秋田県の乳頭温泉郷や群馬県の万座温泉、長野県の白骨温泉の白色(乳白色)、大分県の別府温泉の海地獄で知られる青色、兵庫県の有馬温泉の金泉と呼ばれる赤色、岩手県の国見温泉や新潟県の月岡温泉の緑色、有機化合物が含まれて茶褐色に見える北海道の十勝川温泉、鉄分や硫酸塩により茶褐色になる群馬県の伊香保温泉などがあります。また1日の中でも色を変える北海道の五色温泉など、光線や湿度によっても、いろいろな姿を見せてくれる楽しみがあります。

旅のプロがおすすめする秘湯とっておきプラン


1. 奇跡の秘湯。日本一酸性度の高い玉川温泉

日本有数の名湯を数多く有し、温泉のメッカとして人気の高い秋田県。その中でも玉川温泉は「奇跡の温泉」と言われ、日本各地から温泉ファンが訪れる秘湯です。「強酸性ph1.2」「単一源泉での温泉沸出量」「日本で唯一の天然岩盤浴」の3つの日本一が「奇跡の温泉」と言われる理由です。世界でも珍しい塩酸を主成分とした強酸性の泉質で自然治癒力を促進させ、カラダに元気を作り出してくれます。宿泊する旅館「新玉川温泉」には、青森ヒバで造られた大浴場に14種類の浴槽があり、その日の体調に合わせて入浴方法がお選びいただけます。効能溢れる温泉の力をお試しください。看護師が常駐して湯治相談や入浴指導を行っておりますので安心安全です。

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2. 幻想的なランプが照らす渓谷の秘湯・青荷温泉(青森県)

青森県の青荷(あおに)温泉は、知る人ぞ知る秘湯です。南八甲田山麓の青荷渓谷沿いに位置する、昭和4年に開湯した山深い秘境の温泉地。この温泉にある宿は「ランプの宿 青荷温泉」のみで、趣はまさに秘湯です。この宿では電波も通じず、電気は自家発電で微弱なため、日暮れ後の明かりはランプのみ。携帯電話も使えない、充電もできない、ドライヤーも使用できない、まさにデジタルデトックスの世界です。しかし、それが青荷温泉の魅力であり、その日常から隔離されたような時間を求めて数多くのリピーターが訪れます。一度足を運んでみたいのが冬のシーズン。真っ白な雪景色を眺めながら、幻想的なランプの灯りだけに照らされた極上の湯を楽しめます。

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