Intermediate
幅広いコースと四季を通じて楽しめる中級者のハイキング
FEATURE
ハイキング中級者とは、よく整備された遊歩道や登山道、雪上のハイキングなど、幅広いコースを四季を通じて楽しむことができるレベルです。ハイキングにおける知識と経験を有し高低差が300m~500m程度のコースを歩くことができます。
ステップ1
中級者向きのコースは歩行時間が3~5時間程度、高低差が300m~500m程度のコースです。登山道を歩く場合もあります。目的地を選ぶ選択肢は広がり、標高が高い場所で、夏の高山植物や秋の紅葉、冬の樹氷などを見るコースを選ぶこともできます。
ステップ2
中級者は目的地の選択範囲が広がります。初級者と一緒に難易度の低いルートを楽しむこともでき、上級者に同行して難易度の高いルートにチャレンジすることもできます。
ステップ3
同じ目的地でも季節によって難易度が変わります。中級者は積雪のある時期や雪が残るルートを選んでも良いでしょう。コースに適した服装や持ち物・装備を準備して出かけましょう。
POINT
安全にハイキングを楽しむための中級者レベル向けの注意点をご紹介いたします。
注意点1
中級者は自身で計画を立てることができます。ハイキングには日頃の体力づくりと体調管理も重要なポイントです。自分自身の体力に合わせた目的地とルートで無理のない計画を心がけましょう。はじめての方向けの目的地、ルートであっても計画は入念にしてください。トラブルが起きた場合の計画変更や雨天の場合には中止するなどの対応も想定することを忘れずに。
注意点2
中級者は幅広いコースを選んで選ぶことができます。季節やコースに合わせた服装や、シューズ、ザック(リュックサック・バックパック)、レインウェア・雨具など、必要な持ち物・装備を準備しましょう。
注意点3
ハイキングだからと侮ってはいけません。万が一、怪我や病気、道迷いを起こしてしまったら、自力では戻れないこともあります。出発前には家族や知人に行先や行動予定を伝えておきましょう。登山ルートであれば登山届を提出しておく必要があります。
RECOMMEND
中級者が楽しめるコースをご紹介します。
おすすめコース1
熊野古道とは熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)の参詣道です。熊野古道には伊勢神宮から歩く伊勢路、田辺市から続く中辺路と大辺路、高野山と結ぶ小辺路、京都・大阪と熊野を結ぶ紀伊路、吉野から続く修験道・大峯奥駈道の6つのルートがあります。大雲取越(おおぐもとりごえ)・小雲取越(こぐもとりごえ)は中辺路にある那智と熊野本宮を結ぶ難所で、その名の通り「雲の中を行くがごとき」厳しい峠道を越えるルートです。一般的には2日間で踏破します。ほとんどが山道なので登山・トレッキング用の持ち物・装備が必要です。
おすすめコース2
祖母谷温泉(ばばだにおんせん)とは、黒部峡谷のトロッコ電車の終着駅の欅平(けやきだいら)から徒歩約40分の場所にある温泉地です。登山ルートの一部でもありますが、欅平からの往復ハイキングであれば安心して歩くことができます。大自然の中の野天風呂もあり、秘境ムードたっぷりのハイキングを楽しむこともできます。
おすすめコース3
礼文島は、北海道の北部・稚内より西に約60kmにあり、人が住む島としては日本で最も北にあります。真夏でも涼しい気候により平地にも約300種類の高山植物が咲き乱れることから「花の浮島」と呼ばれています。桃岩展望台コースは礼文島の代表的なハイキングコースで、高山植物の多さは礼文島一といわれています。遊歩道は歩きやすく、見晴らしも抜群です。おすすめの時期は6~7月で、最盛期となる高山植物の花々を観賞しながらハイキングを楽しめます。
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