Kisokomagatake

木曽駒ケ岳・きそこまがたけ(長野県)

氷河カールを登り、中央アルプス最高峰の百名山を目指す登山

FEATURE

FEATURE

木曽駒ケ岳・きそこまがたけ(長野県)の概要

  • はじめて
  • 初級
  • 中級
  • 日帰り
  • 宿泊
  • リフト
  • ロープウェイ
  • ケーブルカー
  • ゴンドラ
  • 百名山

木曽駒ケ岳は中央アルプス(木曽山脈)の北部にそびえ、日本百名山の一つにも数えられています。標高は2,956mありますが、2,611mまでロープウェイで登ることができるのではじめての方でも難なく3,000m級の山頂に立つことができます。夏は色とりどりの高山植物、秋は美しい紅葉を見ることでき、山頂からは御嶽山、北アルプス、南アルプスから富士山まで、名峰の大パノラマを堪能できます。

ポイント1

中部山岳の山々を望む大パノラマ

木曽駒ケ岳は中央アルプスほぼ中央に位置する最高峰の山です。そのため周囲の多くの山々を望むことができます。山頂付近からの展望は北側に御嶽山、乗鞍岳から続く槍穂高連峰などの北アルプスが、北東には八ヶ岳連峰、南東側には北岳、間の岳、鳳凰三山を含む南アルプスとその向こうに富士山といった日本の標高ベスト5をすべて見ることができます。

ポイント2

ロープウェイで一気に標高2,611mへ

木曽駒ケ岳は3,000m級の高山ですが標高 2,611mの千畳敷までロープウェイで登ることができます。この千畳敷駅は日本最高地点のロープウェイ駅として知られており、駒ケ根からのバスを降りたしらび平から乗車してわずか7分30秒で到着します。千畳敷駅にはレストラン、売店、トイレなどの設備も充実しているのでここでしっかり体制を整えて登山を開始しましょう。

ポイント3

カール一面に広がる天空の花畑

ロープウェイの終点千畳敷カールは7月になると一斉に高山植物が咲き始めます。カール内には一周約1時間程度で歩ける整備された遊歩道があり、登山の帰りにちょっと寄り道することができます。遊歩道の周辺ではミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ミヤマクロユリなどの高山植物が可憐な花を咲かせています。山頂付近では登山道わきの砂礫地にコマクサも見られます。

基礎データ

エリア 八ヶ岳・中央アルプス・南アルプス
標高 2,956m
適期 7月~10月
アクセス ■電車・バス・タクシー
JR飯田線駒ヶ根駅→しらび平(伊那バス)約40分
新宿→駒ヶ根インター(伊那バス他)→しらび平(伊那バス)約4時間
名古屋駅→駒ヶ根インター(名鉄バス他)→しらび平(伊那バス)約3時間
●車
中央自動車道駒ヶ根IC→菅の台(マイカー規制のため路線バスに乗り換え)→しらび平(伊那バス)約40分
乗り物 中央アルプス駒ケ岳ロープウェイ
備考 百名山
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木曽駒ケ岳・きそこまがたけ(長野県)のおすすめコース

千畳敷カールを登り山頂へ
しらび平からロープウェイで一気に標高2,611mの千畳敷まで上がり、そこから木曽駒ヶ岳の山頂を目指す初心者向けコースです。ロープウェイを降りると目の前に広がる千畳敷カールの遊歩道をしばらく進み、八丁坂分岐に向かいます。八丁坂はコース一番の急勾配で一部道が狭いところもあるので夏山の最盛期には渋滞も発生しますが、焦らず慎重に登りましょう。40分程登り、稜線に出たところが乗越浄土で一気に視界が広がります。ここには2件の山小屋が立っているので、小休止して水分や行動食を補給しましょう。ここからは緩やかな上り下りを繰り返しながら稜線を歩き、徐々に高度を上げていきます。途中中岳の山頂(2,925m)を超えてしばらく進むと駒ケ岳頂上山荘に到着します。ここまで来たら山頂は目の前です。20分ほど登ると鳥居と祠のある山頂に到着し、山頂からは360度の展望を見ることができます。

コースの概要

[往路] しらび平+++千畳敷…乗越浄土…中岳…木曽駒ヶ岳
[復路] 木曽駒ケ岳…中岳…乗越浄土…千畳敷+++しらび平
… 徒歩  +++ ロープウェイ・リフト・ゴンドラ

氷河によって作られた千畳敷カール

千畳敷は約2万年前、氷河のゆっくりとした流れによって削り取られてできた典型的なカール地形です。ロープウェイの駅から少し遊歩道を歩くと小さな剣が池があり、カールの背後にそびえる荒々しい宝剣岳の姿は絶好の撮影ポイントです。カール内には一周できる遊歩道も整備されていてゆっくり歩いて1時間程度、夏には可憐な高山植物が咲き登山者を楽しませてくれます。秋にはダケカンバの黄、ナナカマドの赤、ハイマツの緑の三段紅葉に青空のコントラストが映える景観を楽しめます。木曽駒ケ岳へ登山をしなくてもロープウェイは年中運行しています。残雪期に新緑が芽吹いてくる春やすべてが真っ白に包み込まれる冬など千畳敷周辺では四季折々の山の景色を楽しむことができます。

乗越浄土から間近に迫る宝剣岳の迫力

千畳敷カールを登り詰めて稜線に出たところが乗越浄土と呼ばれる鞍部です。ここまで千畳敷や八丁坂から見上げてきた宝剣岳へはここから左手にルートが分かれていきます。宝剣岳への登山道は登山案内地図によってはバリエーションルートとして記載されていることもあり、岩場やクサリ場が連続するコースです。そのため初級レベルの登山者には危険で三点支持など岩登りの基本をマスターしている事が最低条件です。初心者は宝剣岳には登らずに、中岳を経由して木曽駒ケ岳の山頂を目指しましょう。乗越浄土から宝剣岳山頂までは20分程度と距離は短いため荷物を乗越浄土に置いて、山頂を往復することも可能です。

木曽駒ケ岳山頂で360度の大展望を堪能

乗越浄土から中岳のピークを越えていくつかの上り下りを超えていくと木曽駒ケ岳の山頂に到着します。山頂には伊那駒ケ岳神社と木曽駒ケ岳神社の二つの祠が鎮座し、伊那地方と木曽地方それぞれの山岳信仰の思いが感じられます。山頂から北西方向には間近に御嶽山、その奥に乗鞍岳と槍穂高連峰、反対側には宝剣岳の岩山とその奥に空木岳、越百岳など中央アルプスの峰々が続きます。東側は甲斐駒ヶ岳、北岳などの南アルプス、その向こうに富士山、さらにその左手には八ヶ岳連峰、美ヶ原高原と日本アルプスの山岳パノラマを楽しめます。頂上付近にはコマクサやエーデルワイスの仲間で木曽駒ケ岳固有種のコマウスユキソウが可憐な姿で群生しています。

コースの見どころや楽しみ方

木曽駒ケ岳の楽しみ方いろいろ

貴重な自然の生態系と地形を守ろう

  • 野生動物
時 期
通年
場 所
千畳敷、山頂

千畳敷から木曽駒ケ岳を含む中央アルプスの高山帯エリアはこの地域固有種の高山植物をはじめ貴重な自然の生態系が維持されています。地形学的にも国内有数の氷河地形を有する場所であり、その自然を守るため2020年3月にこのエリアが環境省によって中央アルプス国定公園に指定されました。また、半世紀前に中央アルプスでは絶滅したといわれているライチョウを復活させる試みも行われています。2020年には乗鞍岳から移送されたひなを含む数家族が放鳥されました。中央アルプスで登山中にライチョウを見かけたら遠くからそっと見守りましょう。

日本一標高の高いホテルにのんびり宿泊

  • 絶景
  • ホテル
時 期
通年
場 所
千畳敷

木曽駒ケ岳は日帰りでも十分往復できる山ですが、稜線上にある山小屋に宿泊することも可能です。おすすめはロープウェイの駅と一体化して建つ「ホテル千畳敷」で、日本で一番高いところにあるホテルです。一般客室は宝剣岳や花畑を眺める千畳敷カールビュー側か、南北につらなる南アルプスを眺め、夜には駒ヶ根の夜景を楽しめる南アルプスビュー側が選べます。風呂は天然水を贅沢に使用して登山の疲れを癒してくれます(温泉ではありません)。食事は信州の山の幸と川の幸を贅沢に使用した夕食が楽しめます。満天に輝く星空や早朝に伊那谷に広がる雲海は宿泊した人だけが見られる絶景です。特に空気の澄んだ冬の星空観察は寒さも忘れてしまう美しさです。

下山後は温泉入ってソースかつ丼

  • 温泉
  • グルメ
時 期
通年
場 所
菅の台、駒ケ根

木曽駒ケ岳を含む伊那、駒ケ根エリアには人気の温泉が数多くありますあります。中でも人気は早太郎温泉エリアです。ロープウェイで下山後バスで降りてくると自家用車の乗り換え駐車場がある菅の台バスセンター周辺に温泉施設があり、日帰りの入浴ができるところも多くあります。泉質はアルカリ性単純温泉で無色透明のお湯は、においもなく、やわらかな肌触りで、別名「美肌の湯」とも言われています。さっぱりと汗を流したら、駒ケ根のソウルフードであるソースかつ丼を食べましょう。ごはんにキャベツをのせ、さらに各店ごとの秘伝のソースで味付けをした分厚いカツがのせてあります。一度食べたらその濃厚な味わいが病みつきになることでしょう。現在駒ケ根市内には駒ヶ根ソースかつ丼会加盟店が46店舗あり、目印として店頭にオレンジ色の「のぼり旗」が立っています。

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