Hat
日除け、防寒、防御、そして個性を表現する帽子
POINT
帽子は、紫外線が強い山で日除けとして、また、寒いときの防寒用、さらに大事な頭を守る防御としての用途がありますが、
色やデザインで自分自身の個性を表現することもできます。
ポイント1
夏は薄手やメッシュタイプ、春秋は防寒になるよう厚手など、山を歩く季節に応じて帽子は使い分けましょう。素材はポリエステルなどの化繊が多く、防寒用としてウール素材なども使われます。登山アイテムの中では比較的安価なのでいくつかのタイプを合わせ持つこともおすすめです。
ポイント2
帽子には様々な形状がありますが、登山用としては、大きく分けてキャップとハットの2種類です。機能上それぞれの利点がありますが、好き嫌いも大きな選択要因です。お気に入りの帽子を持つことで登山の楽しさが増すかもしれません。
ポイント3
好きな色やデザインの帽子を使用することもおすすめです。また、帽子は全体のシルエットを際立たせることもあるのでファッション性を引き出すことができます。自然の中で映えるようなコーディネートを楽しみましょう。
TYPE
登山・トレッキングで使う帽子にはキャップ、ハット、ニット帽などのタイプがあります。それぞれの機能を活かして使い分けましょう。
キャップは前方のツバによって日除けとなり、また、フィット感が良いのが特徴です。雨や寒い時にフードをキャップの上にかぶせることもできます。視界も広いので、低山から高山まで、どのようなシーンでも対応できる万能タイプです。ただ、デザイン的な要素は少なく強風で飛ばされないよう注意することも必要です。ストラップを付けると安心です。また、ヘッドランプ着用時もツバがライトの妨げになるので帽子の下に付ける必要があります。
ハットはキャップに比べて素材が柔らかく軽いので携帯しやすく便利です。あごひもを付けることで風にも強くなります。また、ツバが広いので前方だけでなく首筋まで紫外線を防御できます。ゴアテックスなどの透湿性が高い防水素材も多く全天候型といえます。さらにファッション性も高いので女性に好まれることが多いようです。ただ、その形状から首を動かしにくい面もあるので運動性はキャップにやや劣ります。
富士山など標高が高い山では夏でも真冬並みの寒さになる時もあります。耳を含めた頭部全体を覆うことができるニット帽は防寒性がたいへん優れています。また、軽くて携帯もしやすいので標高が高い山や春秋の時期は持っていると安心です。素材はウールやアクリルなどで、特にウール100%のものは少々高価ですが保温性、通気性、防臭効果がとても高くおすすめです。
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