Alone
ひとりならマイペースで気楽に歩くことができる
FEATURE
ひとりで歩くことは様々なリスクが生じますが、ひとりならではの楽しさやメリットもあります。
魅力1
ひとりで行く登山・トレッキングのメリットのひとつは、他人に気兼ねすることなくマイペースに楽しめることです。スタートからゴールまでひとりなので、その間の時間は自由に使えます。山頂でゆっくりするも良し、休憩を短めにとって黙々と歩くのも良いでしょう。ルートも自分の好みで選べます。
魅力2
複数のメンバーで歩くとそれぞれの歩くペースが異なるため、メンバーの中で一番遅い人のペースに合わせることになります。ひとりで行く登山・トレッキングでは全て自分のペースで歩くことができます。
魅力3
ひとりで行く登山・トレッキングは孤独を楽しむことができます。登山者の少ないルートでは一日中誰とも会わないこともあります。ひとりでいる不安が緊張感となり、ひとりでいる寂しさが自分自身との対話を生み出すこともあります。ひとりの時間を楽しむことも、ひとりで行く登山・トレッキングの魅力です。
POINT
ひとりで登山・トレッキングに出かけるためにはそれに見合った体力と歩行技術と万全の準備が不可欠です。
注意点1
ひとりで行く登山・トレッキングでは怪我や急病を起こすことが重大なリスクとなります。救助を要請する場合に携帯電話が使用できないエリアであれば連絡がとれないこともあり、命にもかかわります。また、長時間の停滞を強いられる場合に必要な持ち物・装備が不足することもあります。怪我や急病を100%防止することはできないため、出かける前の準備は万全に行いましょう。持ち物・装備はもちろん、登山保険の加入、登山届の提出を確実に行うことも忘れずに。
注意点2
ひとりで登山・トレッキングをしている時に道迷いを起こした場合、携帯電話が使用できないエリアであれば長時間に渡って連絡がとれないこともあり、重大なリスクとなります。道迷いが遭難を引き起こし、救助要請が滞れば命にもかかわります。事前にルートをしっかり確認することはもちろんですが、登山地図やアプリ、GPSなどを携行して、随時、現在地を確認しながら歩きましょう。
注意点3
ひとりで登山・トレッキングを行っている時は水や食料が足りなくなっても分けてくれる仲間がいません。水や食料は予備も含めて十分な量を準備しましょう。また、急な天候の悪化や運悪く熊や猪などに遭遇してしまい、長時間の停滞を余儀なくされることがあるかもしれません。携帯電話が通話可能であれば良いのですが、山には圏外エリアも多くあります。予定の時間に下山できなければ家族や知人が心配することでしょう。事前に登山届を提出しておくことはもちろんですが、ひとりで登山・トレッキングに行く場合は時間的な余裕を十分にとっておくことが重要です。
RECOMMEND
ひとりで行く登山・トレッキングにおすすめの山をご紹介いたします。
おすすめの山1
筑波山は関東の代表的な日本百名山で、登山者が多く道迷いの心配は少ない山です。四季折々の花や植物が見られ、山頂からは関東平野を見渡すことができます。ケーブルカーやロープウェイを使って山頂近くまでアクセスすることも可能です。
おすすめの山2
伊吹山は中部・関西で人気の日本百名山です。麓の登山口から日帰り往復で6~8時間の行程となります。高低差が1,000m超で歩きごたえもあり、春から夏は様々な花が見られます。山頂はハイキングコースにもなっています。山頂直下まで自家用車でアクセスすることも可能です。
おすすめの山3
涸沢カールは穂高岳へ続く登山道の拠点にもなる人気のエリアです。観光地でもある上高地を起点に歩きます。涸沢カールには2つの山小屋がありますが途中の山小屋に泊まるのも良いでしょう。登山者も多く、1泊2日で無理なく歩くことができます。