Snowshoes
大雪原や樹氷の中を自由自在に歩くスノーシューの魅力
FEATURE
スノーシューは雪上での浮力が高く、ふかふかの新雪でも歩くことができ、特別な技術も必要ないので初級者でもすぐに楽しめます。
魅力1
「西洋かんじき」とも呼ばれる雪の上を歩くための道具スノーシューは、スノーブーツなどに装着して使用します。普通の登山靴ではふかふかの雪の上を歩こうと思うと足が沈んで上手く歩けませんが、スノーシューを装着すると浮力が付いて歩くことができるようになります、スキーやスノーボードができなくても、手軽に冬の大自然を楽しむことができる人気のウィンタースポーツです。
魅力2
冬山登山はかなりハードルが高く、経験や知識、特別な装備が必要ですが、スノーシューなら雪山の魅力を手軽に体験することができます。雪のないシーズンでは歩くことができないエリアをハイキングしたり、冬しか見ることができない絶景を観賞することもできます。
魅力3
雪に覆われた山は無雪期の風景とは異なり、草木や道は雪の下となります。登山道がないので自由に歩くことができます。スノーシューならふかふかの雪の上を歩けるので、大雪原や樹林帯の中のスノーハイキングが楽しめます。
POINT
気軽なスノーシューとはいえ、冬山のリスクにはしっかり備えましょう。
注意点1
スノーシューでは、防寒性、防水性があるウェアを着用し、ストックを2本を使用してバランスをとりながら歩きます。登山靴でも代用できますが専用のスノーブーツが最適です。その他、厚手の手袋やニット帽などの防寒対策をしっかりしましょう。
注意点2
スノーシューは浮力が高く、体力のない方でも新雪の上を歩いたり、斜面を登ったり下ったりできます。ただし、起点となる場所から遠く離れて現在地が分からなくなれば遭難につながり大きなアクシデントにつながります。常に現在地を把握して滑落をするような危険なエリアは避けて行動しましょう。
注意点3
冬山では常に低温にさらされるため、十分な装備がなければ低体温症や凍傷になるリスクがあります。快晴で気候が良い時であれば暑さを感じるほどでも、雪が降ったり風が吹くような天候に変われば、体感温度は一気に下がります。暖かいと感じてもしっかりとした防寒装備を用意しましょう。また、エリアによっては雪崩の危険性があります。事前に雪崩の危険度に関する情報を集め、むやみに雪崩が起きやすい斜面には絶対に入らないようにしましょう。また、吹雪などで周囲が白一色となるホワイトアウトになれば遭難の可能性があります。天気予報で天候の変化を予測して行動しましょう。
RECOMMEND
スノーシューを楽しめる山をご紹介します。スノーシューはレンタルもできるので、事前にチェックしましょう。
おすすめの山1
スノーシューで北八ヶ岳の銀世界を歩きましょう。北八ヶ岳ロープウェイを利用して標高2,237mの坪庭に登れば幻想的な景色が広がります。気象条件によってはダイヤモンドダストや樹氷や霧氷を観賞することもできます。スノーシューは12月下旬から3月下旬まで楽しめます。
おすすめの山2
岩岳山頂からの眺望は白馬村を代表するビューポイントの1つです。ねずこの森自然探勝路は歩きやすく、冬山経験のない方でも気軽に雪山を楽しめます。動物の足跡や幻想的なナラ、ブナ林の樹氷などを見ながらスノーシューが楽しめます。ゴンドラで標高1,280mの山頂に上ると3,000m級の北アルプスの絶景と白馬山麓が望めます。白銀に覆われた白馬の山々を眺めながら森の中を散策して、幻想的なナラやブナ林の樹氷を見たり、運がよければニホンカモシカに出会えるかもしれません。
おすすめの山3
大山の麓では、スノーシューで雪の降りしきる大山寺や参道周辺を散策したり、参道沿いの巨木を観賞したり壮大な雪の世界を安全に体験しましょう。日本百名山の1つ大山は、冬には真っ白な雪で覆われ、天然雪の量、質共に西日本トップクラスの美しい景色が楽しめます。差し込む木漏れ日に包まれながら、スノーシューでふかふかの雪と真っ白に染まった景色の中をゆったりとしたペースで歩きましょう。
Recent Articles