FAQ

よくある質問

ハイキングに関する「よくある質問」をまとめました

登山・トレッキングとハイキングはどう違うのですか?

一般的には、登山は山頂を目指して歩き、トレッキングは山頂に登ることだけを目的としない山歩きです。そして、ハイキングとは、山頂に登ることだけを目的とせずに自然に触れ合いながら歩くことを言います。登山・トレッキングに比べて必要な体力レベルは低くなりますが、自然の中で過ごすことには変わりありません。基本的な服装、持ち物・装備は登山・トレッキングとほぼ同じです。ご自身の体力や経験、趣味・嗜好に応じて歩き方を選びましょう。

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ハイキングの経験がまったくないのですが、どのように持ち物・装備をそろえればよいでしょうか?

近年はインターネットでほとんどの持ち物・装備が購入できるようになりましたが、慣れるまではネットショッピングの利用はあまりおすすめしません。可能であれば対面販売の登山用品専門店などで経験豊富なスタッフに相談しながら選ぶことをおすすめします。実際に手にとってみて、大きさや重さ、使い勝手などを確認しましょう。

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ハイキングの「三種の神器」とは何ですか?

登山・トレッキングでは最低限必要な持ち物・装備のことを「三種の神器」と呼びます。「三種の神器」とは、「登山靴・トレッキングシューズ」、「ザック(リュックサック・バックパック)」、「レインウェア・雨具」を示し、これらはハイキングの持ち物・装備とほぼ共通します。これら以外にも必要なものがありますが、まずは「三種の神器」を揃えることが「ハイキングの第一歩」です。持ち物・装備は日常から離れた大自然の中で安全、快適に過ごすための道具です。経験者や専門店のスタッフに相談して最適なものを選びましょう。

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ハイキングシューズの選び方を教えてください。

ハイキングシューズは、登山靴・トレッキングシューズとほぼ共通しますが、軽くて柔らかい素材のものをおすすめします。ハイキングシューズは歩くための最も重要なアイテムのひとつであり、運動靴に比べ価格が高く、また長く使います。はじめてのハイキングの持ち物・装備選びでは、失敗しやすく、ハードルが高い買い物になる可能性があるので、購入の際は以下を参考に選びましょう。
1.歩くコースや日数をショップのスタッフに伝える
2.必ず試し履きをする
3.試し履きの際には厚手の靴下を履く
4.時間をかけて選ぶ
ブランドや色やデザインにこだわるのもよいですが、フィット感を重視することをおすすめします。

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レインウェア・雨具はどのようなものがよいのでしょうか?

レインウェア・雨具に関しては、登山・トレッキング・ハイキング共通で上下セパレートタイプのカッパを準備しましょう。ワンピースタイプのポンチョ等では強風時にあおられると内部に浸水します。また、破れることがあり大変危険です。素材はナイロン製でなく、「防水性と透湿性の高い素材」がおすすめです。最も代表的な素材は「ゴアテックス」で、外側からの浸水を防ぎ、身体から発する汗による内側の水蒸気を生地の外側に放出します。登山・トレッキングはスポーツと考え、価格の安さよりも機能性を重視しましょう。

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登山のザック(リュックサック・バックパック)は日常で使う「デイパック」で代用できますか?

日帰りのハイキング程度であれば「デイパック」で代用も可能ですが、歩く距離や時間によっては、中に入れる着替え類は雨に備え防水対策をする必要があります。衣類やタオル等はポリ袋に入れて内部に浸水ないように密封しましょう。
中級以上のハイキングでは、登山用のザック(リュックサック・バックパック)の購入をおすすめします。登山用ザック(リュックサック・バックパック)は体にしっかりフィットするように作られているで、長時間でも快適に歩くことができます。
大きさは日数等によって異なります。ザック(リュックサック・バックパック)の大きさ(容量)は「リットル」で表示されることがほとんどで、例えば、尾瀬ヶ原を1泊でハイキングする場合は30リットル程度が必要です。日帰りなら20リットル程度が目安です。最初に買うザック(リュックサック・バックパック)は、歩くコースや日数に適した大きさを選びましょう。

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はじめてのハイキングにおすすめのコースがあれば教えてください。

質問者が一般的な体力の持ち主であれば、日帰りで行くことができる人気があるコースで、歩く時間が1~3時間、高低差が少ないルートがおすすめです。人気があるコースを選ぶ理由は、ハイカーが多く、登山道が明瞭であることです。天気予報をしっかり確認して、悪天の場合は無理せずに中止にすることも重要です。

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ハイキングを趣味にする友人がいないのですが、一人で歩くのは不安です。

はじめてのハイキングで一人だけで歩くことは不安を感じることでしょう。一緒にハイキングをする方がいない場合は、地域の歩くサークル等に加入したり、ツアーに参加することをおすすめします。旅行会社が主催するハイキングツアーはバリエーションが豊富で選択肢も広がります。不安も解消できて一人でも気兼ねなく参加できるのもメリットです。

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万が一の事故が不安です。

ハイキングは野外で活動しますので危険がまったくないとはいえませんが、自然の中で非日常的な体験をしたり、素晴らしい景色を眺めながら歩くことは大いに魅力を感じることでしょう。リスクを100%回避することはできませんが、リスクの種を見つけて事前に摘み取っておく努力は必要です。ハイキング保険もありますので入っておくこともおすすめします。しっかりと計画を立て出かけましょう。

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回答者

中田 岳(日本山岳ガイド協会認定登山ガイド)

プロフィール

1963年生まれ。40歳代半ばから本格的に登山を始め、2011年に日本山岳ガイド協会認定登山ガイド資格を取得。日本百名山を中心に、日帰り、山小屋泊、テント泊、雪山、トレラン、ロングトレイルなど、様々なスタイルで登山を楽しんでいます。日赤救急法救急員。

充実したラインナップのハイキングツアーをご紹介しております。ご希望に応じてツアーのアレンジも可能。
この他にもハイキングに関する疑問や質問にスペシャリストがお答えしますのでお気軽にお問い合わせください。

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