Tent
テント泊で自然と共に自由な登山・トレッキング
FEATURE
登山・トレッキングのテント泊はきちんとした装備と正しい知識があれば初級者でも楽しめます。
魅力1
テント泊なら自分だけの空間で過ごせます。山小屋の大部屋で寝ることが苦手な方や、せっかく山に来たのだから気の合う仲間だけで過ごしたい時、テントならプライベート空間をつくることができます。他人に気兼ねせずにのんびりと過ごしたい方にはテントがおすすめです。
魅力2
薄い布を1~2枚隔てただけで外は大自然、テント泊なら自然を身近に感じることができます。風の音、鳥のさえずり、川のせせらぎを聞き、夕日や朝日、満天の星空を見ながら過ごしたいならテントがおすすめです。
魅力3
テント泊なら時間を気にせずに自由にのんびり過ごせます。山小屋に泊まると、夕食や朝食の時間、消灯時間を気にして過ごさなければなりません。せっかく大自然の中で過ごすなら時計を見ずに自分の時間を満喫したいという方はテントがおすすめです。
POINT
プライベート空間を確保して、自然を間近に感じ、自由な時間を過ごせるテントですが、きちんとした装備と正しい知識が必要です。
注意点1
テントは必ず登山用のものを選びましょう。登山用テントは軽くてコンパクトで耐久性、耐候性に優れています。大きさは1人用~大人数用まで様々で、大人数用のテントは大きく重いので初級者には不向きです。1人用テントと2人用テントの収納時の大きさや重さはあまり変わらなので、はじめてテントを購入する場合は室内が広い2人用がおすすめです。2人用テントなら1人で使用しても荷物を置くスペースが十分確保できます。材質や形状、機能はメーカーごとに異なるので、実物を見て試してから選ぶことをおすすめします。
注意点2
テントだけではテント泊はできません。寝袋(シュラフ・スリーピングバッグ)やマット、自炊のための調理器具、水・食料などが必要です。ザック(リュックサック・バックパック)は60リットル以上の大きさが目安です。不要なものを詰め込み過ぎると体力的に大きな負担になるので、経験者と一緒に出かけるか、事前によく相談して持ち物・装備を選ぶことをおすすめします。また、自分の体力に合わせて行程を考えましょう。
注意点3
テント泊で登山・トレッキングを楽しむためには、テント泊に適したコースを選ぶ必要があります。長時間の歩行や、高低差が大きいルートは避けましょう。はじめてのテント泊なら片道3時間以内、高低差800m以下が無難です。さらに、事前にテント場があることを確認してください。テント場は通常は山小屋の近くにあるので基本的には安全な場所です。トイレや水場があることも確認しましょう。ほとんどの場合予約は不要ですが、テント場を管轄する山小屋で受付をして使用料を支払います。週末など込み合う時は昼くらいには到着することをおすすめします。テント泊は余裕を持った行動を心がけましょう。
RECOMMEND
テント泊で登山・トレッキングを楽しめるおすすめコースをご紹介します。
おすすめの山1
立山はケーブルカーと高原バスを乗り継いで標高2,420mの室堂までアクセスできます。テント場があるのは室堂から歩いて約1時間の雷鳥沢です。トイレや水場もあり、立山連山を眺められる絶好のロケーションです。雷鳥沢にテントを張ったら、雄山方面に周回コースで登山・トレッキングを楽しむこともできます。近くに温泉もあり、夜は満天の星空観賞もでき、テント泊におすすめの場所です。
おすすめの山2
八ヶ岳連峰の北部、黒百合平は、はじめてのテント泊にもおすすめです。通年営業をしている黒百合ヒュッテにあり、長野県側の登山口・唐沢鉱泉や渋の湯から歩いて2時間~2時間30分です。黒百合平までのルートは全体的に歩きやすく、高低差はどちらも520m程度です。黒百合平からは北八ヶ岳の主峰・天狗岳への登山・トレッキングが楽しめます。往復3時間程度なので、必要な持ち物・装備だけ持って出かけてみましょう。
おすすめの山3
九重山の主峰・久住山から5kmほど北東に坊ガツル湿原があります。ラムサール条約登録湿地となっており、数々の湿原植物や鳥類が生息しています。九州では数少ない山中のテント場で、初夏から秋には色とりどりのテントが立ち並びます。テント場にはトイレや水場もあり、さらに歩いて15分くらいの所に法華院温泉があり、秘湯ムードたっぷりの温泉入浴も楽しめます。旅情感あふれる九重山の山旅を満喫したいならテント泊もおすすめです。
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