名湯

古くから日本人に愛されてきた名湯の旅

心や身体をほぐし、豊かな時間を過ごせる日本の名湯

一生に一度は浸かってみたいと思うよい温泉には必ず「名湯」と言われる訳がある。その魅力をご紹介します。

名湯の魅力


1. 温泉の泉質や効能の違いもしっかりチェック

温泉にまつわる話は古くは日本書紀や風土記にも記述があり、愛媛県の道後温泉、兵庫県の有馬温泉、和歌山県の白浜温泉は日本三古湯と呼ばれています。以来、神事だけでなくその驚くべき効能で医療として利用されることも多く、現代では健康増進やリフレッシュのための癒しにもなっています。泉質は9種類に分類されていますが、その効能は泉質によって異なり、関節症や皮膚疾患によいとされる硫黄泉、切り傷や冷え性によいとされる塩化物泉、貧血や更年期障害によいとされる含鉄泉などがあります。病後回復期、疲労回復、健康増進のためなど、自分に合った泉質の温泉をチェックすることも重要です。


2. 戦国武将や文豪が愛した温泉でロマンを感じる

戦国の時代、武将たちは戦のあと、疲れをとり、傷を癒すため、「隠し湯」と呼ばれる温泉を活用していました。 武田信玄が30日間湯治をした言われる山梨県の湯村温泉、真田幸村が父昌幸とともに愛した長野県の別所温泉、前田利家をはじめとする多くの武将が好んだ日本三大名湯とされる群馬県の草津温泉などが有名です。また、夏目漱石と道後温泉、志賀直哉と城崎温泉、徳富蘆花や竹久夢二と伊香保温泉というように、文豪に愛された温泉も点在します。豊かな自然と古湯、美食…現実から離れて別世界に身を委ねることで、インスピレーションを研ぎ澄まし数々の名作が生まれたのでしょう。故人に思いを馳せながら浸かる温泉も乙なものです。


3. 外湯めぐり

温泉をさらに楽しむには、外湯めぐりがおすすめです。宿泊する旅館以外に、温泉街の中心に共同浴場を持つ温泉地があり、下駄をカラコロンと鳴らしながら、外湯めぐりをすれば、素朴でノスタルジックな雰囲気を味わえます。観光地にもなっている香川県の道後温泉本館は建物自体が重要文化財にも指定されています。他にも群馬県の草津温泉の「熱乃湯」では名物の湯もみショーが開催されたり、スノーモンキー(温泉に浸かる猿)が世界中で話題となった長野県の渋温泉では9種類の源泉が楽しめる九湯めぐり、外湯の発祥と言われる城崎温泉も人気の外湯めぐりです。

旅のプロがおすすめする名湯とっておきプラン


1. 山里に囲まれた飛騨の名湯、下呂温泉

日本三名泉の一つ、下呂温泉は、およそ10万年前に「湯ヶ峰」という火山の頂上付近で平安時代の中頃に発見されたと言われています。その後、鎌倉時代に突然温泉が出なくなり、傷ついた一羽の白鷺が温泉のありかを知らせたという「白鷺伝説」が今に伝わっています。泉質はアルカリ性単純温泉で、まろやかなお湯が包み込んでくれるように肌に優しく、絹のようにすべすべにしてくれることから「美人の湯」とも言われています。温泉街は飛騨川を中心に歓楽的な賑わいと山里の風情が調和して、下呂温泉の魅力を醸し出しています。

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2. 名湯・道後温泉の老舗旅館「ふなや」で過ごす

日本最古の温泉として名高い道後温泉に佇む、江戸時代から390余年の歴史を刻む老舗の湯宿「ふなや」に宿泊するプランをご紹介します。夏目漱石をはじめ、正岡子規や高浜虚子など松山を代表する文人たちをもてなしてきた名旅館「ふなや」のクラブフロア(特別室階)にある、数寄屋造りの二間続きのお部屋を利用します。お部屋には道後温泉引き湯の檜風呂があり、贅沢に名湯をひとりじめできます。また、数多くの産業遺産がある「マイントピア別子」の東平を専門ガイドとめぐるプライベートツアーと清流がもたらす景観や、旧西条藩陣屋跡など歴史を感じる事ができる西条市内めぐりを専門ガイドとともに散策も楽しみます。

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