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登山靴・トレッキングシューズの特徴

登山靴・トレッキングシューズと運動靴には素材と形状に大きな違いがあります。舗装路と違い登山道を歩くための機能を知ることで理解が深まります。

ポイント1

登山靴・トレッキングシューズの種類を知ろう

ひとくちに登山靴といっても様々な種類があります。無雪期の3シーズン（春夏秋）用の軽登山靴（トレッキングシューズ）、雪山などあらゆる状況に対応できる重登山靴、岩場を登るためのクライミングシューズ、沢を歩くための渓流シューズ、山を駆け巡るためのトレイルランニングシューズなどです。ここでは主に軽登山靴と重登山靴について、ご紹介します。

ポイント2

山を歩くための機能を知ろう

登山靴・トレッキングシューズの素材は布、革、ゴムなどで、形状と共に種類により異なります。軽登山靴では軽い布製が多く、足をしっかりホールドする必要がある重登山靴は革がよく使われています。ソールは固いゴム製で剛性と耐久性に優れ、岩をしっかりグリップしてくれます。防水機能も重要です。舗装路を少し歩く程度であれば防水機能はさほど必要ありませんが、長い時間、未舗装の道を歩く登山では靴の中を濡らさないことは安全に快適に歩くためにとても大事なポイントです。

ポイント3

選び方を知ろう

登山・トレッキングシューズは、経験豊富なスタッフがいる登山用品店での購入がおすすめです。最近は多くの人がインターネット上で買い物をする機会が増えていますが、登山靴・トレッキングシューズのネットショッピングは基本的にNGです。好きなデザインや色、ブランドで選ぶことも大切ですが、足の形状は百人百様ですので自分の足にフィットした靴を選ぶことが最も重要です。登山用の厚いソックスを履いた上で何度も試し履きをし、しっかり履いた状態でかかとに指1本くらいの余裕があるサイズが適当と言われます。

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登山靴・トレッキングシューズの選び方

登山靴・トレッキングシューズをミドルカット、ハイカット、ローカットの3種類に分類してご紹介します。自分が歩く山や行程に合わせて選びましょう。

ミドルカット

ミドルカットは登山靴・トレッキングシューズではポピュラーなタイプです。足首がしっかりホールドされ、さらに砂や小石が靴の中に入りにくく、軽くて歩きやすい登山靴です。ソール（靴底）は若干柔らかめで登山道を歩きなれていない方にもおすすめです。岩場が多い場所や雪のある山、長期間・長距離の登山には適していません。春夏秋のよく整備された登山道での短期間の使用を前提としましょう。

ハイカット

ハイカットは主に重登山靴に用いられている形状で、荷物が多い登山や雪山にも対応します。くるぶしまでしっかりホールドされ、岩場などの足場の悪い歩きにくい道で足首を確実に保護します。ソールが固く、アイゼン（滑り止めのための器具）の着脱がしやすくなっています。ただし、重いので体に負荷がかかりやすいため、初めての登山にはおすすめしません。

ローカット

ローカットは、くるぶしが隠れない運動靴に近い形状ですが、ソールはしっかりしていてグリップ力が強く滑りにくい軽量シューズです。軽快に歩くことができ、低山のハイキングやロングトレイル（長距離の縦走登山）に適しています。一方、足首がホールドされないので、ケガのリスクが高くなります。初心者が登山・トレッキングに使用することはおすすめしません。

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