Group
グループで行く登山・トレッキングは楽しさ倍増、リスクは軽減
FEATURE
グループ行く登山・トレッキングの魅力をご紹介いたします。
魅力1
グループで行く登山・トレッキングは、辛い登りや頂上の素晴らしい景色、楽しい野外の食事や山小屋での団らんなど、すべての思い出を共有できます。気の合うメンバーが揃えばなおさらです。大自然の中では利害関係なく真に心がつながる付き合いができるかもしれません。共に協力し喜びを共有できることが登山・トレッキングの魅力のひとつです。
魅力2
グループで行く登山・トレッキングはリスクを軽減できます。共同で必要な荷物を分散して運んだり、トラブルが発生した場合に役割分担して問題の解決に導くこともできるようになります。一番のメリットは連絡体制です。通信手段が限られる山中では人の力による連絡が大きな力を持ちます。
魅力3
自分だけでは登れない山や難しいルートもグループで行けば歩くことができるかもしれません。お互いに励まし合ってメンタルを支え合う安心感が大きな力になります。そのためにお互いの協力とコミュニケーションが重要になります。
POINT
グループで行く登山・トレッキングの注意点をご紹介いたします。
注意点1
グループで行く楽しさやメリットを生かすためにはグループの強みを発揮する必要があります。そのためにはそれぞれの役割分担を決めておくことが重要です。特に重要なポジションがリーダーとサブリーダーです。登山・トレッキングでは重要な判断は多数決で決めるのはなく、リーダーとサブリーダーの絶対的で速やかな判断が必要です。リーダーとサブリーダーは力があって信頼できる人を選びましょう。
注意点2
リーダーとサブリーダーはグループ全体の把握と、有事の際の速やかな判断が大きな役割です。その他のメンバーはそれぞれの役割を決め、グループとしての機能を充実させましょう。たとえば、計画する際の記録係、共同装備の運搬、買い物、食事の準備、山小屋の予約、交通機関の手配などです。役割を分担することで一人一人の負担を分散できます。リスクが伴う登山・トレッキングでは負担を少しでも軽くすることも大切なポイントです。
注意点3
グループで行く登山・トレッキングではグループの人数によって歩き方や行動も異なります。3~5名程度なら揃って歩くこともできますが、それ以上の人数になれば登山者同士のすれ違いや追い越しなども気を使わなければなりません。大人数の場合は無線機などを利用して前後で連絡を取り合うことも良いでしょう。登山・トレッキングでは臨機応変な対応が必要です。また、山小屋に宿泊する場合は寝床の確保や食事の際の配膳にもお互いに協力しましょう。
RECOMMEND
グループで登山・トレッキングを楽しむのにおすすめの山をご紹介いたします。
おすすめの山1
至仏山は尾瀬ヶ原の群馬側の形の良い山です。山頂では尾瀬や周辺の山々を見渡す絶景が待っています。日帰り登山も可能ですが、尾瀬の山小屋に泊まる行程がおすすめです。尾瀬の山小屋はお風呂があり、部屋も広め、食事も美味しいことで定評があります。
おすすめの山2
仙丈ヶ岳は南アルプス北部に位置する美しい山容の日本百名山です。標高は3,000m超ですが途中の山小屋に宿泊して登る1泊2日の行程であればゆとりがあります。夏の高山植物や秋の紅葉など、見所も多く、山頂付近は絶景が楽しめます。
おすすめの山3
雲取山は標高2,017mの東京都最高峰で日本百名山でもあります。山中の山小屋で1泊する行程が一般的です。富士山を眺めながら歩くことが魅力のひとつで、中腹の山小屋にはお風呂もあります。